2.1. LDP

Linux Documentation Project (LDP) がスタートしたのは、初心者が、特定の 対象についての情報をすばやく見つけることができるようにするためでした。LDP に は、システム管理やネットワーク、プログラミングについての一連の文書だけで なく、個別の分野を対象として、それを使ったことがある人が書いたもっと細かい 事柄に関する文書も無数にあります。印刷について知りたいなら、Printing-HOWTO, (日本語訳) がありますし、手持ちのイーサネットカードが Linux で使えるか 知りたいときは、Ethernet HOWTO, (日本語訳) を見ればだいたい分かります。はじめの頃、こうした文書は、 テキストか HTML で書かれていましたが、そのうち、文書をもっと上手に管理する必要 が生じてきました。たとえば、 ウェブページ上で閲覧したり、CD-ROM 上からや、さらにはハンド・ヘルドの PDA 上 でテキストファイルとして読めるようにしたいといったことです。最終的に、この問題 を解決したのが、SGML でした。