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7. ネットワークデバイスサポート[Network device support]

7.1 雑多な低レベルモジュール

(bsd_comp.o)[Optional BSD compressor for PPP]


Load command:
        /sbin/modprobe bsd_comp.o

        モジュールパラメータなし

        ppp.o に依存

PPP 用 SLHC 圧縮(slhc.o)[SLHC compressor for PPP]

TCP パケットの圧縮・展開ルーチン(低速シリアル回線用)です。

SLIP、PPP(ISDN-PPP も含む)プロトコルに必要です。


Load command:
        /sbin/modprobe slhc.o

        モジュールパラメータなし

Linux 用 NS8390 汎用イーサネットドライバコア(8390.o)[A general NS8390 ethernet driver core for linux.]

8390 ベースのイーサネットアダプタ用の、チップ依存コードです。これ単体 ではドライバとしての機能は持たず、ne.o、wd.o、3c503.o 等のボード 依存コードと組み合わせて使わねばなりません。


Load command:
        /sbin/modprobe 8390.o

        モジュールパラメータなし

7.2 ダミーネットドライバサポート(dummy.o)[Dummy net driver support]

本質的には、IP アドレスを変更できる、ビットバケットデバイスです。この デバイスに送信したデータは単に破棄されます。主な利用方法は、ローカルプ ログラムに対して、無効になっている SLIP アドレスを実際のアドレスだと思 わせることです。


Load command:
        /sbin/modprobe dummy.o

        モジュールパラメータなし

7.3 EQL (シリアル回線ロードバランス)サポート(eql.o)[EQL (serial line load balancing) support]

他のコンピュータへのシリアル接続が 2 つあり(ふつうモデムと電話回線がそ れぞれ 2 つ必要)、SLIP (電話回線用インターネット接続プロトコル) や PPP (SLIP の改良版) で接続されている場合、このドライバを使えば、2 つの回線 を、まとめて 1 つの倍速接続として使用できます。


Load command:
        /sbin/modprobe eql.o

        モジュールパラメータなし

7.4 フレームリレー DLCI サポート (dlci.o)[Frame relay DLCI support]

フレームリレープロトコルのサポートです。フレームリレーというは、高速で 低価格に、インターネットアクセスプロバイダに接続したり、プライベートワ イドエリアネットワークを構成したりする方法です。あなたの Linux マシンか らローカル「スイッチ(フレームリレーへのエントリーポイント)」への物理的 な単一の回線は、フレームリレーネットワークへ接続された他のコンピュータ へ、複数の論理 point-to-point 接続をすることができます。もっと一般的な プロトコルの説明は、WWW 上の http://frame-relay.indiana.edu/4000/4000index.html を参照して ください。フレームリレーを使うために必要なのは、サポートしているハード ウェア (FRAD) と net-tools パッケージに含まれているプログラムです。 Documentation/networking/framerelay.txt に説明があります。


Load command:
        /sbin/modprobe dlci.o

        モジュールパラメータなし

7.5 Sangoma S502A FRAD サポート (sdla.o)[Sangoma S502A FRAD support]

Sangoma S502A、S502E、S508 フレームリレーアクセスデバイスのドライバです。 これらはマルチプロトコルカードですが、現時点ではフレームリレー機能だけ がサポートされています。 Documentation/networking/framerelay.txt を参照してください。


