3. 仮想コンソール

仮想コンソールの数を減らすと、使用メモリを大幅に節約できます。大部分の Linux ディストリビューションでは、初期状態で 6 個の仮想コンソールが作動していまが、 6 個の仮想コンソールを作動させると、だいたい平均で、約 4MB のメモリを消費 します。 この数を減らせば、数 MB 単位でメモリを節約できます。たいていのユーザは、 3 個か 4 個で充分です。いくつまで減らすかは使う人の好みにもよりますが、 仮想コンソールの数を減らせば減らすだけ、その分アプリケーションが使用できる メモリの量が増えるということを忘れないでください。

仮想コンソールをいくつ動作させるかは、/etc/inittab に記述されています。仮想コンソールの数を減らすには、次のようにしてください。

  1. テキストエディタで、/etc/inittab を開きます。

  2. 次のように書かれている行を見つけます(先頭が c1 で始まっているところが ポイントです)。

      c1:12345:respawn:/sbin/getty tty1 38400 linux

    このような行のうち、一番大きな数字で始まる行(たとえば、c6 )の行頭に # を 書き込んでコメントアウトします(左側に空白をいれないようにしてください)。 この作業を必要な回数だけ繰り返してください。1 行コメントアウトするごとに、 起動するコンソールがひとつ減ります。

  3. システムを再起動すると、設定が有効になります。