1. はじめに

無線ネットワークや公開アクセスエリアに、許可されてないユーザがアクセス するのはとても簡単です。許可されてないユーザでも、通信を探り、 その通信から接続情報を横取りできます。許可されてないユーザが、 マシンを公開ターミナルにつなぎ、ネットワークにアクセスすることが 可能なのです。セキュリティが WEP などで整備されてきてますが、 こうしたものによるセキュリティは、AirSnort などのツールによって 破られる可能性があります。以上の問題を解決するアプローチの一つとして、 無線のセキュリティ機能に頼らず、代わりに無線ネットワークや公開 アクセスエリアの前面に認証ゲートウェイを設置し、ユーザがネットワーク を利用する前に、そのゲートウェイに認証を受けることを強制するというのが あります。この HOWTO は、Linux でこのゲートウェイを構築する方法を説明 するものです。

1.1. 著作権情報

This document is copyrighted (c) 2001 Nathan Zorn. Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is available at http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html

(日本語訳) This document is copyrighted (c) 2001 Nathan Zorn. この文書の複製、 配布、修正は、Free Software Foundation により公開されている、 GNU Free Documentation License (以下 GFDL) バージョン 1.1、 もしくはそれ以降のバージョンの元で許可されます。 ただし、この文書には GFDL で規定されている「変更不可部分」は ありませんし、また表紙テキストや裏表紙テキストなどもありません。 このライセンスのコピーは、http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html で入手可能です。

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1.2. 免責

この文書の内容に関しては、何の責任も持てません。ご自身の責任の元で、 この文書のコンセプト、例、そしてその他の内容を利用してください。 これは本文書の新版ですので、誤りや不正確な記述を含んでいる かもしれませんし、それらの誤りや不正確な記述によって、 あなたのシステムに被害を与える可能性もまた当然ながらあります。 慎重に読み進んでください。実際に何らかの被害を生ずるといった 可能性はほとんど無いはずですが、たとえそうしたことが起きて しまったとしても、著者(達)は、それについて何の責任も負いません。

特に記述がない限り、著作権はそれぞれの保有者に帰するものとします。 またこの文書中で使用される用語は、各商標の範囲に抵触しないものとします。

特定の商品名やブランド名を挙げた場合でも、 それらを推奨するものではありません。

主要なインストールを行う前にご利用のシステムのバックアップを取り、 そしてバックアップを定期的に行うことを強くお勧めします。

1.3. 最新版

この文書の最新版は、 http://www.itlab.musc.edu/~nathan/authentication_gateway/ にあります。関連する HOWTO 文書は、 Linux Documentation Project ホームページで見つけられます。

1.4. クレジット

Jamin W. Collins

Kristin E Thomas

Logu (visolve.com)

1.5. フィードバック

この文書に関するフィードバックを、もちろん歓迎します。 あなたがたの提案や意見がなければ、この文書は存在しなかったでしょう。 追加、批評、そして批判を以下の電子メールアドレスまでお送りください: