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マスカレード接続する各内部マシンでは、適切な IP アドレスを設定するだけでなく、Linux マスカレードサーバと DNS サーバのゲートウェイ IP アドレスを設定する必要もあります。一般的に言って、それほど難しい作業ではありません。Linux ホストのアドレス(通常は、192.168.0.1 というアドレス)をゲートウェイアドレスとして入力するだけです。
DNS(ドメインネームサービス)には、利用できる DNS サーバであれば、どの DNS サーバを指定してもかまいません。Linux サーバの使用しているものと同じ DNS サーバを指定するのが分かりやすいでしょう。このとき、任意の「ドメインサーチ」サフィックスを追加することもできます。
内部マスカレードマシンの設定を終えたら、ネットワークサービスを起動し直すか、システムをリブートしてください。
ここでは、Linux マスカレードサーバのアドレスとして 192.168.0.1 というクラス C ネットワークアドレスを使用するものとして設定の手順を説明します。192.168.0.0 と 192.168.0.255 は、LAN に予約されている TCP/IP アドレスです。
以下のプラットフォームは、内部マスカレードマシンとして使用実績の
あるものです。
これらはマスカレードに対応した OS の一例にすぎません。
- Apple Macintosh OS(MacTCP または Open Transport 機能の動作しているもの)
- Commodore Amiga(AmiTCP または AS225 スタックの動作しているもの)
- Digital VAX Stations 3520 及び 3100 で稼動している UCX(VMS 用の TCP/IP スタックがあるもの)
- Digital Alpha/AXP で稼動する Linux/Redhat
- RS/6000 で稼動する IBM AIX
- IBM OS/2(Warp v3 を含む)
- AS/400 で稼動する IBM OS400
- Linux 1.2.x、1.3.x、2.0.x、2.1.x、2.2.x
- Microsoft DOS(NCSA Telnet パッケージを使用し、DOS Trumpet が一部機能しているもの)
- Microsoft Windows 3.1(Netmanage Chameleon パッケージを使用しているもの)
- Microsoft Windows For Workgroup 3.11(TCP/IP パッケージの動作しているもの)
- Microsoft Windows 95、OSR2、98、98SE
- Microsoft Windows NT 3.51、4.0、2000(Workstation 及び Server)
- Novell Netware 4.01 Server(TCP/IP サービスの動作しているもの)
- SCO Openserver(v3.2.4.2 及び 5)
- Sun Solaris 2.51、2.6、7
【訳注: Microsoft Windows for Workgroup 3.11 は、日本では発売
されていません。】
- あらかじめネットワークカードやアダプタドライバをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- 「コントロールパネル」から「ネットワーク」を選択します。
- 「追加」→「プロトコル」→「製造元: Microsoft(Manufacture: Microsoft)」→「プロトコル: TCP/IP プロトコル」を選択します(すでに TCP/IP プロトコルがインストールされていれば、この作業は不要です)。
- Windows95 のネットワークカードの TCP/IP 項目を選択した状態で「プロパティ」をクリックします。「IP アドレス」タブを開いて、IP アドレスを 192.168.0.x(1 < x < 255)に設定し、「サブネットマスク」を 255.255.255.0 に設定します。
- 次に、「ゲートウェイ」タブを開いて、「ゲートウェイ」に 192.168.0.1 と入力し、「追加」をクリックします。
- 「DNS の設定」タブで、自分のマシンの名前が示されている
ことを確認してから、公式なドメイン名を入力します。
自前のドメインがない場合には、利用しているインターネットプロバイダ
(ISP) のドメイン名を入力します。
次に、 Linux ホストの使用している DNS サーバ (通常は、
/etc/resolv.conf
で指定されている DNS サーバ) をすべて追加します。
こうした DNS サーバには、あなたの Linux マスカレードサーバ上にある
独自のキャッシングネームサーバや正式な DNS サーバを使用することも
できますが、 ISP のサーバを指定するのが普通です。
このとき、ドメインサーチサフィックスを付けることもできます。
- よく分からなければ、ほかの設定はすべてそのままにしておきます。
- すべてのダイアログボックスで「OK」をクリックして、システムを再起動します。
