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9. 異なる MUA やプラットフォーム間での署名/暗号化メッセージの交換

初期には、PGP 署名は署名する文章の中に含められていました。後に、署名は application/pgp という MIME タイプの中に入れられて、その添付 ファイルが署名か暗号化をされた PGP メッセージだとわかるようになりました。 そして最後には PGP/MIME 規格によって、署名をその対象となる原文から 分離させることが可能になりました。これによって、原文がまったく変更される ことがなくなり、PGP のない人がそれを (署名メッセージのみに関しては) 原文の まま、つまり冒頭や末尾に PGP の文章が付くことなく読むことができるよう になりました。

実状はといえば、ほんのいくつかのメールユーザエージェント (MUA) しか PGP/MIME 規格を使えるように PGP を組み込んでいないため、相手が PGP/MIME を 認識できないことを知っているときには旧式 PGP 署名でメッセージを送る必要が あります。

Linux で PGP/MIME 対応のメールユーザエージェントには mutt-i と pine が あります。Windows では、Eudora メールクライアントのバージョン 3.x と 4.x だけが PGP/MIME を使えます。もし他に対応しているメールユーザエージェントを ご存じならメールで (訳注: その人の理解できる原語で) お知らせください。 ここにその情報を入れることにいたします。 (訳注: かなり状況が変わっているはずです。この文書は古いです)


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