以下のような問題が多くのユーザから報告されています。
バージョン 4.5.19 のライブラリは壊れており NIS は動作しません。
ライブラリを 4.5.19 から 4.5.24 にアップグレードすると su コマンドが使えなくなります。 この場合は su コマンドを Slackware 1.2.0 から入手します。ついでに最新のライブラリも導入してしまうと良いでしょう。
NIS サーバを再起動させた際、ypbind が
yp_match: clnt_call: RPC: Unable to receive; errno = Connection refused |
libc を 5.4.20 以上の版にアップグレードすると、 YP tools が動作しなくなります。 libc >= 5.4.21 および glibc 2.x には yp-tools 1.2 が必要です。 それ以前の版の libc には yp-clients 2.2 が必要です。 yp-tools 2.x ならすべてのライブラリで動作します。
libc 5.4.21-5.4.35 の yp_maplist は壊れています。 yp-tools 1.x を用いるには 5.4.36 以降が必要です。 さもないと ypwhich などの YP プログラムは segfault してしまうはずです。
libc5 と trad-NIS は shadow パスワードの NIS での配布をサポートしていません。 libc5 + NYS または glibc 2.x を用いる必要があります。
ypcat は "shadow" マップを表示しません。これは正しい動作です。 shadow マップの名前は shadow ではなく、"shadow.byname" ですから。
Solaris は必ずしも特権ポートを用いません。従って Solaris のクライアントがある場合はパスワード mangling を用いては いけません。