Load command:
        /sbin/modprobe sdla.o

        モジュールパラメータなし

        dlci.o に依存

7.6 PLIP (パラレルポート) サポート(plip.o)[PLIP (parallel port) support]

PLIP (Parallel Line Internet Protocol) は、2 台(ごくまれに 3 台以上)の ローカルマシンを使用して、小規模なネットワークを構築するのに使われます。 パラレルポート(25 個の穴があるコネクタ[訳注:D-Sub 25bin メス])を、 「ヌルプリンタ」もしくは「Turbo Laplink[訳注:国内ではインターリンクと も呼ばれる]」ケーブルを使用して接続します。これらのケーブルは、同時に 4bit 転送できます。また、双方向パラレルポートの場合は、PLIP 専用ケーブ ルを使用すれば同時に 8bit 転送できます。これらのケーブルの結線図は drivers/net/README?.plip を参照のこと。ケーブルの最大長は 15m です。片方が DOS/Windows マシンでも、PLIP ソフトウェアが入っていれば、 うまく働きます。PLIP ソフトウェアとしては、Crynwr PLIP packet driver (http://sunsite.cnam.fr/packages/Telnet/PC/msdos/misc/pktdrvr.txt) http://sunsite.cnam.fr/packages/Telnet/PC/msdos/misc/pktdrvr.txt と winsock もしくは NCSA telnet を挙げておきます。


Load command:
        /sbin/modprobe plip.o io=0x378 irq=7

        io = 0
        irq = 0         (デフォルトでは、ポート 0x3bc に対して IRQ 5、
                                          ポート 0x378 に対して IRQ 7、
                                          ポート 0x278 に対して IRQ 2 を使用)
        (自動認識するポート: 0x278、0x378、0x3bc)

7.7 PPP (point-to-point) サポート(ppp.o)[PPP (point-to-point) support]

PPP を利用するためには、pppd と呼ばれるプログラムが必要です。pppd につ いては、Documentation/networking/ppp.txt や、 sunsite.unc.edu:/pub/Linux/docs/HOWTO にある PPP-HOWTO に書い てあります。[訳注:PPP-HOWTO の邦訳は http://jf.linux.or.jp/JF/JF.html の下にあります]


Load command:
        /sbin/modprobe ppp.o

        モジュールパラメータなし

        slhc.o に依存
        serial.o にも依存するが、自動的にはロードされないため、
        serial.o を手動でロードしなければならない。

7.8 SLIP (シリアル回線)サポート (slip.o)[SLIP (serial line) support]

SLIP (Serial Line Internet Protocol) は、電話回線やシリアルケーブル(ヌ ルモデム)を通して、インターネット通信をするために使われます。


Load command:
        /sbin/modprobe slip.o

        slip_maxdev = 256 デフォルト値。slip.h の SL_NRUNIT より。

        slhc.o に依存
        serial.o にも依存するが、自動的にはロードされないため、
        serial.o を手動でロードしなければならない。

7.9 アマチュア無線および無線ネットワークインターフェース

BAYCOM ser12、par96 kiss エミュレーションドライバ (AX.25用)(baycom.o)[BAYCOM ser12 and par96 kiss emulation driver for AX.25]

シリアルインターフェースやパラレルインターフェースに接続された、Baycom 型のシンプルなアマチュア無線モデム用のドライバです。ser12 や par96 をサ ポートしています。ドライバを設定するには、 http://www.ife.ee.ethz.ch/~sailer/ham/ham.html#lnxbay にある setbaycom ユーティリティを使います。モデムの情報については http://www.baycom.dedrivers/char/README.baycom を 参照してください。


Load command:
        /sbin/modprobe baycom.o modem=1 iobase=0x3f8 irq=4 options=1
  
        major   ドライバが使用するメジャーナンバー。デフォルトは 60。
        modem   最初のチャンネルが使用するモデムの型。
                1=ser12、2=par96/par97、その他の値は無効。
        iobase  ポートのベースアドレス。一般的は値は、ser12 は 0x3f8、
                0x2f8、0x3e8、0x2e8 で、par96/par97 は 0x378、0x278、0x3bc。
        irq     ポートの割り込み番号。一般的な値は、ser12 は 3、4 で、
                par96/par97 は 7。
        options 0=ハードウェア DCD を使用、1=ソフトウェア DCD を使用。

STRIP (Metricom starmode radio IP) (strip.o)