- Linux マシンに
ping
を打ち、ネットワーク接続をテストします。
「ファイル名を指定して実行」で、以下のように入力してください -
ping 192.168.0.1
(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ
ping
は打てません)。
ping に「応答」がない場合には、ネットワークの設定を確認してください。
- C:\Windows ディレクトリに
HOSTS
というファイルを作成しておけば、DNS サーバを使用しなくても各 LAN マシンの「ホスト名」に ping が通るようなります。C:\windows ディレクトリには HOSTS.SAM
というサンプルファイルが収められています。
【訳注: これは NT 3.x の設定方法で、UI (ダイヤログやタブ)の訳も NT 3.x
に基づくものです。NT4.0 や Windows 2000 など、その他の Windows NT 系
OS の設定も概念としては同様ですが、手順の詳細についてはOS の
マニュアルを参照してください。】
- あらかじめネットワークカードやアダプタドライバをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- 「コントロールパネル」→「ネットワーク」→「プロトコル」を選択します。
- TCP/IP サービスをまだインストールしていない場合には、「ソフトウェアの追加」メニューから TCP/IP プロトコルと関連コンポーネントを追加します。
- 「ネットワークソフトウェアとアダプタカード(Network Software and Adapter Cards)」で「組み込まれているネットワークソフトウェア(Installed Network Software)」という選択ボックスから「TCP/IP プロトコル(TCP/IP Protocol)」を選択します。
- 「TCP/IP の構成」で、適切なアダプタ(たとえば、
[1]Novell NE2000 Adapter
)を選択します。IP アドレスを 192.168.0.x(1 < x < 255)に設定し、サブネットマスクを 255.255.255.0 に、デフォルトゲートウェイを 192.168.0.1 に設定します。
- (各オプションの機能を正確に理解していない限り)以下のオプションは
有効にしないでください。
- 「DHCP 自動構成を有効にする」 - このオプションは、ネットワークで DHCP サーバを使用していない限り無効にします。
- 1つまたは複数の WINS サーバをセットアップしていない限り、
「WINS サーバ」の入力欄には何も入力しないてください。
- 「IP フォワーディングを有効にする」 -
Windows NT マシンでルーティングを行うのでなく、本当に、
-本当に- 正確に何をするのかを知らない場合には、有効にしないで
ください。
- 「DNS」をクリックし、Linux ホストの使用している DNS サーバのアドレスを入力します(このアドレスは、通常、/etc/resolv.conf にあります)。入力を終えたら「OK」をクリックします。
- 「詳細」をクリックし、「Windows 名前解決に DNS を使用する」と「LMHOSTS の参照を行う」というオプションにチェックが入っていないことを確かめます。よく分からなければ、これらのオプションは無効なままにしておきます。LMHOSTS ファイルを使用する場合、このファイルは C:\winnt\system32\drivers\etc に置かれます。
- すべてのダイアログボックスに「OK」と答えて、システムを再起動させます。
- Linux マシンに
ping
を打ってネットワーク接続をテストします。
「ファイル名を指定して実行」で、以下のように入力します -
ping 192.168.0.1
(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ
ping
は打てません)。
ping に「応答」がない場合にはネットワークの設定を確認してください。
【訳注: Microsoft Windows for Workgroup 3.11 は、日本では発売
されていません。したがって、UI 用語に正規の翻訳は存在しないのですが、
他の OS の UI 表記に合わせて、「和訳 (原文)」という形にしておきます。】
- あらかじめネットワークカードやアダプタドライバをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- TCP/IP 32b パッケージをインストールしていない場合には、インストールします。
- 「メイン(Main)」→「Windows の設定(Windows Setup)」→「ネットワークの設定(Network Setup)」と進んで「ドライバ(Drivers)」をクリックします。
- 「ネットワークドライバ(Network Drivers)」で「Microsoft TCP/IP-32 3.11b」を選択し、「設定(Setup)」をクリックします。
