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4. Linux フィルタリングファイアウォールを設定する

4.1 最低限必要なハードウェアの条件

フィルタリングファイアウォールに高級なハードウェアは不要です。 単純なルータに毛が生えたようなもので用が足ります。

必要なものは -

  1. 486DX2 66MHz と 32 MB メモリ
  2. 250MB のハードディスク (500MB 以上がお薦めです)
  3. ネットワーク接続 (LAN カード、シリアルポート、ワイヤレス?)
  4. モニタとキーボード

【訳注: 勿論、今時こんなロースペックなハードウェアを揃えるのは却って困難です。 現時点で入手できるハードウェアのうちで安価なもので十分でしょう。 但し、安定して稼働する実績を持つものが望まれることは言うまでもありません。 また、もしも中古品を購入するつもりなら、ハードディスクのような寿命の 短いものには注意してください。 それと、このリストにはビデオカードが抜けています。 OSのインストールの際には必要と思われるフロッピーディスクドライブや CD-ROM ドライブも抜けています。ご注意を。】

システムによってはシリアルポートコンソールを使用することで、モニタと キーボードを省略することも可能です。

【訳注: シリアルコンソールのサポートはカーネル 2.2 系以降となっています。】

膨大なトラフィックを捌くプロキシサーバを必要とするなら、入手し得る限りで 最強のハードウェアスペックが必要になります。 何故なら、ユーザが接続を行う度毎にプロセスが発生するからです。 50人以上同時に接続するような場合は、以下のようなスペックが必要かと 思います -

  1. ペンティアム II と 64MB メモリ
  2. 全てのログを記録する為の 2GB のハードディスク
  3. 2つのネットワークへの接続
  4. モニタとキーボード
【訳注: この文書を翻訳している時点では、上記スペックはもう最強では ないですね。:-)】 ネットワーク接続はあらゆる種類が想定されます (NIC, ISDN, モデムの場合もあるかもしれません)。


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