「光相変化技術」は、相変化書き込みのための特殊なメディア上に、「結晶 状態」と「アモルファス状態」とを作りだし、その相違をビットデータとして 扱う技術です。このために、相変化ドライブは、エネルギーレベルの異なるレー ザーを使用して、この状態を変化させるようになっています。結晶化している 領域は、アモルファス化している領域と、読み込み用のレーザーの反射率が異 なることを利用して、ディスクからデータが読みこめるわけです。
光相変化ディスクが特別なのは、磁気ディスクや光ディスクと同じく、同心 円状のトラック・セクタ形式でフォーマットされているものの、各トラックは、 非常に高密度に並んでいるので、一枚のディスクに極めて大量のデータが記録 できるようになっている点です。(訳注:これじゃ、特別でもなんでも無いで すね。最近の HDD や MO の記録密度を考えると)CD-ROM は、音楽レコードと同じ く螺旋状のトラックを持っている点が磁気ディスクと異なる点です。光相変化 ドライブは、トラックやセクタに分割されている点では、光ディスクとの違い はありませんが、より優れた性質があります。どういうことかというと、光磁 気ディスクが廉価にはデータのオーバーライトが出来ないのに対し、光相変化 ディスクでは可能であること。また、光相変化メディアが、磁気や電荷に対し 全く影響を受けないので、極めて長寿命であることなどです。
500 ドル以下であること。(訳注:現在は、4 倍速で 30000 円程度?)
既に SCSI コントローラを持っていれば、今あるものと一緒に、もしくは予備 のディスクとして利用できるようになります。
読み書き可能な光ディスク
4 倍速で CD-ROM が読める。
Kodak の PhotoCD が読める。
メディアは 15 年の寿命がある。
SCSI-2 インターフェースである。
CD-ROM が螺旋状に記録するのと異なり、トラック/セクタ形式のフォーマッ トである。
アクセスタイム 165ms - テープより遥かに速い。
650MB の大容量メディアである。
ディスク 1 枚約 50 ドル(訳注:今は日本橋では 2600 円が普通)
ドライブと一緒に売っている SCSI コントローラが、Linux で動作するか否か は不明です。もし、その SCSI コントローラか別のコントローラが動作すること が判ったら、是非私にメールを送って下さい。
光ディスクのフォーマットは、他のディスクドライブのフォーマットと互換 性はありません。しかし、PC 用の次世代ドライブであるのに十分なチャンスが あります。
ベンダーは、UNIX をサポートするようには思えません。残念ながら、 DOS/Windows や Macintosh を対象にしているようです。
LUN ジャンパ 7 番は、AT 互換機では、OFF に設定しておく必要があります。 (訳注:原文では、どちらでもいいようになってますが、間違えると原文の ように、CD-ROM と PD を同時に使えなくなります。その代わりに、ジャンパを MAC モードにしておくと、最初に入れておいたメディアタイプのドライブとし て認識します。)