- 「IP アドレス(IP Address)」を 192.168.0.x(1 < x < 255)に設定し、「サブネットマスク(Subnet Mask)」を 255.255.255.0 に、「デフォルトゲートウェイ(Default Gateway)」を 192.168.0.1 に設定します。
- (各オプションの機能を正確に理解していない限り)以下のオプションは有効にしないでください。
- 「DHCP 自動構成を有効にする(Automatic DHCP Configuration)」 - このオプションは、ネットワークで DHCP サーバを使用していない限り無効にします。
- 1つまたは複数の WINS サーバをセットアップしていない限り、「WINS サーバ(WINS Server)」の入力フィールドには何も入力しないてください。
- 「DNS」をクリックし、Linux ホストの使用している DNS サーバのアドレスを入力します(このアドレスは、通常、/etc/resolv.conf にあります)。入力を終えたら、「OK」をクリックします。
- 「詳細(Advanced)」をクリックして、c:\windows にある「Windows 名前解決に DNS を使用する(Enable DNS for Windows Name Resolution)」と「LMHOSTS の参照を行う(Enable LMHOSTS lookup)」にチェックを入れます。
- すべてのダイアログボックスに「OK」と答えて、システムを再起動させます。
- Linux マシンに
ping
を打ってネットワーク接続をテストします。
「ファイル名を指定して実行(File/Run)」で、以下のように入力します -
ping 192.168.0.1
(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ
ping
は打てません)。
ping に「応答」がない場合にはネットワークの設定を確認してください。
- あらかじめネットワークカードをインストールし、適切なアダプタドライバを組み込んでカーネルをコンパイルし直しておきます。
インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- net-tools パッケージのような TCP/IP ネットワーク機能を
インストールしておきます。
- 「IPADDR」を 192.168.0.x(1 < x < 255)に設定したのち、「NETMASK」 を 255.255.255.0 に、「GATEWAY」を 192.168.0.1 に、「BROADCAST」 を 192.168.0.255 に設定します。
たとえば、Redhat Linux の場合、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
ファイルを編集するか、または「コントロールパネル」を使用することによって上記の変更が行えます。その他の UNIX システム(SunOS、BSDi、Slackware Linux、Solaris、SuSe、Debian など)では変更手順が異なります。詳細については、個々の UNIX システムのドキュメントを参照してください。
- ドメインネームサービス(DNS)とドメインサーチサフィックスを
/etc/resolv.conf
に追加します。UNIX のバージョンによっては、/etc/nsswitch.conf ファイルを編集して DNS サービスを有効にする必要があります。
/etc/networks
ファイルを更新して設定内容を反映させます。
- 適切なサービスを再始動するか、またはシステムを再起動します。
- ゲートウェイマシンへの接続をテストする為に、次に記す
ping
コマンドを発行します - ping 192.168.0.1
(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ
ping
は打てません)。
ping
に「応答」がない場合にはネットワークの設定を確認してください。
- あらかじめネットワークカードをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- 適切なパケットドライバを読み込みます。たとえば、I/O ポートが 300、IRQ が 10 に設定されている NE2000 Ethernet カードを使用する場合には、
nwpd 0x60 10 0x300
というコマンドを実行します。
- 新しいディレクトリを作成し、
pkunzip tel2308b.zip
と
入力して NCSA Telnet パッケージを展開します。
- テキストエディタで
config.tel
ファイルを開きます。
config.tel
ファイルの myip=192.168.0.x
(1 < x < 255),
netmask=255.255.255.0 と、各々設定します。
- ここでは、
hardware=packet、interrupt=10、ioaddr=60
と設定します。
- 少なくとも1台のマシン(つまり、Linux ホスト)をゲートウェイとして指定しておく必要があります。
