8. 設定をはじめる

ゲートウェイの設定は以下４つのパートからなります：

• sendpageの設定。
• (オプション的に)ポケベルゲートウェイ用に追加するDNSエントリ。
  • 複数のIPアドレスを操作するための設定
• メッセージ送信を操作するようにsendmailの設定をする。
• WWWインターフェースの設定。

8.1 ソフトウェアの入手

ポケベルゲートウェイを設定する必要があるソフトウェア群は著者のホームページ から入手できます。

ftp://ftp.cs.unm.edu/pub/chris/paging。

現在これらのファイルを前記サイトに置いておくよう努力していますが、今後 別のサイトに置くこともあります。

8.2 sendpageの設定

sendpageはポケベルゲートウェイの重要なプログラムです。このプロジェクト を開始するにあたって、このソフトウェアを入手してコンパイルして下さい。 sendpageソフトウェア以下のFTPサイトで入手できます：

ftp://ftp.net.ohio-state.edu/pub/pagers/sendpage7a.tar.z

あるいは著者のマシン：

ftp://ftp.cs.unm.edu/pub/chris/paging/sendpage/sendpage7a.tar.z

pagingサブディレクトリを作って、ソフトウェアを集めて展開して下さい (tar zxvf)。 sendpageパッケージの設定情報、readme、installファイルを是非読んでおいて 下さい。sendmail設定の箇所は飛ばして代わりにこの文書に書かれている方法を 行って下さい。

sendpageをコンパイルするためにinstallファイルに書かれている手順に 従って下さい。編集する必要のあるsendpage.hファイルの設定について 2,3注意があります。

• 商用のremedyシステムモニターパッケージを持っていないかぎり、 "#define arsystem_notifier"行を"/*"、"*/"を使って コメントアウトしてあるか確認します。
• arsystem_notifier行に従って、定義する必要のあるLinux(POSIX)の行があります。

          #define posix_signals 
          #define posix_open
  

• モデム定義について。

          #define modem_dev "/dev/modem" 
  

  を使うことをお奨めします。 デバイスは"/dev/cua0" [com 1]、"/dev/cua1" [com 2]など。
• モデム初期化について簡単な文字列を使い代わりにNVRAM設定に します。

          #define modem_init atevxh
  

• RTS/CTSフロー制御を使います：

          #define c_flag ctrscts|hupcl
  

• DTRトグルを使います：

          #define toggle_dtr
  

興味があれば著者のFTPサイトでsendpage.cfを公開しています。

ftp://ftp.cs.unm.edu/pub/chris/paging/sendpage/sendpage.h.example

8.3 モデムの設定

著者はZyXEL 1496+を使っています(sendpageでうまく動作します)。 他のモデムについても妥当であると思います。 ポケットベル会社のモデム(sendpageでは"ポケットベルセンター(Paging Central)" とします)は私のものとは違いますが、この設定で動くかどうか試してみたいと 思います。適当な初期文字列についてはモデムのマニュアルを参照。以下は 私の設定例です：

• モデムをv.22bis 2400/1200プロトコルに設定する(自動ネゴシエーションは不可)。
• シリアルポートを1200bpsにする。

• 数字(非テキスト)は以下のように応答します：

          0  は "OK"
          5  は "CONNECT 1200"
          7  は "BUSY"