STRIP は MasquitoNet プロジェクト (http://mosquitonet.stanford.edu/) 用 に開発された、Metricom 無線機を使用してインターネット通信をする、無線プ ロトコルです。Metricom 無線機は、小さく、バッテリ駆動の、100kbit/秒 パ ケット無線トランシーバです。だいたいのサイズと重量は携帯電話ぐらいだと 思えばいいでしょう。(Metricom モデムと呼ばれるのを聞いたことがあるかも しれませんが、ここでは「モデム」という言葉は使いません。モデムとして使 えると思って電話回線に繋げてしまう人がいるからです。) シリアルポートが 付いている Linux マシンなら STRIP を使うことができますが、ラップトップ コンピュータを使っている人に最適ですね。


Load command:
        /sbin/modprobe strip.o

        モジュールパラメータなし

WaveLAN サポート(wavelan.o)[WaveLAN support]

これらは、イーサネットのような無線ネットワーク用のカードです。AT&T GIS と NCR WaveLAN カードがサポートされています。


Load command:
        /sbin/modprobe wavelan.o

        io = 0x390      (設定可能だが、変更はお勧めできない)
        irq = 0         (変更しても動作保証しない)

WIC 無線 IP ブリッジ(wic.o)[WIC Radio IP bridge]

WIC パラレルポート無線ブリッジのサポート


Load command:
        /sbin/modprobe wic.o

        wic0、wic1、wic2 というデバイスを、
        対応する lp? ポートに関連付けるようだ。

Z8530 SCC kiss エミュレーションドライバ(AX.25用)(scc.o)[Z8530 SCC kiss emulation driver for AX.25]

これらのカードは、他のコンピュータと接続するために、Linux マシンとアマ チュア無線機を接続するために使われます。使用したい場合は、 Documentation/networking/z8530drv.txt と HAM-HOWTO を読んでく ださい。


Load command:
        /sbin/modprobe scc.o

        モジュールパラメータなし

7.10 3COM イーサネットカード[3COM Ethernet cards]

3c501 サポート(3c501.o)[3c501 support]


Load command:
        /sbin/modprobe 3c501.o

        ip  = 0x280     I/O ベースアドレス
        irq = 5         IRQ
        (自動認識するポート:  0x280、0x300)

3c503 サポート(3c503.o)[3c503 support]


Load command:
        /sbin/modprobe 3c503.o

        io = 0          (io=0xNNN とすると文句をいわれる)
        xcvr = 0        (xcvr=1 で外部トランシーバを使用)
        (自動認識するポート:0x300、0x310、0x330、0x350、0x250、0x280、0x2A0、0x2E0)

        8390.o に依存

3c505 サポート(3c505.o)[3c505 support]


Load command:
        /sbin/modprobe 3c505.o

        io = 0x300
        irq = 0
        自動認識するポート:0x300、0x280、0x310)

3c507 サポート(3c507.o)[3c507 support]


Load command:
        /sbin/modprobe 3c507.o

        io = 0x300
        irq = 0
        自動認識するポート:0x300、0x320、0x340、0x280)

3c509/3c579 サポート(3c509.o)[3c509/3c579 support]


Load command:
        /sbin/modprobe 3c509.o

        io = 0
        irq = 0
        (モジュールロード時の自動認識は、EISA 上でしか保証できない。
        ISA の ID 認識は信頼できない!ISA バスのマシンで自動認識させる
        必要がある場合は、モジュールではなくカーネルに組み込むこと。

3c590 シリーズ「Vortex」サポート(3c59x.o)[3c590 series "Vortex" support]

次のカードがサポートされています。


Load command:
        /sbin/modprobe 3c59x.o debug=1 options=0,,12

        上の設定は次の通り。デバッグメッセージレベル:最小/
        最初のカード:10baseT/2 番目のカード:EEPROM の設定/
        3 番目のカード:100baseTx 双方向
        (注意:カードの順番は PCI BIOS によって設定される)

        メディアタイプは次のものが使える
                0       10baseT
                1       10Mbs AUI
                2       未定義
                3       10base2 (BNC)
                4       100base-TX
                5       100base-FX
                6       MII (未対応)
                7       <デフォルト設定を使用>

                8       双方向指定ビット
                8       10baseT 双方向
                12      100baseTx 双方向
                16      バスマスター有効化ビット(まだ試用版!)

