次のページ 前のページ 目次へ

8. ディストリビューション固有のインストール手順

8.1 Slackware 96

まだあなたのシステム上で ``netconfig'' を走らせたことがなければ、まずは 走らせてみて下さい。そして、(実際には無くても) Ethernet カードがマシン にセットされているという設定にしてください。

次に /etc/rc.d/rc.inet1 スクリプトを編集して、デバイス名が eth0 となっ ている部分を tr0 に書き換えます。以下に手順を述べます。

下記のような行が見つけられると思います。

/sbin/ifconfig eth0 ${IPADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK}
この行を以下のように変更します。

/sbin/ifconfig tr0 ${IPADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK}

8.2 RedHat 4.0 以降

RedHat ディストリビューションの Linux には、X Window 上で動作する control panel というすばらしいツールが付属しています。これを使ってモジ ュールやデバイスの設定を行うことができます。Token Ring アダプタを追加す る場合も、RedHat を普通にインストールした環境 (カーネルなどそのまま) で あれば Token Ring サポートはすでにモジュールとしてコンパイルされていま すので、再コンパイルの必要はありません。 次のコマンドを試して、表示される情報を確認してみてください。

modprobe ibmtr
もし、使用しているアダプタの情報が表示されていれば動作する可能性があり ます。(そのアダプタがサポートされているものであればの話ですが)

設定を変えるのに一番簡単なのは control panel を使うことです。まず最初に kernel module control の画面を開き、新しい Token Ring 用のネットワーク デバイスをロードします。すると ibmtr ドライバがブート時に自動ロードされ るようになるはずです。それから network configuration を開いて、tr とい う新しいデバイスを追加し、IP アドレス等の設定を行います。

あとはリスタートしてやれば、RedHat 4.0(かそれ以上) の Linux 上で Token Ring が使えるようになっているはずです。

ここで注意していただきたいことがあります。ここに書いた RedHat に関して の手順は、あくまでも私が頭の中で思い浮かべながら書いたものなのです (実 際に作業しながら書いたわけではありません)。 といいますのも、私は自分の (RedHat ディストリビューションの Linux) システムの構成をそんなにいつも いじってばかりいるわけではありません。そういうわけで、この部分は私の記 憶に頼っています。ただ、いずれにせよ、この文書を読んでいただくことで、 必要となる作業はお分かりいただけると思います。


次のページ 前のページ 目次へ