Chapter 17. 動的ルーティング - OSPF と BGP

Table of Contents
17.1. Zebra による OSPF の設定
17.1.1. 必要条件
17.1.2. Zebra の設定
17.1.3. Zebra を実行する
17.2. Zebra による BGP4 の設定
17.2.1. ネットワーク図 (例)
17.2.2. 設定 (例)
17.2.3. 設定の確認

ネットワークが本当に大きくなり始めたり、 またこれを「インターネット」と考える必要が生じてきたら、 データを動的にルーティングするツールが必要です。 サイト同士はたいてい複数の経路でつながっており、 またたくさんの経路が常に生まれています。

インターネットはほぼ OSPF (RFC 2328) と BGP4 (RFC 1771) で標準化されています。Linux はこの両者を、 gatedzebra によってサポートしています。

現在のところはこの文書の守備範囲ではありませんが、 最も信頼できる著作を示しておきます。

概論:

Cisco Systems Designing large-scale IP Internetworks

OFPF について:

Moy, John T. "OSPF. The anatomy of an Internet routing protocol" Addison Wesley. Reading, MA. 1998.

Halabi 氏も OSPF のルーティング設計に関する良いガイドを書いています。 しかしこれは Cisco の web サイトから消されてしまったようです。

BGP について:

Halabi, Bassam "Internet routing architectures" Cisco Press (New Riders Publishing). Indianapolis, IN. 1997.

また

Cisco Systems Using the Border Gateway Protocol for interdomain routing

例は Cisco 指向ですが、これらは Zebra での設定言語と大変良く似ています :-)