5. 新しいキューのテスト

新しい設定をテストする一番簡単な方法は、 優先順位の低いトラフィックで上りの伝送を飽和状態にすることです。 これは優先順位をどう設定したかによって違ってきます。 例をあげれば、telnet のトラフィックと ping のトラフィックの 優先順位を、他の高位ポート(FTPの転送に使っているもの、等々) のトラフィックより高く(fwmark を小さく)したとしましょう。 FTP のアップロードを開始して、上りの帯域を飽和させると、 ゲートウェイ(DSL ラインの他端)までにかかる ping の時間の増加が、 優先順位付きキューイングを使っていない時に比べて、 わずかなのに気づくはずです。 ping の時間が 100ms を下回るのは、設定の仕方次第では、 普通のことですが、1 秒ないし 2 秒を上回るようなら、 たぶんちゃんと動作していないことになります。