7.12. /etc/hosts ファイルの設定

ネットワークカードの準備ができたら完全修飾ドメイン名 (fully-qualified domain name; FQDN) とそのエイリアス名を決定して /etc/hosts ファイルに記述します。 記述書式は以下のとおりです。

IP_address myhost.example.org aliases

インターネットに公開されていないコンピュータである場合 (つまり登録ドメインであったり、あらかじめ IP アドレスが割り当てられていたりする場合。 普通のユーザーはこれを持ちません。) IP アドレスはプライベートネットワーク IP アドレスの範囲で指定します。 以下がそのアドレス範囲です。

Private Network Address Range      Normal Prefix
10.0.0.1 - 10.255.255.254           8
172.x.0.1 - 172.x.255.254           16
192.168.y.1 - 192.168.y.254         24

x は 16 から 31、y は 0 から 255 の範囲の数値です。

IP アドレスの例は 192.168.11.1 となります。 また FQDN の例としては lfs.example.org となります。

ネットワークカードを用いない場合でも FQDN の記述は行ってください。 特定のプログラムが動作する際に必要となることがあるからです。

以下のようにして /etc/hosts ファイルを生成します。

cat > /etc/hosts << "EOF"
# Begin /etc/hosts (network card version)

127.0.0.1 localhost
<192.168.1.1> <HOSTNAME.example.org> [alias1] [alias2 ...]

# End /etc/hosts (network card version)
EOF

<192.168.1.1><HOSTNAME.example.org> の部分は利用状況に応じて書き換えてください。 (ネットワーク管理者から IP アドレスを指定されている場合や、既存のネットワーク環境に接続する場合など。) エイリアスの記述 (alias1, alias2 ) は省略しても構いません。

ネットワークカードを設定しない場合は、以下のようにして /etc/hosts ファイルを生成します。

cat > /etc/hosts << "EOF"
# Begin /etc/hosts (no network card version)

127.0.0.1 <HOSTNAME.example.org> <HOSTNAME> localhost

# End /etc/hosts (no network card version)
EOF