18. AX.25 のコールサインをユーザー名に関連づける

コールサインを実際の Linux でのユーザーアカウントに関連づけることが望 ましい場面は多々あります。 例えば複数のアマチュア無線局が同一の Linux マシンを共有している状況で、 他の局への接続に自分自身のコールサインを使いたい、というような場合など です。 他にも、あなたのマシンの PMS ユーザーが他の特定のユーザーに話かけたい とき、などが挙げられます。

AX.25 ソフトウェアには Linux のユーザーアカウントをコールサインに関連 づける機能が備わっています。 これについては既に PMS の章でも触れましたが、ここで間違いのないよう詳 しく説明することにしましょう。

関連づけは axparms コマンドで行います。 例えば、こんな風です。

# axparms -assoc vk2ktj terry

このコマンドでは AX.25 のコールサイン vk2ktj をユー ザー terry に関連づけています。 例えば、pmsvk2ktj 宛に送ら れたメールは全てアカウント terry に送られることにな ります。

再起動時にも、この関連づけが有効になるよう rc ファ イルに記述しておきましょう。

root アカウントについて関連づけを行わないよう 注意してください。 他のプログラムで問題の発生することがあります。