        デバイスドライバ実装の詳細はソースの先頭にある

7.11 Western Digital/SMC イーサネットカード[Western Digital/SMC Ethernet cards]

WD80*3 サポート(wd.o)[WD80*3 support]


Load command:
        /sbin/modprobe wd.o

        io = 0              (io=0xNNN と指定しないと文句をいう)
        irq = 0         (IRQ。EEPROM から読み込む。古いカードは autoIRQ を使用)
        mem = 0         (0xC8000 などに共有メモリを強制割り当て)
        mem_end = 0     (メモリサイズを強制変更)
                        (例:32k WD8003EBT 用に mem=0xd0000 mem_end=0xd8000 を設定)
        (自動認識するポート:0x330、0x280、0x380、0x240)

        8390.o に依存

SMC Ultra/EtherEZ サポート(smc-ultra.o)[SMC Ultra/EtherEZ support]


Load command:
        /sbin/modprobe smc-ultra.o

        io = 0              (io=0xNNN と指定しないと文句をいう)
        irq = 0         (IRQ。EEPROM から読み込む。古いカードは autoIRQ を使用)
        (自動認識するポート:0x200、0x220、0x240、0x280、0x300、0x340、0x380)

        8390.o に依存

SMC 9194 サポート(smc9194.o)[SMC 9194 support]

SMC 9000 シリーズイーサネットカード用ドライバです。


Load command:
        /sbin/modprobe smc9194.o

        io = 0          ベースアドレス
        irq = 0         IRQ
        ifport = 0      自動認識。1 は TP、2 は AUI(もしくは 10base2)

        自動認識するポート:    0x200、0x220、0x240、0x260、0x280、0x2A0、0x2C0、0x2E0、
                                0x300、0x320、0x340、0x360、0x380、0x2A0、0x2C0、0x2E0

        デバッグレベルは smc9194.c ドライバコード中で指定

7.12 その他のイーサネットカード[Other Ethernet cards]

(at1700.o)AT1700 サポート[AT1700 support]


Load command:
        /sbin/modprobe at1700.o

        io = 0x260
        irq = 0

        (自動認識するポート:0x260、0x280、0x2A0、0x240、0x340、0x320、0x380、0x300)

Cabletron E21xx サポート(e2100.o)[Cabletron E21xx support]


Load command:
        /sbin/modprobe e2100.o

        io = 0          (io=0xNNN という形でないと文句をいう)
        mem = 0         (共有メモリの先頭(デフォルトで 0xd0000)を上書き)
        xcvr = 0        (xcvr=1 で外部トランシーバを使用)
        (自動認識するポート:0x300、0x280、0x380、0x220)

        8390.o に依存

DEPCA、DE10x、DE200、DE201、DE202、DE422 サポート(depca.o)[DEPCA, DE10x, DE200, DE201, DE202, DE422 support]


Load command:
        /sbin/modprobe depca.o

        io = 0x200
        irq = 7
        (自動認識するポート: ISA: 0x300、0x200
                             EISA: 0x0c00           )

EtherWORKS 3 (DE203、DE204、DE205) サポート(ewrk3.o)[EtherWORKS 3 (DE203, DE204, DE205) support]


Load command:
        /sbin/modprobe ewrk3.o

        io = 0x300
        irq = 5
        (モジュールでは自動認識できない!
         EISA バスでは EISA 認識する。
         ISA バスで認識するポートのは次の通り:
                0x100、0x120、0x140、0x160、0x180、0x1A0、0x1C0、
                0x200、0x220、0x240、0x260、0x280、0x2A0、0x2C0、0x2E0、
                0x300、       0x340、0x360、0x380、0x3A0、0x3C0)

EtherExpress 16 サポート(eexpress.o)[EtherExpress 16 support]


