1. はじめに

1.1. この文書を書いた経緯

手元の家庭内ネットワークにいくつか(ほとんど不必要な)ネットワークサービスを追加 しようとしたとき、わたしはいつも認証の問題で泥沼にはまりました。そこで、わた しは意を決して、 Linux システム上での認証の仕組みを理解して HOWTO を書こうと 考えました。そして、その計画をわたしのシニアプロジェクトと呼ぶことにしたので す。等閑視されがちですが非常に重要な、認証というシステム管理上の問題点につい て、この文書が読者の理解の一助となればさいわいです。

1.2. 新バージョンについて

わたしのドメインが順調に立ち上がれば、この文書の最新バージョンはそこで入手で きます。それまでは、http://www.linuxdoc.org だけで我慢です。

1.3. フィードバック

コメント、訂正、提案、火事、UFO の目撃談は、こちらまでお願いします。 petehern@yahoo.com

1.4. バージョン小史

v0.1 (May 13, 2000) 最初のバージョン (リリースされず)

v0.3 (May 14, 2000) 改訂版 (リリースされず)

v0.5 (May 15, 2000) 「ユーザ認証を安全に行う方法」と「リソース」を追加 (リリースされず)

v0.7 (May 15, 2000) 二訂: リリース準備整う

1.5. 著作権と商標

(c) 2000 Peter Hernberg

このマニュアルは、以下の条項に従う限り、無料で、全体もしくは部分を 複製することができます。

1.6. 謝辞

わたしのことを 18 年間我慢してくれている家族に感謝します。素敵な遊び道具をく れた Debian の連中に感謝します。わたしを「オタク」にするために給料を払ってくれ る CGR に感謝します。Sandy Harris の 有益な提案に感謝します。最後に、インスタントラーメンの製造会社に感謝したいと 思います。わたしはそれなしには生きていけないからです。

1.7. 想定する読者

この文書で扱う主題からして、読者は既にコマンドラインで快適にコマンドを実行し、 テキスト形式の設定ファイルの編集をしていることを前提とします。