次のページ 前のページ 目次へ

5. ci(1)とco(1)

ci(1)co(1)はRCSアーカイブのファイルをチェックする コマンドです。ci(1)コマンドはアーカイブのin と out 両方を チェックするのにも使われます。簡単なコマンドフォームでは、ci(1)co(1)は作業ファイルの名前だけを指定します:

        ci (作業ファイル名)
そして
        co (作業ファイル名)
コマンドフォーム
        ci -l (作業ファイル名)
はロック可能なファイルをチェックインされ、
        co -l (作業ファイル名)
自動的に実行されます。つまりci -lは ロック可能のファイルをもう一度チェックします (訳注:-lオプションはチェックインした後、またすぐにロックして取り出す ためのオプションです)。
訳注:co における -l オプションはロックして取り出すことを意味します。
   ロックすると 次に自分が(作業ファイル)をチェックインするまで他人は
   (作業ファイル)をロックできなくなります。

        ci -u (作業ファイル名)
これはアーカイブ中のファイルをチェックします。そしてロック不可も チェックします。全ての場合においてログメッセージで表示されます。

RCSアーカイブがないとci(1)はアーカイブも作ります。

リビジョンを特定しない場合はci(1)はアーカイブのロックされた 最新リビージョンのバージョンを増やし、改訂された作業ファイルに追加 します。またすでにあるブランチ(branch)のリビージョンを特定すると、すでにある リビージョンよりも高い番号を付けます。

訳注:変更されているとci コマンドは変更分の差分を取り、新しい
      リビジョンへのコメント入力を求めます。コメントを入力す
      ると、新しいリビジョンとしてRCSディレクトリにチェックイン
      されます。

ci(1)は存在しないブランチのリビジョンを指定すると新しいブランチ を生成します。詳しいことはci(1)co(1)のmanページを参照 して下さい。

ci(1)co(1)は相互に作用する(あるいは作用しない) さまざまなオプションがあります。同様に詳しいことはci(1)co(1)のmanページを参照して下さい。


次のページ 前のページ 目次へ