name=default
host=yourlinuxhostname 【訳注: Linux ホストの名前を指定します。】
hostip=192.168.0.1
gateway=1
- ここで、ドメインネームサービスを指定します。
name=dns.domain.com ; hostip=123.123.123.123; nameserver=1
注 - DNS の部分は、Linux ホストが使用している DNS のアドレスに
置き換えてください。
config.tel
ファイルを保存します。
- Linux マシンに telnet して(
telnet 192.168.0.1
)、ネットワーク接続をテストします。LOGIN プロンプトが表示されない場合には、ネットワークの設定を確認してください。
- あらかじめ Ethernet アダプタのドライバをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- 「MacTCP コントロールパネル」を開きます。適切なネットワークドライバ(EtherTalk ではなく Ethernet)を選択し、「詳細(More...)」をクリックします。
- 「アドレスの取得:(Obtain Address:)」で「手動入力(Manually)」をクリックします。
- 「IP アドレス:(IP Address:)」のポップアップメニューから「クラスC(class C)」を選択します。このダイアログボックスのほかの部分は、そのままにしておきます。
- 「ドメインネームサーバ情報:(Domain Name Server Information:)」に適切なアドレスを入力します。
- 「ゲートウェイアドレス:(Gateway Address:)」に 192.168.0.1 と入力します。
- 「OK」をクリックして設定値を保存します。「MacTCP コントロールパネル」のメインウィンドウにある「IP アドレス:(IP Address:)」ボックスに Mac マシンの IP アドレス(192.168.0.x,1 < x < 255)を入力します。
- 「MacTCP コントロールパネル」を閉じます。再起動を促すダイアログボックスが現れたら、システムを再起動します。
- この時点で、Linux マシンに telnet してネットワーク接続をテストすることもできます。
MacTCP Watcher というフリーウェアプログラムを使用している場合には、「Ping」ボタンをクリックして、ポップアップしたダイアログボックスに Linux マシンのアドレス(192.168.0.1)を入力します(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ ping は打てません)。ping を打っても「応答」がない場合には、ネットワークの設定を確認してください。
- システムフォルダに
Hosts
ファイルを作成すれば、LAN 内のマシンをホスト名で参照できるようになります。このファイルは、すでにシステムフォルダに用意されています。(コメントアウトされた)サンプルエントリが含まれ、個々のニーズに合わせて修正できるようになっています。
- あらかじめ Ethernet アダプタのドライバをインストールしてしおきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- 「TCP/IP コントロールパネル」を開いて、「編集(Edit)」メニューから「利用者モード(User Mode...)」を選択します。利用者モードが少なくとも「詳しい情報も指定(Advanced)」に設定されていることを確認し、「OK」ボタンをクリックします。
- 「ファイル(File)」メニューから「設定(Configurations...)」を選択します。
「省略時設定(Default)」を選択し、「複製(Duplicate...)」ボタンをクリックします。
「設定の複製(Duplicate Configuration)」ダイアログで「IP Masq」(もしくは、特別な設定であることが分かるような名前)を入力します。すると、「デフォルトコピー(Default copy)」というようなメッセージが表示されます。「OK」ボタンをクリックして、「済み(Make Active)」ボタンをクリックします。
- 「経由先:(Connect via:)」ポップアップから「Ethernet」を選択します。
- 「設定:(Configure:)」ポップアップから適切な項目を
選択します。
どのオプションを選んでよいか分からない場合には、先程と同じ
「省略時設定(Default)」を選択し、終了してください。
私は「手動入力(Manually)」を選びました。
- 「IP アドレス:(IP Address:)」ボックスに Mac の IP アドレス(192.168.0.x、1< x < 255)を入力します。
- 「サブネットマスク:(Subnet mask:)」ボックスに 255.255.255.0 と入力します。
- 「ルータアドレス:(Router address:)」ボックスに 192.168.0.1 と入力します。
