本パッケージの詳細は 6.29.2. 「Bash の構成」 を参照してください。
Bash は Bourne-Again SHell を提供します。
Bash をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/tools --without-bash-malloc
configure オプションの意味:
--without-bash-malloc
このオプションは Bash のメモリ割り当て関数 (malloc
) を利用しないことを指示します。
この関数はセグメンテーションフォールトが発生する可能性があるものとして知られています。
このオプションをオフにすることで、Bash は Glibc が提供する malloc
関数を用いるものとなり、そちらの方が安定しています。
パッケージをコンパイルします。
make
コンパイルが終了しました。 前にも述べたように、この章にて一時的ツールのテストスイートを実行することは必須ではありません。 しかしテストスイートを実行するなら、以下を実行します。
make tests
パッケージをインストールします。
make install
他のプログラム類がシェルとして sh を用いるものがあるためリンクを作ります。
ln -vs bash /tools/bin/sh
本パッケージの詳細は 6.29.2. 「Bash の構成」 を参照してください。