Load command:
        /sbin/modprobe eexpress.o

        io = 0x300
        irq = 0         (EEPROM から IRQ 読み込み)
        (自動認識するポート:0x300、0x270、0x320、0x340)

EtherExpressPro サポート(eepro.o)[EtherExpressPro support]


Load command:
        /sbin/modprobe eepro.o

        io = 0x200
        irq = 0
        (自動認識するポート:0x200、0x240、0x280、0x2C0、0x300、0x320、0x340、0x360)

富士通 FMV-181/182/183/184 サポート(fmv18x.o)[Fujitsu FMV-181/182/183/184 support]


Load command:
        /sbin/modprobe fmv18x.o

        io = 0x220      ベースアドレス
        irq = 0         IRQ

        自動認識するポート:0x220、0x240、0x260、0x280、0x2a0、0x2c0、0x300、0x340

HP PCLAN+ (27247B および 27252A) サポート(hp-plus.o)[HP PCLAN+ (27247B and 27252A) support]


Load command:
        /sbin/modprobe hp-plus.o

        io = 0          (io=0xNNN という形でないと文句をいう)
        irq = 0         (設定レジスタから IRQ を読み込む)
        (自動認識するポート:0x200、0x240、0x280、0x2C0、0x300、0x320、0x340)

        8390.o に依存

HP PCLAN (27245 とその他の 27xxx シリーズ) サポート(hp.o)[HP PCLAN (27245 and other 27xxx series) support]


Load command:
        /sbin/modprobe hp.o

        io = 0          (io=0xNNN という形でないと文句をいう)
        irq = 0         (autoIRQ によって、ドライバが IRQ をソフト的に選択)
        (自動認識するポート:0x300、0x320、0x340、0x280、0x2C0、0x200、0x240)

        8390.o に依存

HP 10/100VG PCLAN (ISA、EISA、PCI) サポート(hp100.o)[HP 10/100VG PCLAN (ISA, EISA, PCI) support]


Load command:
        /sbin/modprobe hp100.o
 
        hp100_port = 0 (I/O ベースアドレス)

        (EISA スロットにある場合は EISA 認識すること。
        ISA バスにある場合は、0x100 から 0x3E0 まで 0x020 刻みでテスト)

ICL EtherTeam 16i/32 サポート(eth16i.o)[ICL EtherTeam 16i/32 support]


Load command:
        /sbin/modprobe eth16i.o

        io = 0x2a0      (io=0xNNN という形でないと文句をいう)
        irq = 0         (autoIRQ によって、ドライバが IRQ をソフト的に選択)


        eth16i カードが自動認識するポート:
        0x260、0x280、0x2A0、0x240、0x340、0x320、0x380、0x300

        eth32i カードが自動認識するポート:
        0x1000、0x2000、0x3000、0x4000、0x5000、0x6000、0x7000、0x8000、
        0x9000、0xA000、0xB000、0xC000、0xD000、0xE000、0xF000

NE2000/NE1000 サポート(ne.o)[NE2000/NE1000 support]


Load command:
        /sbin/modprobe ne.o

        io = 0          (io=0xNNN と明示的に指定せねばならない)
        irq = 0         (autoIRQ を使って IRQ を設定しようとする)
        (自動認識するポート:0x300, 0x280, 0x320, 0x340, 0x360)

        8390.o に依存

NI5210 サポート(ni52.o)[NI5210 support]


Load command:
        /sbin/modprobe ni52.o
 
        io=0x360
        irq=9
        memstart=0xd0000
        memend=0xd4000

        io=0 として自動認識させないこと

7.13 EISA、VLB、PCI、ボード搭載コントローラ[EISA, VLB, PCI and on board controllers]

Ansel Communications EISA 3200 サポート(ac3200.o)[Ansel Communications EISA 3200 support]


Load command:
        /sbin/modprobe ac3200.o

        EISA ボードなので、自動認識

        8390.o に依存

Apricot Xen-II オンボードイーサネット(apricot.o)[Apricot Xen-II on board ethernet]