- 「ネームサーバアドレス:(Name server addr.:)」ボックスにドメインネームサーバの IP アドレスを入力します。
- 「検索パスの指定:(Implicit Search Path:)」で「自分のドメイン名(Starting domain name)」ボックスにインターネットドメインの名前(たとえば、microsoft.com)を入力します。
- 以下の操作は、必要に応じて行います。不正な値を指定すると、動作が不安定になることがあります。よく分からない場合には、ブランク、未チェック、または未選択のままにしておく方がいいかもしれません。フィールドに値が入力されている場合には、すべて削除してください。わたしの知る限り、TCP/IP ダイアログには、選択済みのカスタム Hosts ファイルの使用を無効化するような機能はないようです。もしあれば、お教えください。
ネットワークで 802.3 フレームタイプが必要とされる場合には、「802.3」にチェックを入れます。
- 「オプション(Options...)」ボタンをクリックして、TCP/IP をアクティブにします。わたしは「必要なときにだけロード(Load only when needed)」というオプションを使用しています。マシンをリブートせずに TCP/IP アプリケーションの実行と終了を何度も繰り返すような使い方をする場合、「必要なときにだけロード(Load only when needed)」オプションを使用すれば、マシンのメモリ管理に対する影響を防止または軽減できます。
このオプションにチェックを入れなかった場合、TCP/IP プロトコルスタックは、必ずロードされて、いつでも使用できる状態になります。このオプションにチェックを入れた場合、TCP/IP スタックは必要なときに自動的にロードされ、不要になるとアンロードされます。このようなロードとアンロードの繰り返しは、メモリの断片化をまねく恐れがあります。
- この時点で、Linux マシンに ping を打ってネットワーク接続をテストすることもできます。MacTCP Watcher というフリーウェアプログラムを使用している場合には、「Ping」ボタンをクリックして、ポップアップしたダイアログボックスに Linux マシンのアドレス(192.168.0.1)を入力します(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ ping は打てません)。ping を打っても「応答」がない場合には、ネットワークの設定を確認してください。
- システムフォルダに
Hosts
ファイルを作成すれば、LAN 内のマシンをホスト名で参照できるようになります。このファイルは、すでにシステムフォルダに用意されています。(コメントアウトされた)サンプルエントリが含まれ、個々のニーズに合わせて修正できるようになっています。このファイルがシステムフォルダにない場合には、MacTCP の動作しているシステムからコピーすることもできますし、自分で作成することもできます(このファイルは、RFC952 に記述されている Unix の /etc/hosts
ファイルフォーマットに準拠したものです)。ファイルを作成したら、「TCP/IP コントロールパネル」を開き、「Hosts
ファイルの選択...(Select Hosts File...)」ボタンをクリックして Hosts
ファイルを開きます。
- クローズボタンをクリックするか、「ファイル」メニューの「閉じる」または「終了」を選択してから「保存」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
- 変更内容はただちに反映されますが、システムをリブートしてもかまいません。
- あらかじめ Ethernet アダプタに適切なドライバをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
-
The Novell LanWorkPlace page から tcpip16.exe をダウンロードします。
【訳注: 上記 URI は無効です。
また、 tcpip16.exe は見つかりませんでした。
代わりに、
ftp://ftp.novell.com/pub/allupdates/tcp312.exe というのは
見つけられました。
但し、これがこの文書で記される必要なものなのかはわかりません。】
-
c:\nwclient\startnet.bat
を編集します(次に示すのは、わたしのファイルの中身です)。
SET NWLANGUAGE=ENGLISH
LH LSL.COM
LH KTC2000.COM
LH IPXODI.COM
LH tcpip
LH VLM.EXE
F:
-
c:\nwclient\net.cfg
を編集します(「Link Driver」の部分は、お使いのドライバ、たとえば、NE2000 というような値に変更してください)。
Link Driver KTC2000
Protocol IPX 0 ETHERNET_802.3
Frame ETHERNET_802.3
Frame Ethernet_II
