1. はじめに

この mini-HOWTO は、ニュースグループやこのほかの HOWTO など、既にインターネット上にある情報をかき集めて作成したものです。 これを書いたのは、私の Thinkpad ノート PC に組み込まれた trackpoint に加えて USB マウスをつけたかったためでした。

この mini-HOWTO に記載されている例は、特に私の持っているハードウェア (PS2 マウスが主ポインタで、USB ホイールマウスを追加した場合) のための物です。 設定自体はかなりわかりやすいため、他の組み合わせ、例えば PS/2 とシリアルマウスを使うような設定もかなり容易でしょう。 変更しなければならない点は、マウスプロトコルマウスデバイス の二点です。 この文書では、必要な箇所には適切な例を示すように努めています。

X の設定法は、XFree バージョン 3 向け、及び XFree 4 向けの二つの別々の節に分けて書いています。 XF86Config ファイルのフォーマットはバージョン間で大きく変更されており、多少異なったアプローチが必要になるためです。 XFree 3.x では二個目のマウスは Xinput セクションに書く必要があり、またそのセクションでの書式は通常の Pointer での記載法と多少異なっています。XFree 4.x では、二個目のマウスは単なるもう一つのポインタデバイスとして扱われます。