6.37.2. Diffutils の構成
インストールプログラム: cmp, diff, diff3, sdiff
Diffutils パッケージはファイルやディレクトリの差分を表示するプログラムを提供します。
POSIX によると diff コマンドは、設定されているロケールに従って空白文字を適切に取り扱うことが必要になります。 以下のパッチは、標準に対応していない問題を修正します。
patch -Np1 -i ../diffutils-2.8.1-i18n-1.patch
上のパッチを適用すると Diffutils は man ページ diff.1
を再生成しようとしますが、その際には現時点で存在しない help2man プログラムを呼び出そうとします。 その結果として
diff コマンドの man
ページが読めなくなってしまいます。 そこでこれを解消するために man/diff.1
ファイルのタイムスタンプを更新します。
touch man/diff.1
Diffutils をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr
パッケージをコンパイルします。
make
このパッケージにテストスイートはありません。
パッケージをインストールします。
make install