次のページ 前のページ 目次へ

6. 一般プログラムの問題

考慮する価値のある問題の多くは、アクセス(利用)しやすくするようにソフトを 設計する時とよい設計をしようとする時とは同じであるということです。

6.1 マルチインターフェースの供給を容易にするために

もしソフトがグラフィカルインターフェースで使えず、視覚的に不便である 場合や、ライン向き(line oriented)のインターフェースを通してしか使えず そのためタイプ入力に不具合がある場合。 通常のXポインタ(一般にはマウス)の使用と同じようにキーボードショートカット を使います。あなたのアプリケーションで、ユーザーがキープレスできるように します。

6.2 ソフトウエアの設定をできるようにする

もしフォントの変更が容易なら、読めるように変更できます。 色の変更ができるなら、カラーブラインド(色盲)ユーザーも使えるようにできます。 もしフォントの変更ができれば、視覚的障害者(弱視など)がはあなたのソフトウェア を便利であると感じるでしょう。

6.3 ユーザーでソフトのテストをする

もし多くの人があなたのソフトウェアを使っていて、いろいろなアクセスの 問題があれば特定の問題をポイントアップしたくなるでしょう。 明らかにこれは全ての人にとっては実際的なことではありませんが フィードバックをつねに聞くことができます。

6.4 出力の区別

可能なら、プログラムの各パートがなんであるかはっきりさせます。 エラーメッセージは特定のやりかたで区別できるようにフォーマットします。 また、X環境下では各ウィンドウが名前を持っていることを確認します。その結果 スクリーンリーダソフトはそれを区別できるのです。

6.5 ライセンスについて

Linuxのソフトウェアは(キープログラムにはありませんが)「非商用的な使用」 といったライセンスを持っているものもあります。これは個人の仕事のために ソフトウェアを使い始めるといった人にはよくないことです。できるだけ 別な方法で仕事に使えるようにしたほうがよいでしょう。 これは金融や他の人への依存からユーザーを自由にすることができます。 ソフトウェアの作者は異義を唱えたがりますが、このことは商用的条件の変更 (ある会社は権利を買っています)や仕事に使う人びとからの拒絶(多くの会社は ライセンスについて病的なほどに気を使っています)など、どちらに対しても 非難されることです。 できるだけこのような種類のライセンスは避けたほうがよいでしょう。 ソフトウェアを商用的な乱用から守ることは必要に応じてGNU Public License(GPL) やArtistic Licenseを通して行うことができます。


次のページ 前のページ 目次へ