1. はじめに

インターネットに接続している ADSL モデム(あるいはケーブルモデム)を通過する、 外向きのトラフィックを管理する方法を提案すること、それが本文書の目的です。 問題は、上りのデータ転送に関して、ADSL ラインの多くがほぼ 128 kbps に制限されて いることです。さらに、ADSL モデム内のパケットキューが、この問題に輪をかけて います。パケットキューが飽和状態になると、それを全部掃き出すのに 2秒から 3 秒 かかることがあるのです。これは同時に、上りの帯域が飽和してしまうと、他のパケットが インターネットに出ていくのに要する時間が、最大で 3 秒にもなりうるということでも あります。これでは、telnet やマルチプレーヤゲームといったような、対話的な アプリケーションが台無しになってしまうでしょうね。

1.1. 本文書の新しいバージョン

本文書の最新版は、ワールド・ワイド・ウェブにある、 URL: http://www.tldp.org で、いつでも閲覧できます。

また、 http://www.tldp.org にある、 LDP のホームページを含めた、Linux の様々な WWW サイトや FTP サイトにも アップロードしておきます。

1.2. 電子メールによる討論用リスト

ADSL Bandwidth Management に関する質問や更新情報については、 http://jared.sonicspike.net/mailman/listinfo/adsl-qos にある、ADSL Bandwidth Management のメーリングリストに、 ぜひ参加して下さい。

1.3. 免責条項

この部分の邦訳は参考です。正式なものは英文を読んで下さい。

Neither the author nor the distributors, or any other contributor of this HOWTO are in any way responsible for physical, financial, moral or any other type of damage incurred by following the suggestions in this text.

本文書の著者とその配布元、および本 HOWTO に対する他の貢献者のいずれも、 本文書の提案内容に従った結果生じた、物理的、金銭的、道義的被害、 およびその他のどのような種類の被害に対しても、方法の如何を問わず、 一切の責任は負いません。

1.4. 著作権とライセンス

この部分の邦訳は参考です。正式なものは英文を読んで下さい。

This document is copyright 2002 by Dan Singletary, and is released under the terms of the GNU Free Documentation License, which is hereby incorporated by reference.

本文書の著作権 (c) 2002 は Dan Singletary が有しており、 GNU フリー文書利用許諾契約書 の条件下で公開します。 当該契約書はリンクを参照することにより、添付扱いとします。

1.5. フィードバックと訂正

本文書について分からないことや意見があれば、 dvsing@sonicspike.net 宛てで、著者まで遠慮なく申し出て下さい。