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3. FAQ 集

3.1 アノニマス ftp

Q: ftp サイトからアノニマス ftp (anonymous ftp)を通じて、ソフトをいく つかダウンロードしたいので、テキストベースの ftp プログラムを使おうと 思います。これまで ftp をしたことがなく、ftp サーバがログインさせてく れません。ftp をするには個別のユーザネームとパスワードが必要なのですか。

A: アノニマス ftp (anonymous ftp) サービスを利用するには、引用符号をつ けないで、``anonymous'' というユーザ名と、パスワードとして e-mail アド レスを使ってログインします。あるいはユーザ名として``anonymous'' という 言葉のかわりに、``ftp'' や ``guest'' という言葉を使う ftp サイトもあり ます。

3.2 FIPS プログラム

Q: FAT32 (MS-Windows 95 や 98 で使われているような) のパーティションを 縮小して、Linux オペレーティングシステムの領域を作成するために FIPS プログラムを利用しようと考えています。 このようなことができますか。

A: 大丈夫です。しかし、そうするためには、 FIPS 1.5c のような少なくとも最新の FIPS が必要でしょう。 FIPS のオフィシャルサイトは次のところです。 http://www.igd.fhg.de/~aschaefe/fips/から アノニマス ftp で最新版の FIPS を入手できます。

3.3 パーティション構成の再構築

Q: ハードドライブのパーティション構成を再構築するため DOS の Fdisk ユー ティリティを使っています。 ``ラージディスクサポートを可能にする''かど うかについて、どのように対処すべきでしょうか。

A: その質問は、あなたがDOS あるいは Windows パーティションで、 FAT32 を使うか、FAT16 ファイルシステムを使うかどうかによって決めるべきことで す。Linux は両方のファイルシステムと共存します。 Linux パーティション から FAT32 ファイルシステムを見るためには、少なくとも2.0.35 以降のカー ネルが必要です。

3.4 FAT32 のパーティショ ンをまだ見ることができません

Q: カーネルを 2.0.35 にアップグレードしていますが、FAT32 のパーティショ ンをまだ見ることができません。どこが悪いのでしょうか。

A: お使いの /etc/fstab ファイルに DOS パーティションの登録をしなければいけ ません。たとえば、次のような行を加えましょう。

/dev/hda1  /dos  vfat  auto,user,rw  0 0

この行があれば、/dos というディレクトリに DOS パーティションをマウント するために、``umount -a;mount -a'' のようなコマンドを使うことができます。

3.5 CD から起動しません

Q:CD-ROM から Linux をインストールしようとしています。ハードディスクに Linux のための領域を作成し、CD-ROM ドライブに Linux CD を入れ、再起動 しても CD から起動しません。

A: お使いの BIOS(Basic I/O System)を CD-ROM から起動できるように変更し なければいけません。そうすれば、起動順序は、ハードドライブやフロッ ピードライブのような他のデバイスからのかわりに CD-ROM からコンピュータ を起動できるようになります。ほとんどのシステムで BIOS の設定するには、 コンピュータが起動した後、すぐにキーを入力することでアクセスできます。 必要なキーはシステムごとにいろいろありますが、典型的なキーは<del>や <f2>、あるいは<ctrl>-<esc>を使います。

3.6 LILO について

Q: インストールはうまくできたのですが、再起動すると、LI で止まるか 0 と 1 の数字の羅列になってしまいます。

A: お使いのマシンが少々古い型のものであり、IDE (または EIDE) ドライブ をお使いなら、ディスクスペースの 512MB 以下であることを意味するシリン ダー数1023 以下に、root パーティションをインストールしなければいけませ ん。SCSI ディスク上では root パーティションは約 1 GB 以内に含まれなけ ればならないということです。お使いのマシンがかなり新しいもので BIOS を サポートしているなら、BIOS の設定で LBA モードを可能にすればこの問題を 回避できるでしょう。

注:512MB の制限があったのはかなり古い(486マシンの頃)になります。 少し前のマシンでは 8GB の制限になります。 さらに詳しい情報は、 Large Disk HOWTO を参考にしてください。 http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Large-Disk-HOWTO.html