Load command:
        /sbin/modprobe apricot.o

        io = 0x300  (他は選択できない!)
        irq = 10

DE425、DE434、DE435、DE450、DE500 サポート(de4x5.o)[DE425, DE434, DE435, DE450, DE500 support]


Load command:
        /sbin/modprobe de4x5.o

        io = 0x000b
        irq = 10
        is_not_dec = 0
        DEC でないカードで DEC 21040/21041/21140 チップを使用している場合、
        1 に設定(EISA と PCI の認識をする)

DECchip Tulip (dc21x4x) PCI サポート(tulip.o)[DECchip Tulip (dc21x4x) PCI support]


Load command:
        /sbin/modprobe tulip.o

        Documentation/networking/tulip.txt を参照のこと

Digi Intl. RightSwitch SE-X サポート(dgrs.o)[Digi Intl. RightSwitch SE-X support]

Digi International RightSwitch SE-X EISA/PCI 用ドライバです。EISA は 4 つ、PCI は 6 つのイーサネットスイッチとネットワークインターフェースカー ドが、ひとつのボードに載っています。

各ボードの入出力パケットフィルターの設定には「dgrsfilt」というツールを 使います。

管理ツールを使えば、パフォーマンスをグラフィックで表示したり、SNMP エー ジェントの IP/IPX アドレス、IEEE スパニングツリー、エージングタイムを設 定したりできます。ドライバがロードされている状態であれば、コマンドライ ンからも設定できます。

「xrightswitch」というもっと使いやすい管理ツールもあります。


Load command:
        /sbin/modprobe dgrs.o

        debug=NNN               デバッグ表示レベル
        dma=0/1                 PCI カードの DMA 使用を禁止/解除
        spantree=0/1            IEEE スパニングツリーを禁止/解除
        hashexpire=NNN          アドレスエージングタイムの変更(デフォルトは 3000 秒)
        ipaddr=A,B,C,D          SNMP エージェント IP アドレス(例:199,86,8,221)
        ipxnet=NNN              SNMP エージェント IPX ネットワークナンバー

7.14 ポケット・ポータブルアダプタ[Pocket and portable adaptors]

D-Link DE600 ポケットアダプタサポート(de600.o)[D-Link DE600 pocket adaptor support]


Load command:
        /sbin/modprobe de600.o
 
        de600_debug = 0
        (ポート 0x378、IRQ 7 (lpt1) コンパイル時に設定)

D-Link DE620 ポケットアダプタサポート(de620.o)[D-Link DE620 pocket adaptor support]


Load command:
        /sbin/modprobe de620.o

        bnc = 0, utp = 0        メディアの強制変更
        io = 0x378              コンパイル時にも設定可能
        irq = 7

7.15 トークンリングドライバサポート[Token Ring driver support]

Tropic チップセットベースアダプタのサポート(ibmtr.o)[Tropic chipset based adaptor support]


Load command:
        /sbin/modprobe ibmtr.o io=0xa20 irq=0

        io = 0xa20      insmod では自動認識できない
        irq = 0

7.16 ARCnet サポート(arcnet.o)[ARCnet support]

/usr/src/linux/Documentation/networking/arcnet.txt にある情報 を読んでください。ARCnet のハードウェア情報 arcnet-hardware.txt も 同じ場所にあります。


Load command:
        /sbin/modprobe arcnet.o io=0x300 irq=2 shmem=0xd0000

        「device=arc1」(2 番目のカード用)や「device=eth0」
        (ちょっと気持ち悪い)とすることで、デバイスに名前を付けることができる。

        (認識時には次のアドレスを査定する。
         基本的なもの:
                0x300、0x2E0、0x2F0、0x2D0
         その他:
                0x200、0x210、0x220、0x230、0x240、0x250、0x260、0x270、
                0x280、0x290、0x2A0、0x2B0、0x2C0、
                       0x310、0x320、0x330、0x340、0x350、0x360、0x370、
                0x380、0x390、0x3A0、                     0x3E0、0x3F0  )


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