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1. 最初にお読みください (README.1ST)

■FIPS v2.0

FIPS は、ハードディスクの内容を壊さずにパーティション(パーティション)を 分割するツールです。

★重要★

FIPS の利用にあたっては、取扱説明書である FIPS.DOC を *しっかりと*読んでください。FIPSは、操作しながらその利用方法が わかるタイプのソフトウェアでは*ありません*。 少なくとも、FIPS.DOC の 2, 5, 7, 8 章(訳注:この翻訳版では 2.3, 2.6, 2.8, 2.9)には目を通しておくことを強くおすすめします。もし問題が発生したときは、 4, 9, 10 章(同じく 2.5, 2,10, 2.11)と FIPS.FAQ を ご覧ください。
Muto Toshihisa氏は親切にも、それらの文書を日本語に翻訳しています。日本語 訳は、日本では NIFTY SERVE FPCUPRO LIB1 #463 から入手できます。日本のユ ーザーはこれがどういう意味か、きっとわかるでしょう。 (訳注:ここにあるものは version 1.4 です)

よく発生する問題は、デフラグメントするプログラムが、移動できないセクタを パーティションの最後に残してしまう、というものです。この点に関しては、 FIPS.DOC に詳しく述べています。そのほかの頻繁に受ける質問は、 FIPS.FAQ で答えています。

OS/2 や OnTrack Disk Manager のようなディスクドライバや、Stacker のような ディスク圧縮システムを使っている場合は、必ず SPECIAL.DOC にある関連する章 を読んでください。

以前のバージョンからの変更点は、HISTORY.TXT ファイルに列挙されています。 最新のバージョンは私の FIPS WWW ページ http://www.igd.fhg.de/~aschaefe/fips/ から入手可能です。

FIPS は、約 5 年の間公開されています。インターネット上の多くの人々によっ て利用されてきました。大きな問題は報告されていません。

しかしながら、信頼性を100% 保証することはできません。FIPS は、ハードディス クの重要なセクタを読み書きします。未発見の障害が原因となりハードディスクを 破壊するかもしれません。あくまでも自分のリスクにおいて利用してください。

データを失いたくないのであれば、FIPS を利用する前に完全なバックアップを取 ってください。(FIPS が問題なく動いた場合、少なくともバックアップを復帰する 時間は節約できます)

しかし、安全に FIPS が使えるようにできるだけの努力はしてきました。もし、 ハードディスクの状態がおかしいと思ったら、FIPS はエラーメッセージを出し て終了します。たとえ DOS がおかしいとはみなさないハードディスクであって も終了することがあります。

エラーが発生すると、簡単な説明がついたエラーメッセージを表示します。どう 対応したらよいかわからない場合は、FIPS.DOC と FIPS.FAQ を読んでください。

FIPS がどう動いているかを知りたい場合は、ファイル TECHINFO.TXT をご覧くだ さい。もし、追加したり修正したりすべき点があれば、知らせてください。

FIPS は、GNU GENERAL PUBLIC LICENSE (GPL)に基づき、フリーになっています。 ファイル COPYING を見てください。FIPS は、以下に記したすべてのファイルを 変更しないで含めるという条件のもとで、自由に再配布することができます。も し修正した場合は、GPL の条件に従わなければいけません。

FIPS のコピーライトは私が所有しています。ソースプログラムの一部を利用したい 場合は、GPL の条項に基づいて利用できます。もちろん、ソースの一部を利用した ことは知らせてほしいと思います。GPL でカバーされていない範囲のプログラム (シェアウェアあるいは商用)にソースプログラムを使いたい場合でも、たぶん許可 できると思います。ただし、この場合、まずはじめに私に連絡してください。

このアーカイブには、以下のファイルが含まれているはずです。

CALCULAT.CPP    - 新しいルート/ブートセクタのチェックの計算
CHECK.CPP       - ルート/ブートセクタのチェック
CMDL_ARG.CPP    - コマンドライン引数の評価
DISK_IO.CPP     - 低レベルのディスク I/O
FAT.CPP         - FAT に対する操作
GLOBAL.CPP      - 全体処理
HDSTRUCT.CPP    - ハードディスク特有のクラス
FIPSSPEC.CPP    - ハードディスククラスの FIPS 対応化
INPUT.CPP       - ユーザ入力
LOGDR_ST.CPP    - 論理ドライブに対する操作
MAIN.CPP        - main()
SAVE.CPP        - ルートとブートセクタの保存
HOST_OS.CPP     - OS の判定
DISK_IO.H       - 低レベルの I/O クラス
FAT.H           - FAT クラス
GLOBAL.H        - 全体の定義
HDSTRUCT.H      - ハードディスク特有のクラス
FIPSSPEC.H      - ハードディスククラスの FIPS 対応化
INPUT.H         - ユーザ入力のプロトタイプ
LOGDR_ST.H      - 論理ドライブのクラス
TYPES.H         - 型定義
HOST_OS.H       - host_os のクラス
PRIMPART.H      - プライマリパーティションのクラス
GETOPT.C        - コマンドライン解析用の簡単な UNIX getopt クローン
GETOPT.H        - GETOPT.C のプロトタイプ宣言など
VERSION.H       - FIPS のバージョン

RTYPES.H        - RESTORRB の定義ファイル
RESTORRB.C      - ルートとブートセクタを保存するプログラム
RVERSION.H      - RESTORRB のバージョン

FIPS.EXE        - FIPS の実行ファイル
RESTORRB.EXE    - RESTORRB の実行ファイル
COPYING         - GNU の GPL (ゼネラル・パブリック・ライセンス)
README.1ST      - 本ファイル
FIPS.DOC        - FIPS に関するドキュメント
SPECIAL.DOC     - OS/2, Stacker, OnTrack Disk Manager に関する特別な問題
FIPS.FAQ        - 頻繁に受ける質問とその回答
TECHINFO.TXT    - FIPS に関する技術情報
ERRORS.TXT      - FIPS のエラーメッセージの簡単な説明
HISTORY.TXT     - 改訂の履歴

もし、ファイルが不足している場合は、オリジナルのアーカイブから入手してく ださい。それでも見つからない場合は、連絡してください。

Arno Schaefer < mailto:schaefer@nacamar.de>


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