3.7 シャットダウンについて

Q: システムにログインしログアウトできますが、シャットダウンや再起動はど のようにしたらよいのですか。

A: さまざまな方法があります。 もっとも一般的な方法は root でログインし、 シャットダウンするには、

 ``/sbin/shutdown -h now''
または、
 ``/sbin/halt''
を使います。
再起動するには、
 ``/sbin/shutdown -r now''
 ``/sbin/reboot''
を使います。
テキストベースのコンソールで使っているシステムの場合は、 システムを再起動するには、 <ctrl><alt><del>キーを同時に押します。

3.8 APM オプション

Q: ``halt'' コマンドでシステムをシャットダウンしています。 そのとき、``System Halted'' というメッセージが表示されますが、 私のコンピュータはなぜそこで停止したままの状態になるのでしょう。

A: シャットダウンで電源を落したいなら、APM オプションで適切な項目を選 択し、その仕様のサポートを可能にするため、カーネルの再構築をしなければい けません。

3.9 X ウィンドウシステム

Q: 私の新しいビデオカードは Linux で X ウィンドウシステムをサポートするカー ドとして http://www.linux.org/ にリストされていますが、 うまく設定できません。

A: XFree86 の最新版を使って、正しい X サーバをインストールしなければいけま せん。それでもまだうまくいかないなら、X サーバとして generic SVGA を選 択して試してみるとよいでしょう。

3.10 startx コマンドを使わないで X ウィンドウシステムを起動できますか。

Q: X ウィンドウシステムをインストールし、テキストベースのコンソールか ら startx コマンドを使っています。どうすれば startx コマンドを使わない で、 常に X ウィンドウシステムを起動できますか。

A: Red Hat をお使いなら、システムにある /etc/inittab ファイルを編集します。

   id:3:initdefault:
 
   このように変更します。
 
   id:5:initdefault:
変更したら再起動しましょう。Red Hat 以外のシステムでは、5 (ランレベル) を 4 のような別の数字に変更しなくてはいけないかもしれません。ランレベ ルを選択する方法は /etc/inittab にあるコメントを読めばわかるはずです。 または、/etc/rc[2345].d へのリンクを変更しなくてはいけないかもしれませ ん。0 、1 または 6 には習慣的に割り当てられたモードがありますが、ラン レベル 2-5 は実際には決まったモードがあるわけではありません。

注:ランレベルは、たとえば Vine Linux 2.0 では、次のようになっています。
ランレベル0 システムの停止
          1 シングルユーザモード
          2 マルチユーザモード(NFS マウントなし)
          3 マルチユーザモード(通常:コンソールログイン)
          4 未使用 
          5 マルチユーザモード(通常:ディスプレイマネジャー使用)
          6 システムの再起動
お使いのディストリビューションではどのようになっているかを確かめてから 変更してください。

3.11 より大きな仮想スクリーンを使うには

Q: X ウィンドウシステムを使用していて、複数のウィンドウを開いたとき、 スクリーンのサイズが不足します。より大きな仮想スクリーンを使うにはどの ようにすればよいですか?

A: X で動作するウィンドウマネジャーのほとんどは、ページャという機能を 組み込みにしています。この機能を使えば、仮想的に画面を広く使うことがで きます。

3.12 xdm でファンクションキーを使って画面を切替えたい

Q: システム上で複数のローカルディスプレイを動かす xdm を使い、1 から 12 のファンクションキーに対して <ctrl><alt><F*> キーを押すことでバック 画面と前面画面を切替えたいのですが。

A: <ctrl><alt><F7> から<ctrl><alt><F12> のキーを押すことで 6 つの仮想 コンソールにアクセスしたいなら、/usr/X11R6/lib/X11/xdm/Xservers ファイ ルに次のような登録をします。

   :0 local /usr/X11R6/bin/X vt07 :0
   :1 local /usr/X11R6/bin/X vt08 :1
   :2 local /usr/X11R6/bin/X vt09 :2
   :3 local /usr/X11R6/bin/X vt10 :3
   :4 local /usr/X11R6/bin/X vt11 :4
   :5 local /usr/X11R6/bin/X vt12 :5
複数のディスプレイが動いている時、X はたくさんのメモリを使うように見え るので、このうちのいくつかのものだけで我慢することになるでしょう。

