8.3. 出力が溢れたり、反応が遅い場合も対処する

安全が求められるプログラムで、ユーザへ出力する過程を詰まらせたり、 出力の反応を遅くさせられることが、ユーザにとって可能かもしれません。 たとえば、Web ブラウザは故意に TCP/IP の経路を切断したり、反応速度を遅く したりできます。 そのようなケースに対しても、安全が求められるプログラムは対応するべきです。 特にロックはすみやかに外すようにすべきです(できれば反応を返す前に)。 そうすれば、サービス拒否攻撃の隙ができるようなことはありません。 ネットワークへの書き込み要求は、常にタイムアウトを設定すべきです。