Linux/IrDA ではプログラムコードに変更を加えていましたので、 古い文書を用いた場合の混乱を避けるため、以下のことを知っておく必要があります。 いずれにせよ古い文書は使うべきではないのですが。
2.0.x カーネルでは Linux/IrDA サポートは全く別の方式 (ユーザ側だけのプログラム) を採用していましたが、これはもう Linux/IrDA プロジェクトではサポートされていません。2.1.131 以降、及び 2.2.0 以降では Linux/IrDA サポートは標準カーネルの一部になっています。
本文書での警告の一部は、以下のパラメータに関連した変更が原因になっています。 現時点では正しく直せていると思ってはいますが、私もこれらに時々悩まされました。 この新形式のものは 2.2.15/2.4.0 以降で動作します。 いつも最新のカーネルと、irda-util とドキュメントを使うべきです。 |
irda デバイスのメジャー番号が 61 から 161 に変更されています (記憶によると、60 付近も使われていたことがありました)。これ以外の、 既に使わなくなっているマイナーデバイス番号も存在していましたので、 以降の章で記載の現在のデバイス番号表を参照するようにしてください。
irmanager は廃止になりました。この機能は irattach で実現するようになっています。
モジュール名 /dev/ircomm_tty は /dev/ircomm-tty に変更になっています。 但し、他のモジュールでは名前に "-" と "_" が使われているものが混在していますので、これは混乱しやすい変更です。
デバイス名 /dev/irnine と /dev/ircomm_new は廃止になりました。
IrLPT は現在は IrCOMM で処理されます。このため、 irlpt_server を参照する処理は廃止になりました。
irda-utils 0.9.15 以降では、irattach の -s の挙動が変更になりました。このオプションは、 パラメータ 1 と共には使えなくなりました。