3.13 ビジュアルベル

Q: 私は警告音が好きではありません。ビジュアルベルを有効にして警告音を 無効するように選択したいのですが。

A: X を使っているなら、単純にコマンドプロンプトで、 `` マークなしで、 ``xset -b'' を入力すればよいです。あるいは、bash シェルをお使いなら、ロ グインするたびに音をならさないようにするには、ホームディレクトリにある .bash_profile ファイルの末尾に `` マークなしで、``xset -b 2> /dev/null'' というコマンドを加えることができます。詳細は http://www.linux.org/ にある Visual-Bell-mini-HOWTO を見てください。

3.14 リモートの Unix マシンにアクセスしたい

Q: 商用のソフトウェアがインストールされているリモートの Unix マシンに アクセスして、手もとのディスプレイ上でアプリケーションを動作させようと 思います。どうしたらよいですか。

A: まずは dip(コマンド)を使うか、その他のあなたの使える方法で、リモー トマシンに接続します。リモートマシンが grasshopper.uvw.edu という名前 で、あなたのマシンが kiwi.fruit.org だとするならば、X が動作しているあ なたの手もとのマシンのシェルプロンプトから次のように入力します。

xhost +grasshopper.uvw.edu 
接続にモデムを使ってリモートマシンに telnet するなら、インターネット上 にあるあなたのマシンの名前は、自宅での実際のマシンの名前と違っているか もしれないので、インターネット上であなたのマシンの名前を見つけるために、 あなたのリモートユーザ名を使ってリモートマシン上で手動でコマンドを使い ましょう。あなたのマシンの名前が同じであると仮定して、Korn シェル、ま たはそれと同等のもの、あるいは別のシェルを使うなら、リモートマシン上で 次のように入力しなければいけません。
export DISPLAY=kiwi.fruit.org:0.0
そして、手もとのマシンからリモートアプリケーションにアクセスする準備を しましょう。

注:dip はSLIP(シリアルポートを経由する)接続に使われるプログラムです。 詳細は、次の文書を見てください。 http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/NET-3-HOWTO.html

3.15 リモートサーバでシェルを起動したいとき

Q: リモートサーバでシェルを起動したいとき、毎回対話式にパスワードを 入力することに悩まされています。これをしなくてよいようにする方法がありますか。

A: もちろんあります。単純に次のような expect というスクリプトで、 ``remote-host''、``username''、``password'' という言葉を置き換えてやり ます。スクリプトファイルに "chmod +x name-of-script" で実行許可をつけ ておきます。リモートホストにログインしてスクリプトを呼び出してやります。

 #!/usr/bin/expect
   eval spawn telnet remote-host
   set timeout 20
   expect ogin:
   send "username\r"
   expect assword:
   send "password\r"
   sleep 2
   interact
または ktelnet プログラムを試してみるのもよいでしょう。

3.16 ftp や web サイトをミラーする

Q: ftp や web サイトをミラーする、あるいはファイルをダウンロードするた めに、ログインさえしていないことがあっても、再接続をして継続してダウンロー ドできるでしょうか。

A: wget を使いましょう。最新版は、 ftp://sunsite.auc.dk/pub/infosystems/wget/ を見てください。

3.17 1ページ上にテキストをたくさん印刷したい

Q: ASCII ファイルやマニュアルページを印刷するために lp または lpr プロ グラムを使っています。1ページ上にテキストをたくさん印刷する方法があり ますか。

A: はい、あります。ポストスクリプトファイルを印刷できるプリンタを使用 しているなら、a2ps プログラムを試してみましょう。紙のサイズに対しては -M オプション、マニュアルページを印刷する場合には -m オプションが使え ます。たとえば、xterm 上のマニュアルページをお使いのポストスクリプトに 変換するには次のように行います。

man xterm | a2ps -M Letter -m -o xterm.ps

3.18 追加している RAM をLinux に認識させるには

Q: 私は RAM の 64MB よりもたくさんメモリを積んでいますが、``free'' コマ ンドを使ってシステム上で利用しているメモリをチェックすると 64MB より少 ないメモリしか使っていません。追加している RAM をLinux に認識させるの はどのようにしたらよいですか。