FRAME Ethernet_802.2
NetWare DOS Requester
FIRST NETWORK DRIVE = F
USE DEFAULTS = OFF
VLM = CONN.VLM
VLM = IPXNCP.VLM
VLM = TRAN.VLM
VLM = SECURITY.VLM
VLM = NDS.VLM
VLM = BIND.VLM
VLM = NWP.VLM
VLM = FIO.VLM
VLM = GENERAL.VLM
VLM = REDIR.VLM
VLM = PRINT.VLM
VLM = NETX.VLM
Link Support
Buffers 8 1500
MemPool 4096
Protocol TCPIP
PATH SCRIPT C:\NET\SCRIPT
PATH PROFILE C:\NET\PROFILE
PATH LWP_CFG C:\NET\HSTACC
PATH TCP_CFG C:\NET\TCP
ip_address 192.168.0.xxx
ip_router 192.168.0.1
上記の「ip_address」フィールドの IP アドレスを変更して(192.168.0.x、1 < x < 255)、 c:\bin\resolv.cfg を完成させます -
SEARCH DNS HOSTS SEQUENTIAL
NAMESERVER xxx.xxx.xxx.xxx
NAMESERVER yyy.yyy.yyy.yyy
- 次に、上記の「NAMESERVER」エントリを編集して、ローカル DNS サーバの正しい IP アドレスに書き換えます。
- ゲートウェイマシンへの接続をテストする為に、次に記す
ping
コマンドを発行します - ping 192.168.0.1
(まだ LAN の接続をテストしているだけなので、LAN の外部へ
ping
は打てません)。
ping
に「応答」がない場合にはネットワークの設定を確認してください。
- あらかじめ Ethernet アダプタに適切なドライバをインストールしておきます。インストールの手順については、ネットワークカードの説明書を参照してください。
- まだ TCP/IP プロトコルをインストールしていない場合には、インストールします。
- 「プログラム/TCP/IP (LAN) / TCP/IP」 の設定を開きます。
- 「ネットワーク」で TCP/IP アドレス(192.168.0.x)を追加し、ネットマスク(255.255.255.0)を設定します。
- 「ルーティング」で「追加」をクリックします。「タイプ」を「デフォルト(default)」に設定し、「ルータのアドレス(Router Address)」フィールドに Linux マシンの IP アドレス(192.168.0.1)をタイプします。
- 「Hosts」の欄には、Linux ホストで使用している DNS (ネームサーバ)のアドレスと同じアドレスを入力します。
- 「TCP/IP コントロールパネル」を閉じます。そのあとに現れる質問には、すべて yes と答えていきます。
- システムをリブートします。
- Linux マシンに ping し、ネットワークの設定をテストします。
「OS/2 コマンドプロンプトウィンドウ」で
ping 192.168.0.1
と
入力します。
ping パケットが受信されれば、すべて OK です。
このドキュメントでは、AS/400 で稼働する OS/400(バージョン V4R1M0)での TCP/IP の設定方法については言及しません。
1) AS/400 で通信設定作業を行うには、ユーザプロファイルに *IOSYSCFG (I/O System Configuration) という特別な権限が定義されていなければなりません。ユーザプロファイルの設定内容は、DSPUSRPRF コマンドによってチェックできます。
2) GO CFGTCP コマンドをタイプして、「TCP/IP の設定」メニューを呼び出します。
3) 「オプション2(Option 2)」の「TCP/IP ルートの設定(Work with TCP/IP Routes)」を選択します。
4) 「Opt」フィールドに 1 と入力してルートを追加します。
* 「ルート先(Route Destination)」には、*DFTROUTE とタイプします。
* 「サブネットマスク(Subnet Mask)」には、*NONE とタイプします。
* 「サービスのタイプ(Type of Service)」には、*NORMAL とタイプします。
* 「次ホップ(Nex Hop)」には、ゲートウェイ(Linux マシン)のアドレスをタイプします。
他のプラットフォームでも、大体同じような流れで設定が行えるはずです。上記の各セクションを読み返して設定の流れを把握してください。ここで言及できなかったシステムでの設定方法を書いてみようと思う方は、詳細な設定手順を
ambrose@writeme.com 及び
dranch@trinnet.net までお送りください。
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