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14. 付録 D:GRASS の機能を強化するつもりなら、まず目を通してください!

GRASS は まったく制限を受けないパブリック・ドメインなソース・コードと実行 形式として、ここ 10 年以上開発されてきました。パブリック・ドメインであり ながら強力なこのソフトウエアの存在に対して、当初は競争相手からの妨害もあり ましたが、それらも GRASS を上手に利用するようになりました。世評では GRASS 以外の GIS の機能強化のいくつかは、GRASS から得られた知的な刺激によって 生まれた、とされています。 企業の中には顧客に対して、ビジネスとしてパブリック・ドメインの GRASS の インストールやカスタマイズ、データベース開発など、他の付加価値をサービス として提供しました。

USA/CERL はもはやパブリック版の GRASS をサポートしていませんが、ユーザは 現在あるものを自由に利用することができます。もはや GRASS は完全に独立した ものになったのです。少なくともパブリック・ドメイン版については。

商用版の GRASS は、 http://www.las.com/grasslandにあります。 これはパブリック・ドメイン版のものをモントリオールの Logiciels et Applications Scientifiques (L.A.S)が改良したものです。現在 LAS は GRASSLAND として Sun、Linux、Windows NT 版を販売しています。LAS は Linux におけるパブ リック・ドメイン版の開発を支援し続けようとしており、自分達の開発のための 新しいアイディアとコードの情報源として利用しています。


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