次のページ 前のページ 目次へ

3. この文書の他のファイル形式

この文書は 11 の異なる文書形式名称で公開してる。- DVI, Postscript, Latex, Adobe Acrobat PDF, LyX, GNU-info, HTML, RTF(Rich Text Format), Plain-text, Unix man pages, 単一 の HTML ファイル と SGML である。

【訳注: この文書の和訳は、3種類のフォーマットで公開されている。それは、HTML, Plain-text, SGMLである。なお、この章の記述には日本語環境に当てはまらないものも多く含まれるので、 今後、URL 等については原文の記述の後に訳注として日本語の情報源を記し、 文書のコンパイル方法、アプリケーションの操作方法等については、 日本語環境での情報だけを記す。 】

文書は "SGML-Tools" と呼ばれるツールを使用して書かれており、次のところから入手可能である。- http://www.sgmltools.org 文書のソースからコンパイルするには次のコマンドで行なう。

【訳注: 日本語版 SGML-TOOL は未だ十分に日本語化されていない。 日本語版 SGML-TOOL 1.0.9 で変換生成できる形式は html と text (latex) のみである。 日本語版 SGML-TOOL 1.0.9 については JF Workshop Guidance: SGML 文書作成 http://jf.linux.or.jp/workshop/guidance-sgml.html を参照のこと。

なお、配布形式によっては日本語化された SGML ツールがパッケージとして収録されている 場合もある。Vine Linux 2.0 には最新版ではないが sgml-tools-1.0.9_jp が含まれて いて構築の必要は無かった。以下の動作確認は Vine Linux 2.0 で行ったものである。

この文書のソースをコンパイルするには、以下のようにコマンドを実行すればよい。

LaTeX 文書を単に PDF ファイルに変換するには sgml2latex (と dvips) の Postscript 出力と Acrobat distill ( http://www.adobe.com) コマンド経由で 変換する。手順は次の通り。


bash$ man sgml2latex
bash$ sgml2latex -l ja -c nippon filename.sgml
bash$ platex filename.tex
Enter file name: /usr/share/texmf/tex/latex/misc/linuxdoc-sgml.sty
Enter file name: /usr/share/texmf/tex/latex/misc/qwertz.sty
Enter file name: /usr/share/texmf/tex/latex/misc/null.sty
bash$ platex filename.tex # 目次を生成するため再度latexコンパイル
Enter file name: /usr/share/texmf/tex/latex/misc/linuxdoc-sgml.sty
Enter file name: /usr/share/texmf/tex/latex/misc/qwertz.sty
Enter file name: /usr/share/texmf/tex/latex/misc/null.sty
bash$ man dvips
bash$ dvips -o filename.ps filename.dvi
bash$ distill filename.ps # 未確認 distillは無料ではない。
bash$ man ghostscript
bash$ man ps2pdf
bash$ ps2jpdf input.ps output.pdf
bash$ acroread output.pdf &

若しくは、Ghostscript のコマンド ps2jpdf を使用する。 ps2jpdf は ps2pdf の日本語対応版である。 ps2jpdf は PostScript ファイルを Portable Document Format (PDF) に 変換している Adobe の Acrobat Distiller コマンドの殆どの機能を実現 している。 ps2jpdf は 特別に "出力デバイス" に pdfwrite を指定して Ghostscript を起動する小さなコマンドスクリプト (バッチファイル) である。ps2jpdf が使用する pdfwrite デバイスは Ghostscript をコンパイルするときの makefile に入れておく必要がある。

ps2jpdf を使うためには日本語化対応パッチを当ててコンパイルされている 必要がある (Vine 2.0 の場合 gs510j55.tar.bz2 が当てられていた)。 詳細は Ghostscript の構築についての文書を参照のこと。 (ghostscript-5.10vflib-jpdf を入手すること)。

【訳注: Vine Linux 2.0では、Vine Plus の /cm_setup ディレクトリにAdobe Acrobat Reader セットアップ用パッケージがあり、これを用いればインストールが容易になる。 】

【訳注: latexコンパイル途中のスタイルファイルのフルパス入力が面倒。 どなたかやり方を知らないでしょうか ?】

この howto 文書は次のところにある -

【訳注: JF による翻訳は以下の場所にある。】

また、この文書は次のミラーサイトにもある -

dvi 形式でこの文書を見るには、xdvi プログラムを使用する。xdvi プログラムは Redhat Linux では tetex-xdvi*.rpm パッケージにあるためコントロールパネル | アプリケーション | 印刷 | TeX メニュー ボタンを押して探すことができる。 dvi 文書は次のコマンドで読める。 【訳注: Vine Linux 2.0 なら xdvik*.rpm パッケージの中にある。】

        xdvi -geometry 80x90 howto.dvi
        man xdvi
マウスでウィンドウの大きさを変更することができる。操作するには、 矢印キー, Page Up, Page Down キーを使う。 'k'(上), 'j'(下), 'h'(左), 'l'(右), 'c'(ページ中央へ), 'n'(次ページ), 'p'(前ページ)の文字キーを使うこともできる。 上級者向けメニューとのトグルには'x'を押す。

【訳注: 訳者の環境では操作方法が原文と異なっていたので、訳者が確認した内容を記載した。】 postscript ファイルは 'gv' (ghostview) または 'ghostscript' で 読むことができる。 Vine Linux 2.0 では、 ghostscript プログラムは ghostscript*.rpm パッケージに、 gv プログラムは gv*.rpm パッケージに含まれている。 このパッケージは gnorpm を起動すれば、 Applications | Publishing の中にある。 gvプログラムは ghostscript よりも遙かにユーザーフレンドリーである。 ghostscript と gv は、OS/2、Windows 98 や NT のような別のプラットフォームでも 利用可能である。この文書をこれらのプラットフォームで見ることすらできる。

【訳注: Vine Linux 2.0 以外の ghostscript で日本語が扱えるかどうかは未確認。】

次のコマンドで postscript 文書を読める -

                gv howto.ps
                ghostscript howto.ps

Netscape Navigator, Microsoft Internet explorer, Redhat Baron Web browser 等 10 種類以上の web ブラウザを使用して HTML 形式の文書を読める。

latex 文書は、latex の X Window System 用フロントエンドである LyX を使って読むこと ができる。

【訳注: Vine Linux 2.0 では、lyxはVine Plusに含まれている。】

【訳注 lyxについては、訳者のやり方が悪いのか、表示できないタグがいろいろあった。】


次のページ 前のページ 目次へ