Red Hat Linux は、システムのスタートアップに関連するパラメータを、 /etc/sysconfig/init ファイルに格納しています。
OK や PASSED、 FAILED というメッセージ出力に、 端末に依存しないコマンドを使うよう、 BOOTUP パラメータを変更して下さい。 こうすると、これらのメッセージは、もう緑でも黄色でも、赤でも表示されません。 /etc/sysconfig/init の中のコメントによれば、 color 以外のどの値でもうまくいくように見えますが、 実際には BOOTUP は serial に設定しなければならないようです。
対話的なスタートアップを禁止するため、 PROMPT パラメータを変更します。 不正なキーストロークでシステムサービスが停止できてしまうと、 ラインノイズに対して脆弱になってしまうし、 システムのブート中に電話して接続する人は誰でも、 サービスを停止できるようになってしまいます。
Figure 7-14. Red Hat Linux 用の /etc/sysconfig/init の変更
BOOTUP=serial PROMPT=no |
Red Hat Linux では、 kudzu という名前のハードウェア検出プログラムが動きます。 Kudzu は、シリアルポートを識別しようとすると、 シリアルポートをリセットしてしまいます。 これではシリアルコンソールが止まってしまいます。 Kudzu の設定は、 /etc/sysconfig/kudzu ファイルでしています。
設定パラメータの SAFE を yes にすれば、 Kudzu がハードウェアをリセットしないようにできます。