この文書は、どうやって Mutt-i、PGP、そしてGnuPG を異なる バージョン (PGP 2.6.x と 5.x そして GnuPG) において設定するか説明し、 暗号とディジタル署名の機能を持つメールリーダをすぐ使い始められるように します。(訳注: 対象となる Mutt のバージョンは 0.95 前後です。)
この目的のためにサンプルの設定ファイルが含まれており、それを使って
始められるようになっています。性能を最大限に引き出すため、また使用する
プログラムの機能をぜんぶ使うためには、そのプログラムの添付説明文書を読み、
サンプルファイルを設定しなおす必要があります。
(訳注: 最近の Mutt には gpg.rc, pgp2.rc, pgp5.rc, pgp6.rc 等が含まれています。
新しいバージョンの Mutt を使いたいなら、PGP-Notes.txt や manual.txt 等とともに
それらの設定例を読み、この文書中で説明されているように source
コマンドで
呼び出すことができます)
さらに、Linux や他のオペレーティングシステムの多くのメールユーザエージェント が PGP/MIME に関する RFC2015 推奨基準を使わないということに起因する問題にも 言及することにします。
付属の procmail 設定例では、メールクライアントが要求に応じて公開鍵を 送ることができるようにします。
この文書は Andres Seco AndresSH@ctv.es のスペイン語の原文から翻訳され、 Jordi Mallach Perez jordi-sd@softhome.net と J.Horacio M.G. homega@ciberia.es によって 改訂および修正がなされてきました。完成したのは 1999 年の十月です。 我々は Roland Rosenfeld roland@spinnaker.de、Christophe Pernod xtof.pernod@wanadoo.fr、 Denis Alan Hainsworth denis@cs.brandeis.edu そして Angel Carrasco acarrasco@jet.es の訂正や 提案に感謝いたします。