A: Linux は、利用できる RAM の量を検出するために BIOS を使います。現在 ではその仕事をするために利用できる2つの独立したファンクションコール があります。Linux の 2.1.x 以前のバージョンのものでは64M を限界にして いる古い call を使っているものもあります。より新しい call (たとえば 95 や NT と Linux 2.1.x によって使用されている)では 64M より多くを返すこ とができます。この問題はLinux カーネルの次期安定版(2.2.0 リリース版)で は修正されるはずです。

したがって現在 LILO を使っているなら、/etc/lilo.conf ファイルに、 LOADLIN を使っているなら、お使いの LOADLIN ファイルの末尾に次の行を加 えてやれば、 Linux がすべてのRAM を見つけるようにできます。

  append = "mem=128M"
たとえば、これで RAM の 128 MB が可能になります。 変更を有効にするために lilo コマンドを実行し直す必要があります。 次回の起動時には、Linux はすべてのメモリを検出するでしょう。

注:「2つの独立したファンクションコール」について /usr/src/linux/arch/i386/boot/setup.Sでは AX=0xe801,INT 15(new)と AH=0x88,INT 15(old)の2つを使用しています。

3.19 rm コマンド

Q: ファイルを削除するために rm コマンドを使っています。 ファイルを復活して、その内容を回復することができますか。

A: ext2fs ファイルシステム(もっとも普通のものですが)をお使いなら、理論 的にファイルを復活する方法はありません。実際のところ、ほとんどできませ ん。データの著しい損失を防ぐためにシステムは定期的にバックアップするよ うにしなければなりません。あるいは、削除してしまう前に midnight commander をインストールし、undelf をつけてコンパイルすれば、削除したファイルを 見るために、cd undel:/dev/hda8 を使うことができます(ファイルの名前はな しでよい)。あるいは、削除されたり、上書きされるたびごとに、/tmp のよう なディレクトリにファイルを移動するシェルスクリプトを使う人もいます。 窮地に立っているなら、 役立つかもしれない Ext2fs-Undeletion mini-HOWTO を読んでください。

3.20 スクリプトファイルの実行

Q: script あるいは test と名前をつけたスクリプトファイルを動かそうとし ましたが、思わぬ結果になってしまいました。

A: script とか test という名前は、システム上での実行プログラムの名 前ですから、自作の実行プログラムにそのような名前を使うべきではありませ ん。もし思わぬことになったのなら、自作のバイナリを実行する前に、システ ムのバイナリが実行されてしまった結果なのです。

3.21 LILO プロンプトがでなくなり、 Linux を起動することができません

Q: 同じドライブ上に Linux のように windows を(再)インストールしましたが、 LILO プロンプトがでなくなり、 Linux を起動することができません。何が起 こったのですか。

A: ほとんどの場合、windows は MBR(Master Boot Record)を上書きしてしまいま すから、LILO を消してしまいます。自分でカーネルをインストー ルし、``make zdisk'' を行ったのなら、フロッピーから起動することができま す。もしそうでないなら、 http://www.toms.net/rb/ のような Linux のディストリビューション、またはその他のディストリビュー ションの boot または root フロッピーをロードして利用できます。お使い のハードドライブを再度フロッピーからブートしたくなければ、/sbin/lilo をもう一度実行するのを忘れてはいけません。 ファイルシステムをブートするのにフロッピーディスクを使用しているなら、 最初にお使いのハードドライブを ``mount /dev/hda1 /mnt'' のようにどこ かにマウントし、``/sbin/lilo''を再度実行する前に ``chroot /mnt /bin/sh'' でハードドライブを変更しなければいけません。

3.22 LILO を削除するには

Q: システムから Linux を削除しましたが、LILO がまだ残っているので DOS が起動しません。どうしたら LILO を削除することができますか。

A: DOS 5.0 のような少なくともできるだけ新しい DOS を持っているなら、 DOS のブートディスクを使って、それで起動します。DOS プロンプトで、マス ターブートレコード(MBR) からLILO を削除するために、次のように入力しま す。

fdisk /mbr

3.23 root のパスに '.' を加えたいのですが

Q: パスが通っていないところで実行コマンドを入力するときに、コマンドの 前に、 ./ をつけなくてもよいように root のパスに '.' を加えたいのです が、これはよくないことだと聞いています。なぜですか。

