4. Samba

現時点の stable ツリーの Samba には LDAP サポートが含まれていません。 HEAD および TNG ブランチには含まれているはずですが、それらのブランチは まだ激しい開発の途上にあります。安定版がリリースされたときに、 その Samba の実装についてここに書くことにします。それまでは、Ignacio Coupeau による この文書 を見ておくといいでしょう。これには両ブランチでの LDAP の設定法が記述されています。

とにかく現時点では、まだ smbpasswd ファイルを使わなくてはなりません。ユーザアカウント情報の LDAP からの取得は 既に可能なのですが。(これは Samba ではなく nsswitch によって行なわれている ためです。) Samba が LDAP をサポートすれば、現在 smbpasswd ファイルと smbusers ファイルに入れてある情報を LDAP に格納することが可能になるはずです。 samba の共有を動的に LDAP で定義できるようになるかどうかについては 筆者は知りませんが、たぶん不可能だろうと思っています。