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14. 質疑応答

Q. この文書の例は標準的な画面サイズではありませんが、使えますか?

A. 勿論です。640x480, 800x600 とか 1024x768 を使わなければならない理由 は全くありません。XFree86 のドライバはハードウェアを自由に設定できるよ うになっています。普通は 2, 3 回試してみれば正しい設定を見つけられます。 目指すべき重要なことは、高いリフレッシュレートで妥当な表示領域となるこ とです。涙目を誘うちらつきを代償にして高解像度を追求しないように!

Q. 65MHz のドットクロックと 55KHz の HSF で得られる解像度はこれだけ ですか?

A. 絶対そんなことはありません! 一般的な手順に従って作業を行い、本当に 好みの設定にたどり着くため、若干の試行の繰り返しをお勧めします。 実験 してみると結構楽しいものです。 ほとんどの設定ではビデオ表示が乱れてし まうかもしれませんが、経験上最近のマルチシンクモニタは普通、簡単には 壊れません。しかし、長時間モニタを使う前に、モニタがあなたのモードの フレーム周波数をサポートしていることを確認しましょう。

固定周波数のモニタには注意してください。この手のいじくりまわしは、 モニタを結構早く傷めることがあります。実験するときは毎回 有効なリフレッシュレート使っていることを確認しましょう。

Q. 二つの標準的な解像度を記載してますね。Xconfig の中では色々標準的な 解像度がありますが、時間調節の数値を調整する場合のポイントを教えてくだ さい。

A. 勿論教えましょう! 現在の Xconfig にある「標準的」な640x480 を例題 に取り上げます。この場合、動作周波数が 25MHz 、フレーム長が 800 と 525 の時に約 59.5Hz の画面リフレッシュレートが使えます。 悪く無いでしょう? しかし、28MHz は一般的に多くの SVGA ボードで使える動作周波数です。 28MHz で 640x480 を使う場合、以前に説明した手順に従えば、フレーム長は 812(808 に丸められます)や 505 が得られるでしょう。ここでリフレッシュレート は 68MHz まで引き上げられ、標準値よりもずっと良い値になります。

Q. 今までの議論をまとめてもらえますか?

A. 要約します:

  1. 任意の固定の動作周波数では、最高の解像度に高めればリフレッシュレートを 下げなければならず、したがってちらつきが増えるでしょう。
  2. 高解像度を希望しモニタがそれをサポートするときは、それに合うドッ トクロック、つまり DCF を供給する SVGA カードを手に入れてください。 ドットクロックは高いに越したことはありません。


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