A: root のパスに '.' を加えるのは、セキュリティの危険を伴います。悪意 のあるユーザが次のようなコマンド文字列を含む /tmp/ls と呼ばれるファイ ルを作り、root になったあなたが /tmp にはいり、そこで何かファイルを見 ようとする場合のことを想像してみましょう。

# Caution: This script removes everything from the Linux file system.
   cat /tmp/ls
   rm -Rf /
'.' が /bin より前のroot のパスに置かれていると、シェルプロンプトで ls と入力すると、ls の代わりに悪意のあるコマンドが実行されてしまいます。 あるいは、悪意のあるコマンドが mroe, ls-l, caat, lss のような、root の 作業での入力ミスに似たものになっていると、たとえ . が、root のパスの最 後に置かれていても実行されてしまうのです。結局、悪意のあるコマンドは隠 れた場所に /bin/bash をコピーするように設定してあったり、suid ( -rws---r-x )にコピーのファイル属性を変更したりするように設定されるかも しれません。そうすると誰でも隠れてコピーを実行できる root 権限を持って しまいます。

注: /tmp は、 各種の作業ファイルなどを一時的に保存するためのディレクトリです。

3.24 自作のスクリプトやプログラムを実行できません

Q: 自作のスクリプトやプログラムを実行できません。ls -l でファイルを表示 すると、正しいパーミッションになっています。

 ls -l mumble
   -rwxrw-r--   1 me      user          104 Feb 14 15:46 mumble
しかし、コマンドプロンプトで mumble と入力すると、次のように返ってきます。
   bash: mumble: command not found

A: たいていの場合、たぶんカレントディレクトリ(CWD)がパスに入っていない からです。そのような状態でもっともよいのはスクリプトやプログラムの名前 に続けて、スクリプトやプログラムにフルパスを入力することです。共有しな いで自分だけがディレクトリのなかで動かすなら、カレントディレクトリを含 むように PATH 変数を編集するか、あるいは ~/bin のようにホームディレク トリのなかの bin というディレクトリに自分専用の実行ファイルを置いて、 自分専用パスを通してもよいです。シェルプロンプトで echo $PATH と入力すれば、 あなたの専用のパスを確認できます。

   echo $PATH
   /usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/X11R6/bin:/home/me/bin

3.25 root で、私の Linux マシンにtelnetできない

Q: root で、私の Linux マシンにtelnet や rsh ができないのですか。

A: これはあなたを防御するためのセキュリティの仕様です。悪意を持ったユー ザがシステムに侵入し root として何かをするには、有効な root のパスワー ドと同時にユーザパスーワードを知らなければいけないのです。ユーザでログ インし、su コマンドを使い、root になります。root パスワードを見ること からすべての人を防ぐため、あなたのセッションを暗号化するssh コマンド (インストールしてあれば)を使うのはよりよいことです。お使いのネットワーク がすべてローカル(あなたはシリアルポートに接続したターミナルだけを使っ ている)なら、/etc/securettyを編集して、安全だと考えられる(シリアル)ポー トを rootのログイン用に追加します。

3.26 root ではなぜ ftp ができないのですか

Q: root ではなぜ ftp ができないのですか。

A: これはあなたを保護する意味でセキュリティの仕様です。/etc/ftpuser に リストされたユーザでなければ、 ftp を使うことを許可されません。ftp は 一般ユーザで行います。一般ユーザでftp を行うのが普通です。

3.27 シェルスクリプトについて

Q: シェルスクリプトを作り、root に setuid し、ユーザが利用できるように しようとしています。しかし、うまくいきません。root 権限で実行すること ができません。なぜですか。

A: シェルスクリプトはよく知られたセキュリティホールです。あなたを保護 するため、カーネルは故意にスクリプトの setuid と setgid を無視します。 動かすには C や Perl で作成しましょう。

