PKI 用語辞典

A

非対称暗号方式

この暗号方式では、秘密鍵と公開鍵の鍵ペアを使用します。 秘密鍵は秘匿し、公開鍵は広範に配布されます。

C

認証局(Certificate Authority (CA))
(CA)

デジタル証明書の発行者。デジタル証明書を所有するエンドエンティティの 同一性の確認も行う。

証明書署名要求(Certificate Signing Request (CSR))
(CSR)

証明書署名要求(CSR)は、認証局(CA)への登録に際して送信するものです。 CSR には、デジタル証明書を要求しているエンドエンティティの 公開鍵が含まれます。

Common Name (CN)
(CN)

Common Name は、例えば Saqib Ali といったエンドエンティティの名前です。 もしそのエンドエンティティがウェブサーバなら、 CN はそのウェブサーバの Fully Qualified Domain Name (FQDN) になります。

D

デジタル証明書

エンドエンティティの公開鍵+そのエンドエンティティ (公開鍵の所有者)の識別情報。その所有者(エンドエンティティ) の同一性を証明します。発行 CA により署名されます。

デジタル署名

デジタル署名は、秘密鍵を使用したメッセージダイジェストを署名 することにより作成されます。デジタル署名は、送信者の同一性と、 そのデータの完全性を保証します。

E

エンドエンティティ

PKI に参加するエンティティ。通常はサーバ、サービス、ルータ、 もしくは人です。CA はエンドエンティティではありません。 RA は CA に対するエンドエンティティです。

P

秘密鍵

秘密鍵は非対称暗号方式で使用する鍵であり、その所有者 (エンドエンティティ)により秘匿されるものです。 秘密鍵は、暗号化、復号化に使用できます。

公開鍵

公開鍵は非対称暗号方式で使用する鍵であり、広範に配布されます。 公開鍵は、暗号化、復号化に使用できます。

公開鍵基盤(Public Key Infrastructure (PKI))
(PKI)

公開鍵基盤

S

Secure Socket Layer (SSL)
(SSL)

Secure Socket Layer (SSL)は、認証(デジタル証明書)、機密性(暗号化)、 そしてデータ完全性(メッセージダイジェスト - MD5、SHA など) を提供するセキュリティプロトコルです。

対称暗号方式

この暗号方式では、メッセージは同一の鍵により暗号化、 復号化されます。n 人のユーザがこの暗号方式を採用するシステム に参加したい場合、(((n^2-n))/2) 個の鍵が必要になります。