/etc/lilo.conf の各 image エントリに対して、 以下の行を追加して下さい。
Figure 5-4. LILO を設定する際の、 推奨するカーネルパラメータ
append="console=tty0 console=ttyS0,9600n8" |
既に append 行が存在することもあります。 例えば以下のようなものです。
この場合、既存の append 行は、パラメータ すべてを渡すように修正します。結果は次のとおりです。
設定全文の例として、 Red Hat Linux 7.1 の 典型的な /etc/lilo.conf の設定を以下に示します。
Example 5-1. ベンダーがインストールした、 LILO の 設定の全文
boot=/dev/hda map=/boot/map install=/boot/boot.b prompt timeout=50 message=/boot/message default=linux image=/boot/vmlinuz-2.4.2-2 label=linux read-only root=/dev/hda6 initrd=/boot/initrd-2.4.2-2.img |
これを次のように修正します。
Example 5-2. シリアルコンソール向けの修正を加えた、LILO 設定の全文
boot=/dev/hda map=/boot/map install=/boot/boot.b prompt default=linux # COM1 のシリアルコンソール向け変更:グローバルセクション内 # message=/boot/message を削除 serial=0,9600n8 timeout=100 restricted password=de7mGPe3i8 image=/boot/vmlinuz-2.4.2-2 label=linux read-only root=/dev/hda6 initrd=/boot/initrd-2.4.2-2.img # COM1 のシリアルコンソール向け変更:各イメージセクション内 append="console=tty0 console=ttyS0,9600n8" |
さて、これで LILO の設定が終了しました。 lilo コマンドを使って新しいブートレコードを ディスクにインストールしましょう。