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7. コストと雑記

7.1 コスト

わたしは、リムーバブルドライブ用のディスク装置(Frame)ひとつとカートリッジ (drawer)一本で、 20 ドルかかりました。"SNT MOBILE RACK" という製品です。それ以 外のディスクについてコストはかかっていません。アップグレードしたりしているうち に、古かったり容量が小さかったりした IDE ドライブがいくつか手元にあったからで す。購入しなければならないとしても、2GB の IDE ドライブなら安価です。

7.2 雑記

  1. リムーバブルドライブをマスターにするかスレイブにするか決めたら、ケースに設置し てしまう前にジャンパピンの設定が正しいか確認すること。これを忘れると、起動時に 生じる問題がジャンパの設定ミスにあることを長時間かけて調べることになる。

  2. OS のインストールルーチンには、インストール先のドライブしか見せないこと。 Redhat は、IDE ドライブが見えると、SCSI ドライブの MBR に LILO をインストール させてくれなかった。その結果、わたしは内蔵 SCSI ドライブにインストールするため に、IDE ドライブを物理的に外すはめになった。IDE にインストールするには、BIOS 上で SCSI サポートを無効にせざるを得なかった。

  3. ある OS のインストールルーチンは、全ドライブのパーテイションを切り直し、全 データを上書きすると語るかもしれない。その言葉を信じること。

  4. IDE ケーブルは逆にも簡単に差せる。

  5. わたしがテストしたのは、IDE の master/master だけである。 master/slave でどうなるかは知らない。

  6. リムーバブルディスクのフレームを組み込むには、コンピュータのケースを開ける必要 がある。それが苦手なら、友人に助けを求めなければならない。

  7. リムーバブルディスクのディスクタイプを BIOS 上で特定したとしても、 違うタイプのディスクに差し替えるまでなら、きわめて順調に動く。そして その直後に、エラーか警告が出る。システムが起動しなくなることもある。

  8. あらかじめ、すべての計画を練っておくこと。

  9. BIOS 設定のわずかな変更で、セカンドディスクがブートディスクになる。すなわち、 緊急及び復旧用のディスクとして完全な OS が手に入るわけである。

7.3 日本語訳について

翻訳 千旦 裕司
校正 早川 仁
     山下 義之
     武井 伸光
     森本 淳
     川嶋 勤

誤訳、誤字・脱字等がありましたら、JF メーリングリスト <JF@linux.or.jp> か、訳者 <ysenda@pop01.odn.ne.jp> までご連絡ください。


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