3.28 なぜ root で作業をしてはいけないのですか

Q: なぜ一般ユーザのアカウントを作らないといけないのですか。 私は自分のマシンをひとりで使っています。 なぜ root で作業をしてはいけないのですか。

A: 一般的にスーパーユーザと言われる root はシステム管理の仕事だけをし ます。通常の保護機構はこのアカウントを除外します(実際のところ UID(ユー ザ ID 番号) や GID (ユーザのグループID)はどのユーザからのスーパーユー ザでも 0 です)。そこでもしもあなたが何らかのミスをすると(たとえば、有 名なものでは"rm * myfile"のようなミスで、ワイルドカードと自分のファイ ルの間にあるスペースに注意)、システムはあなたが命令したこと、つまり、 あなたが命令したことでなくても、それをばか正直に実行するわけです。上に 示した有名なミスでは、システムはカレントディレクトリにあるすべてのファ イルを削除してしまい、存在しない'myfile'を削除できないと言うわけです。

注:UID やGID が 0 という意味は、 su になって、コマンドプロンプトで id と入力すると、次のように表示されます。

bash# id
uid=0(root) gid=0(root) groups=0(root),1(bin),2(daemon),3(sys),4(adm),5(tty),6(disk),10(wheel),11(floppy)

uid=0(root) gid=0(root) ということです。
なお、ファイルのモードについては、オンラインマニュアルで確認してください。 setuid setgid chmod chgrp umask などを調べてください。

3.29 ホスト名を使うには

Q: ダイアルアップ接続を確立できていますが、IP アドレスを使ってリモート ホストに接続すると telnet を使えますが、ホスト名を使えません。telnet と他のプログラムにホスト名を使うには何をしたらよいですか。

A: /etc/resolv.conf ファイルにネームサーバに関する登録を加えることでこ の問題を回避できます。複数のネームサーバを持っているなら、ネームサーバ の登録は先頭から末尾に向かって読むので、最初にあなたの第1の dns を置 くべきです。'search' や 'domain' の行はあなたの isp ドメインネームに したほうがよいでしょう。/etc/resolv.conf は次のようなものになるでしょ う。

   search virtual-impact.com
   domain virtual-impact.com
   nameserver 205.162.94.51
   nameserver 205.162.88.33
   nameserver 134.153.2.90

3.30 telnet を使うとき、ホストネームを全部入力したくありません

Q: telnet を使うとき、ホストネームを全部入力したくありません。 どのようにしたらこの問題を解決できますか。

A: /etc/hosts ファイルを編集し、次のような登録を加えます。

   127.0.0.1       localhost       localhost.localdomain
   134.153.1.200   riemann         riemann.math.mun.ca
   134.153.39.1    ganymede        ganymede.cs.mun.ca
   134.153.1.1     garfield        garfield.cs.mun.ca
   134.153.2.151   plato           plato.ucs.mun.ca
   129.128.88.12   vega            vega.math.ualberta.ca

3.31 ホスト情報を知りたい

Q: 私はホストにログインしています。IP アドレスとその他2、3のことにつ いてホスト情報を知りたいのですが、どのようにしたらできますか。

A: 次に示すように、host コマンドを使うことができます。

   ganymede $ host ganymede.cs.mun.ca
   ganymede.cs.mun.ca has address 134.153.39.1
   ganymede.cs.mun.ca mail is handled (pri=5) by garfield.cs.mun.ca
   ganymede $
nslookup と /sbin/ifconfig もまたこの目的に使用できます。

3.32 ``useradd'' または ``adduser'' コマンド

Q: システムにユーザが加えられたとき、ユーザのディレクトリにデフォルト ファイル類を自動的においてくれる ``useradd'' または ``adduser'' コマンドは どのようにできますか。

A: あなたの必要に合わせて、/etc/skel の下に置いてあるファイルを編集し てください。ユーザが加えられると、これらのファイルはそれぞれのホームディ レクトリごとに加えられます。

注: /etc/skel というディレクトリはディストリビューションによって違う 名称の場合がありますので、ご注意ください。

3.33 ``make menuconfig '' がカラーにならない

Q: 新しいカーネルを構築したいと思っています。 xterm で動作したときに ``make menuconfig '' がカラーにならないのはなぜですか。

A: ``make xconfig'' を使うか、もしくは terminfo ライブラリをインストールし ているなら、``export TERM=xterm-color'' またはそれに似たものを使うことが できます。terminfo ライブラリでTERM 環境変数に関する割り当て値を選ぶた めに登録を確認してください。

