Linux Kernel 2.2 Documentation:

kbuild/bug-list.txt

• 原著作者: Michael Elizabeth Chastain, <mec@shout.net>
• 翻訳者: 川崎 貴彦 <takahiko@hakubi.co.jp>
• バージョン: 2.2.2
• 翻訳日時: 2002/02/07

バグリスト
1999 年 1 月 21 日
Michael Elizabeth Chastain, <mailto:mec@shout.net>

  翻訳プロジェクト：JF プロジェクト
      翻訳者：川崎 貴彦 <takahiko@hakubi.co.jp>

- 以前に作成した .config ファイル内で、ある変数が値 "m" を持ち、かつ、
  Config スクリプト内で型 bool を持つ場合、どのインタプリタも混乱して
  しまいます。tristate オプションが bool オプションに変更されたときに
  .config ファイル内のそのフィールドが 'm' という値を持っている場合、
  この問題は頻繁に発生します。たとえば、CONFIG_PSMOUSE などです。

- CONFIG_MODVERSIONS の依存関係は正しくありません。カーネル構築で問題が
  発生した場合、もしも CONFIG_MODVERSIONS を有効にしているのならば、何か
  他のことを試す前に 'make dep' に続けて 'make clean' を実行してみましょう。

- 'make dep' はマルチステージの依存関係を使用します。そのため、.hdepend
  ファイルには 'touch' コマンドが含まれます。結果として、カーネルを構築
  しているあいだは include/linux/*.h 以下のファイルが頻繁に touch され
  ます。このため、ファイル日付に依存する CVS やその他のシステムは、混乱
  してしまいます。

- たとえば drivers/cdrom/sbpcd2.c のように他の C ファイルをインクルード
  している C ファイルに対する 'make dep' の処理は、失敗してしまいます。

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