アマチュア無線家は、各国の監督機関から免許を取得し、割り当てを受けた 周波数帯を使うことで、個人的な通信や公共サービス、技術的実験といった 非商用・非営利の活動を行っています。パケット無線とは、デジタルモード での通信方法であり、ネットワークプロトコルを使ってコンピュータ間で通信 ができるようにしたものです。
この文書は元々 HAM-HOWTO の付録でしたが、付録としておくには大きくなり すぎて別個の文書となりました。 この文書では AX.25 や NET/ROM、ROSE といった Linux におけるネイティブ な機能のインストールおよび設定の方法について説明します。 設定作業の出発点として使えるような代表的な設定例もいくつか掲載していま す。
アマチュア無線プロトコルの Linux における実装はとても柔軟性に富んだも のです。 Linux オペレーティングシステムにあまり馴染みのない方にとって、設定のや り方は複雑で難しいものに思えるかも知れません。 全体がどういう仕組みになっているか理解するためには少々時間がかかること でしょう。 それに Linux についてもっと一般的なことを知っておかないと設定がとてつ もなく難しく思われることでしょう。 他の環境から Linux に乗り換えようとしているなら、Linux そのもの についても学んでください。
文書の担当者が新しくなりました。
DocBook SGML フォーマットに変換しました。タブ形式の表の多くをテーブル を使うように変更しました。
GNU FDL でリリースするようにしました。
Baycom, YAM, 6PACK, ユーザーモード soundmodem といった新しいドライバー の情報を追加しました。
APRS の章を追加しました。
この文書が最後に更新された 1997 年以降の様々な変化を反映するようにしま した。 でもまだ多くの誤りや賞味期限切れの情報が残っていることでしょう。
この文書の最新版を手に入れるのにもっとも適した場所は Linux Documentation Project のアーカイブです。 Linux Documentation Projectではウェブサーバーを運営しており、この文書 も『AX25-HOWTO』として掲載されています。 また Linux Documentation Project 以下のリンクから様々な形式でこの文書を取り出すことも可 能です。
私自身に連絡をとっていただいても構いませんが、私は最新版を LDP の HOWTO 担当者に渡すようにしています。 なので LDP に新しいバージョンがなければ、私がまだそれを書き上げていない ということだと思います。
多くの関連文書があります。Linux のネットワーク全般をもっと広く 解説した文書がたくさんあるので、そうした文書を読むことを強く おすすめします。実際に役に立つだけでなく、状況に応じた設定を する上で深い洞察を与えてくれるでしょう。以下に列記します。
Note: (訳注) 上記文書の日本語訳については JF Project のサイトをご覧くだ さい。
ひょっとしたら Linux HAM HOWTO のことが頭に浮かんだかも知れませんね。 この文書はもう廃版となっており、その役目を Hamsoft Linux Ham Radio Applications and Utilities Database に譲りました。 Linux についてのもっと一般的な情報は他の HOWTO 文書を参照するとよいでしょう。