3.34 ウィンドウマネジャーの設定

Q: ウィンドウマネジャーの設定を読みこんで X を起動したいのですが、 うまくいきません。

A: ``startx'' または ``xinit'' で X を起動しているなら、 ``~/.xinitrc''という名前のファイルが必要です。 また xdm のようなセッショ ンマネジャーで X セッションを起動しているなら、 ``~/.xsession'' という名 前のファイルが必要です。このようなスタートアップファイルには、お使いの ウィンドウマネジャーを実行するコマンドが書かれていないといけません。ス タートアップファイルは ``chmod +x ~/.xinitrc'' または、 ``chmod +x ~/.xsession''で実行許可をつけます。 詳細な情報はお使いのウィンドウマネジャーの文書や、 /etc/X11 や/usr/X11R6/lib/X11 にあるファイルを見てください。

3.35 Linux カーネルのモジュール

Q: Linux カーネルのモジュールの部分あるいは、それらは単独に配付されて いるのですか。

A: モジュールはカーネルに付属しています。ダウンロードできる modules-x.y.z.tar.gz と呼ばれる古いパッケージが使われていたことがあり ます。これはそれ自身モジュールから成り立っていないばかりでなく、モジュー ルを扱うモジュールユーティリティが必要です。はっきりした理由でこのパッ ケージはmodutils-x.y.z.tar.gz とリネームされています。

3.36 カーネルの再構築

Q: カーネルの再構築を速く安全に行う方法がありますか?

A: 手短に説明します。 カーネルをダウンロードした後、root で次のようなコマンドを実行します。

   # mv linux-x.y.z.tar.gz /usr/src; cd /usr/src  (1) 
   # rm -f linux; tar zxpvf linux-x.y.z.tar.gz    (2)
   # mv linux linux-x.y.z; ln -s linux-x.y.z linux (3)

注:コマンドを解説しておきます。
    (1) linux-x.y.z.tar.gz を /usr/src に移動し、/usr/src に入る。
    (2) 旧版のディレクトリ./linux を削除しておく。
        したがって、前版はディレクトリ linux-2.*.* の名前で残った状態になる。 
        この状態で、linux-x.y.z.tar.gz を解凍する。
    (3) linux-x.y.z.tar.g を解凍して出来たディレクトリlinux にバージョン番号
        をつけ、linux のシンボリックリンクにする。

   # cd linux
   # make menuconfig
   # make dep
   # make clean
   # make bzImage (あるいは、"make bzdisk" でフロッピーに書き込むのがよい
                   でしょう)
   # make bzlilo (あるいは、これがうまく動かないなら、
              /usr/src/linux-2.0.x/arch/i386/boot/bzImage を
              /boot/vmlinuz としてコピーし、
              /etc/lilo.conf を編集します。そして、イメージラベルを
              /boot/vmlinuz-x.y.z に変更し、/sbin/lilo を再インストールします)
              再起動します。 (ここで、何かうまくいかないことがあれば、
              あなたが作成したディスクを使ったほうがよいかもしれません)
   # cd /usr/src/linux
   # make modules; make modules_install

注:これは make menuconfig の基本的な流れを示したものです。 linux-x.y.z のように書かれている部分はカーネルのバージョン番号です。 カーネルの再構築についてのもっと詳しい情報は次の文書を参考にしてください。

/usr/src/linux/README
The Linux Kernel HOWTO http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Kernel-HOWTO.html

また、お使いの Linux のカーネルのアップグレードや設定等については、 お使いのディストリビューションの添付マニュアルなどにしたがって 行ってください。

3.37 ホームページ

Q: ホームページを作ろうと思います。手もとの Linux マシン上で見るために、 私が web に置くファイルをどこにおけばよいですか。

A: Apache web サーバを動かしているなら、/etc/httpd/conf/srm.conf を見 てください。次のような行があるはずです。

UserDir public_html
   DirectoryIndex index.html index.shtml index.cgi

この意味は、あなたの web ファイルは ~/public_html と呼ばれるディレクト リの下に置き、http://x1.x2.x3.x4/~<your-username> で、あなたの web サ イトにユーザがアクセスしたとき最初に読まれるファイルが ~/index.html、 ~/index.shtml、または ~/index.cgi のどれかひとつでなければならないとい うことです。/etc/hosts に次のような登録(たとえば、loopback 可能として いるなら)があるなら、お使いのブラウザで http://127.0.0.1/~>your-username<とすればうまくいきます。

