筆者のLinux(UNIX)歴はたったの4ヶ月(1998年1月現在)です。それでもEmacsと Perlは大好きです。この文書を読んで、英文マニュアルも怖くなくなった人や EmacsとPerlがもっと好きになった人が出てくれば筆者としてこれ以上ない喜 びです。
Linux以前はWindows95を使っていました。Windowsでも、英和辞典はありますが、窓 が小さすぎたりするし、Emacsのような万能選手不在のため、あまりいいものはない と筆者は思います。例えば、英語のヘルプファイルを読むとき、わからない単語が 出るたびにいちいちフォーカスを英和辞典の切り替えて調べなくてはならないので は、能率が悪すぎます。マウスカーソルを合わせるだけで意味が出てくるような優 れものの存在も知っていますが、Windows98で使えるかどうかは定かではないし、値 段が高いです。諸悪の根源はプログラム間に協調性というものが無いところだと筆 者は考えています。ユーザーが自由に機能拡張することすらできないくせに全て自 分でまかなおうたって、うまくいく筈がないです。
一方、UNIXなら、Emacsという万能選手がいて、HTMLだろうが、groffだろうが、整 形された状態で辞書を引くことができます。しかも、「無料」で使えます。ちょっ とした機能拡張なら簡単にできます。Windowsの世界なら高価な市販ソフトに頼らな けらばならない局面でも、プログラム同士が仲良く(shell scriptを見てみればよく わかる)、何でもできるEmacsがあってこそ、いとも簡単に問題が解決されました。 プログラム間の協調性というものがいかに重要なのかわかるでしょう。
この文書を書くきっかけを与えてくれた、Tagami.Kさん、KURUMIさんに大変感謝し ています。Tagami.Kさんには、フリーな英和辞典データの存在と活用法を教えてい ただき、KURUMIさんには、gene95 をUNIXで使うための文書化を許可してくれました。 この2人の助けがなければ、この文書は書けませんでした。
この文書にあるプログラムやスクリプトはバージョンアップしていく予定です。 バージョンアップしたら、なるべく早く文書に反映していくつもりです。
この文書は初めて JF に出すものです。記述内容に間違いなどがあったとき、より良い情報を入手したときには筆者にメールで知らせてくれれば幸いです。 お怒りメールは出しても構いませんが、/dev/null に葬られるでしょう(笑)