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3. シンプルな設定

多くの Lilo では次のような設定ファイルを使用します。

boot = /dev/hda   # もしくはあなたの環境でのルートパーティション
delay = 100        # ディレイ(遅延)10 秒です(これぐらい余裕があれば、引数入力などができるでしょう)
vga = 0           # 省略可能。 "vga=1" を指定すると 80x50 文字表示になります
#linear           # ジオメトリーに問題があった場合、"linear" を試してみてください

image = /boot/vmlinux  # zImage ファイル
  root = /dev/hda1     # ルートパーティション
  label = Linux        # 適当な名前でも構いません
  read-only            # ルートパーティションを read-only でマウント

other = /dev/hda4   # DOS パーティションがある場合
  table = /dev/hda  # 現在のパーティションテーブル
  label = dos       # もしくはその他の素敵な :-) 名前

必要に応じて、複数の``image''や``other''セクションを指定することができま す。複数のカーネルイメージを lilo.conf に指定することは珍しくあ りません。少なくとも開発版のカーネルを追っかけている時はそうです。

3.1 大きなカーネルを扱うには

カーネルを``zImage''でコンパイルした際に、サイズが 512KB 以上になってし まった場合(2.1 以降の新しいカーネルなどでは普通のことです)、代わりに ``make bzImage''を使用して``big zImage''なカーネルをビルドする 必要があります。大きな(bzImageな)カーネルイメージをブートする為に特に 必要なことはありませんが、バージョン 18 以上の Lilo が必要です。インストー ルされている物が古い場合、Lilo パッケージをアップグレードすべきです。

3.2 その他の情報源

Lilo のドキュメントの他にも、いくつかの役立つ mini-howto があります。そ れらのうち、なんちゃら OS 用のドキュメントは ``Linux+なんちゃら OS'' といった名前になっています。これは Linux と他の OS との同居につい て扱っています。また``Multiboot-with-LILO'' では Windows ファミリーの OS と Linux を同居させる方法について説明しています。

(訳注:例えば Windows95 との同居について説明しているドキュメントは "Linux+Win95" という名前になっています)


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