  127.0.0.1               localhost

もちろんすべてのファイルは正しいパーミッションを持っていなければなりま せん。とりわけ ``chmod a+x ~/public_html''と``chmod a+r index.html''に しておきます。あなたがインターネット上にいなくても、ISP にダイアルアッ プをしないで Linux マシン上のすべての web サイトを編集できます。あとで、 ページのファイル類をインターネットにアップロードできます。この方法はあ なたが web ページを編集していても、ブラウザの速度を落しません。

3.38 テキストコンソール

Q: テキストコンソールを使うときにもっと多くの行やと列を表示したいのですが、 できますか。

A: はいできます。ブートするために LILO を使っているなら、お使いの /etc/lilo.conf ファイルに VGA オプションを加えることで行えます。たとえ ば``vga=ask'' という行は、ブート時にテキストモードを選択できるようにし ます(詳細は ``man lilo.conf'' で見てください)。 /etc/lilo.conf を変更 したら、/sbin/lilo を実行するのを忘れないでください。

あるいは、 ftp://metalab.unc.edu/pub/linux/utils/console/ から アノニマス ftp で SVGATextMode プログラムを入手できます。

3.39 2台の Linux マシン

Q: 私は2台の Linux マシンを使っていますが、ネットワークを作っていま せん。1台のマシンからもう1台のマシンにデータを移すよい方法がありますか?

A: フロッピーをまとめて購入しましょう(1枚でも十分ですが)。

  $ tar cvMf /dev/fd0 <圧縮するファイルまたはディレクトリ>

フロッピーをもう1台の PC のフロッピードライブにいれて、次のようにします。

  $ tar xvMf /dev/fd0

あるいは ``-b'' オプションをつけて、それぞれのサイズの複数のファイルに 分割するために ``split'' コマンドを使うこともできます。 ``mcopy'' で DOS ファイルシステムにコピーすることもできます。それか ら別の PC にフロッピーを持っていき、ハードドライブにそれらをコピーし、 一括して``cat'' 出力で取り出すことができます。

3.40 費用をかけずに

Q: あまり費用をかけずに2つの Linux マシンでネットワークに作る方法があ りますか?

A: もっともよい方法は恐らく、パラレルポートを接続する Interlink/Laplink/Bi-Directional ケーブルを入手することです。この方法 では PLIP プロトコルを使用します。あなたの PC に約毎秒47 kB のスピードで つながるようにします。これはもちろんイーサネットカードを使う接続よりも いくぶん遅いものです。詳細は、関連する HOWTO や mini-HOWTO を見てくだ さい。

注:最近ではイーサネットカードはとても安く手に入るようになりましたから、 イーサネットカード2枚とクロスケーブルでの接続方法も検討してください。

Linux Ethernet-Howto http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Ethernet-HOWTO.html

3.41 背景にイメージファイルを置く

Q: X を動作させています。背景にイメージファイルを置く簡単な 方法がありますか。

A: ``xv'' をインストールしお使いなら、次のようにしてください。

xv -root -max -quit <absolute-path-to-image-file/image-file>
 xv -root -max -quit 絶対パスのイメージファイル名

xv は share ware ですから、qiv を試してみるとよいでしょう。 qiv は次のところから入手できます。 http://www.klografx.net/qiv/

3.42 探していることがありません

Q: Brief Linux FAQ (BLFAQ) を読みましたが、私が探していることがあり ません。どこを探したらよいですか。

A: Linux FAQ (LFAQ) やさまざまな HOWTO や mini-HOWTO を置いている http://www.linux.org/ からリンクをたどってください。 X に関連することは http://www.xfree86.org/ Linux で動くアプリケーションに興味を持って探しているなら、次のところを 見てください。 ftp://metalab.unc.edu/

この FAQ に貢献してくださったすべての人たちに感謝。 訂正や提案などは私宛にメールを送ってください。

この文書は Neil Zanella が維持管理しています。 e-mail: nzanella@ganymede.cs.mun.ca


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