Linux カーネルの作成や理解に興味がある人々向けの ドキュメントの索引 著者:Juan-Mariano de Goyeneche < jmseyas@dit.upm.es> 日本語訳:野本浩一 校正:小林雅典さん /* * このドキュメントの最新版は * http://www.dit.upm.es/~jmseyas/linux/kernel/hackers-docs.html * にあります。 */ 情報へのポインタを尋ねる同じ質問が linux-kernel メーリングリストで 再三行われたことにより、このようなドキュメントの必要性が明確になり ました。 幸運にも、GNU/Linux を始める人が増えるにつれて、カーネルに興味を持 つ人の数もますます増えてきています。しかし、ソースを読むだけで十分 であるとは限りません。コードを理解することは容易ですが、そのコード に隠れた概念、哲学、設計基準は手に入りません。 残念ながら、初心者向け入門文書はあまり多くありません。また、それら が存在しても、きちんと整理された有名な場所はありませんでした。これ はその不足を補おうとしています。著者が知る限りのオンラインドキュメ ントをすべて記載し、参考書籍についてもいくつか紹介します。 ここに記載されていない文書をご存知か、もしくは新しいドキュメントを 書いた場合、私に e-mail していただければ、ここに記載したいと思いま す。訂正、アイデア、意見があれば、どんなものでも送ってください。 下記の一覧では特に順序付けをしていません。目録には次の項目を記載し ています - ドキュメントの「題名」、その「著者」、そのありかを示す 「URL」、特定の話題の検索に便利な「キーワード」、簡単な「概要」。 [訳注:2001 年 12 月 26 日時点で、参照できなかったドキュメントの URL の直下に [訳注:リンク切れ] と記載しています。] 楽しんでください! オンラインドキュメント - * 題名:"The Linux Kernel" 著者:David A. Rusling. URL: http://sunsite.unc.edu/linux/LDP/tlk/tlk.html キーワード:everything!, book. 概要:Linux カーネルの大部分の特徴が記述されている 200 ページの オンラインブックです。たぶん初心者向けに一番いい参考書です。デー タ構造体およびその関係を説明するための実例が多くあり、最も純粋 な Richard W. Stevens のスタイルが用いられています。内容 - "1.-Hardware Basics, 2.-Software Basics, 3.-Memory Management, 4.-Processes, 5.-Interprocess Communication Mechanisms, 6.-PCI, 7.-Interrupts and Interrupt Handling, 8.-Device Drivers, 9.-The File system, 10.-Networks, 11.-Kernel Mechanisms, 12.-Modules, 13.-The Linux Kernel Sources, A.-Linux Data Structures, B.-The Alpha AXP Processor, C.-Useful Web and FTP Sites, D.-The GNU General Public License, Glossary". 早い話が「読むべきです」。 [訳注:日本語訳が http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/The-Linux-Kernel.html にあります。] * 題名:"The Linux Kernel Hackers' Guide" 著者:Michael K.Johnson 他 URL: http://khg.redhat.com/HyperNews/get/khg.html [訳注:リンク切れ] キーワード:everything! 概要:もう Postscript の書籍型バージョンはありません。今は HTML のみです。多くの人々が寄稿しました。インターフェースはウェブで 利用可能なメーリングリストのアーカイブに似ています。疑問に答え た記事やメール、過去の寄稿の補足などがあります。ここはちょっと 無政府状態の様相を呈していますが、場合によっては価値ある情報が あります。 * 題名:"Conceptual Architecture of the Linux Kernel" 著者:Ivan T. Bowman URL: http://plg.uwaterloo.ca/~itbowman/papers/CS746G-a1.html キーワード:conceptual software arquitecture, extracted design, reverse engineering, system structure. 概要:ソースコードから自動的に抽出した Linux カーネルの概念的な ソフトウェアアーキテクチャです。とても詳細に記述されています。 よく図解されています。全体的なカーネルの理解に役立ちます。 * 題名:"Concrete Architecture of the Linux Kernel" 著者:Ivan T. Bowman, Saheem Siddiqi, Meyer C. Tanuan URL: http://plg.uwaterloo.ca/~itbowman/papers/CS746G-a2.html キーワード:concrete arquitecture, extracted design, reverse engineering, system structure, dependencies. 概要:ソースコードから自動的に抽出した Linux カーネルの具体的な アーキテクチャです。非常に詳述されています。よく図解されていま す。全体的なカーネルの理解に役立ちます。この文書は前記のものよ り深いところ (ファイルや変数など) に焦点をあてています。 * 題名:"Linux as a Case Study: Its Extracted Software Architecture" 著者:Ivan T. Bowman, Richard C. Holt, Neil V. Brewster URL: http://plg.uwaterloo.ca/~itbowman/papers/linuxcase.html キーワード:software architecture, architecture recovery, redocumentation. 概要:文書は 1999 年 5 月 16-22 日、Los Angeles の ICSE'99 で発 表されました。同じ著者による前記 2 つの文書を基に作成された文書 です。 * 題名:"Overview of the Virtual File System" 著者:Richard Gooch URL: http://www.atnf.csiro.au/~rgooch/linux/vfs.txt キーワード:VFS, File System, mounting filesystems, opening files, dentries, dcache. 概要:Linux 仮想ファイルシステムの手短な入門書です。それは何か、 どう動くか、ファイルを開く時やファイルシステムをマウントする時 の動作や重要なデータ構造体の概要などの各項目を説明することを目 的としています。 [訳注:カーネル収録版の日本語訳が http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/kernel-docs-2.2/filesystems/vfs.txt.html にあります。] * 題名:"The Linux RAID-1, 4, 5 Code" 著者:Ingo Molnar, Gadi Oxman, Miguel de Icaza URL: http://www.ssc.com/lj/issue44/2391.html [訳注:リンク切れ] キーワード:RAID, MD driver. 概要:Linux Journal のカーネルコーナーの記事です。その要約を記 します - 「高いパフォーマンス、高い信頼性、ソフトウェアを利用し たセカンダリストレージの能力をユーザに提供する、Linux カーネル の MD デバイスドライバの RAID-1, RAID-4, RAID-5 機能の実装の概 要です。 * 題名:"Dynamic Kernels: Modularized Device Drivers" 著者:Alessandro Rubini URL: http://www.ssc.com/lj/issue23/1219.html [訳注:リンク切れ] キーワード:device driver, module, loading/unloading modules, allocating resources. 概要:Linux Journal のカーネルコーナーの記事です。その要約を記 します - 「これは Alessandro Rubini および Georg Zezchwitz によ り共同執筆された、Linux デバイスドライバをカーネルローダブルモ ジュールとして作成するための実際的なアプローチを提示する四回に わたるシリーズの初回です。この回は読者に次回の理解の下地になる 入門編です。」 * 題名:"Dynamic Kernels: Discovery" 著者:Alessandro Rubini URL: http://www.ssc.com/lj/issue24/kk24.html [訳注:リンク切れ] キーワード:character driver, init_module, clean_up module, autodetection, mayor number, minor number, file operations, open(), close(). 概要:Linux Journal のカーネルコーナーの記事です。その要約を記 します - 「四回の内の二回目のこの記事は、キャラクタデバイスドラ イバを実装するカスタムモジュールを作成するために、実際のコード を紹介します。モジュールの初期化と後処理、そして open() と close() システムコールについても解説します。」 * 題名:"The Devil's in the Details" 著者:Georg v. Zezschwitz, Alessandro Rubini URL: http://www.ssc.com/lj/issue25/kk25.html [訳注:リンク切れ] キーワード:read(), write(), select(), ioctl(), blocking/non blocking mode, interrupt handler. 概要:Linux Journal のカーネルコーナーの記事です。その要約を記 します - 「キャラクタデバイスドライバを作成する四回の内の三回目 のこの記事は、読出しと書込みの概念および ioctl コールの使い方を 紹介します。」 * 題名:"Dissecting Interrupts and Browsing DMA" 著者:Alessandro Rubini, Georg v. Zezschwitz URL: http://www.ssc.com/lj/issue26/interrupt.html [訳注:リンク切れ] キーワード:interrupts, irqs, DMA, bottom halves, task queues. 概要:Linux Journal のカーネルコーナーの記事です。その要約を記 します - 「これはキャラクタデバイスドライバをローダブルカーネル モジュールとして作成するシリーズの四回目です。この回で、割込み ハンドリングの分野を細かく探究します。これは概念的に単純ですが、 実際の制限および制約はデバイスドライバを作成することを''面白く'' し、いくつかの異なる仕組みを異なる状況向けに提供します。また、 DMA の複雑な問題も探究します。 * 題名:"Device Drivers Concluded" 著者:Georg v. Zezschwitz URL: http://www2.linuxjournal.com/lj-issues/issue28/1287.html キーワード:address spaces, pages, pagination, page management, demand loading, swapping, memory protection, memory mapping, mmap, virtual memory areas (VMAs), vremap, PCI. 概要:最終的に、上記の記事は五回のシリーズになりました。この最 後の記事のイントロダクションを記します - 「これはキャラクタデバ イスドライバに関する五つの記事の最後です。この最終回では、Georg が Linux のメモリ管理の概念の全面的な記述から始め、メモリマッピ ングデバイスを扱います。」 * 題名:"Network Buffers And Memory Management" 著者:Alan Cox URL: http://www.ssc.com/lj/issue30/kk30.html [訳注:リンク切れ] キーワード:sk_buffs, network devices, protocol/link layer variables, network devices flags, transmit, receive, configuration, multicast. 概要:Linux Journal のカーネルコーナーの記事です。その要約を記 します - 「Linux 向けのネットワークデバイスドライバを作成するこ とは基本的に単純です - (ハードウェアを制御する以外の) 複雑なこ との大部分はメモリ内でネットワークパケットを管理することです。」 * 題名:"An Introduction to the Linux 1.3.x Networking Code" 著者:Vipul Gupta URL: http://anchor.cs.binghamton.edu/courses/cs628/linux-net.html [訳注:リンク切れ] キーワード:files, sk_buffs. 概要:net/ ディレクトリ下のファイルの簡単な説明です。ファイルご とに一、二行の文で説明されています。sk_buffs はとてもきれいな絵 で説明されています。ちょっとだけ時代遅れになりました。 * 題名:"Linux ioctl() Primer" 著者:Vipul Gupta URL: http://anchor.cs.binghamton.edu/courses/cs628/ioctl.html [訳注:リンク切れ] キーワード:ioctl, socket. 概要:ioctl() システムコールの使用および実装の手短な説明と例題 です。ちょっとだけソケットの説明に偏っています。 * 題名:"Writing Linux Device Drivers" 著者:Michael K. Johnson URL: http://www.redhat.com/~johnsonm/devices.html キーワード:files, VFS, file operations, kernel interface, character vs block devices, I/O access, hardware interrupts, DMA, access to user memory, memory allocation, timers. 概要:デバイスドライバを作成することについての紹介的な 50 分 (原文より) のチュートリアルです。"Kernel Hackers' Guide" と同じ 著者により書かれた、その話題の非常によい概要が得られる 12 ペー ジです。 * 題名:"The Venus kernel interface" 著者:Peter J. Braam URL: http://www.coda.cs.cmu.edu/doc/html/kernel-venus-protocol.html キーワード:coda, filesystem, venus, cache manager. 概要:「この文書は Coda ファイルシステムの操作に必要な、Venus とカーネルレベルファイルシステムのコードとの間のコミュニケーショ ンについて記述されています。このバージョンの文書は、私たちが目 論んだ改善と、現行のインターフェース (バージョン 1.0) について 説明するのが目的です。 [訳注:日本語訳が http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/kernel-venus-protocol.html にあります。] * 題名:"Programming PCI-Devices under Linux" 著者:Claus Schroeter. URL: ftp://ftp.llp.fu-berlin.de/pub/linux/LINUX-LAB/whitepapers/pcip.ps.gz キーワード:PCI, device, busmastering. 概要:Linux での PCI プログラミングの 6 ページのチュートリアル です。デバイスの読み書きやバスマスタの実行のための基本的な関数 とマクロに的を絞った、PCI サブシステムアーキテクチャの基本概念 が得られます。 * 題名:"Writing Character Device Driver for Linux" 著者:R. Baruch, C. Schroeter URL: ftp://ftp.llp.fu-berlin.de/pub/linux/LINUX-LAB/whitepapers/drivers.ps.gz キーワード:character device drivers, I/O, signals, DMA, accesing ports in user space, kernel environment. 概要:キャラクタドライバを作成することについての 68 ページの資 料です。まだ役に立ちますが、ちょっとだけ古くなりました (1.993, 1.994)。 * 題名:"Design and Implementation of the Second Extended Filesystem" 著者:R駑y Card, Theodore Ts'o, Stephen Tweedie URL: http://web.mit.edu/tytso/www/linux/ext2intro.html キーワード:ext2, linux fs history, inode, directory, link, devices, VFS, physical structure, performance, benchmarks, ext2fs library, ext2fs tools, e2fsck. 概要:トップ ext2 ハッカーの三人が書いた文書です。Linux のファ イルシステムの歴史、ext2 を書いた動機、ext2 の特徴、設計、ディ スク上の物理構造、性能、速度、e2fsck のパスの説明などを網羅して います - 読むべきです! 注記:この文書は初め「Proceedings of the First Dutch International Symposium on Linux, ISBN 90-367-0385-9」として出 版されました。 * 題名:"The Second Extended Filesystem" 著者:Matthew Wilcox URL: http://pocket.fluff.org/~mrw/linux/ext2.txt [訳注:リンク切れ] キーワード:ext2, filesystem. 概要:ext2 のブロック、ディレクトリ、inode などの説明です。 注記:サーバがダウンしているようです。どなたかこの文書の別のリ ンク先を知りませんか? * 題名:"Analysis of the Ext2fs structure" 著者:Louis-Dominique Dubeau URL: http://step.polymtl.ca/~ldd/ext2fs/ext2fs_toc.html キーワード:ext2, filesystem, ext2fs. 概要:ext2 のブロック、ディレクトリ、inode, ビットマップ、不変 部分などの説明です。 * 題名:"Journaling the Linux ext2fs Filesystem" 著者:Stephen C. Tweedie URL: ftp://ftp.uk.linux.org:/pub/linux/sct/fs/jfs/journal-design.ps.gz キーワード:ext3, journalist. 概要:この著者により ext2 に追加されたジャーナリング機能を説明 する優れた 8 ページの文書で、直面した様々な問題と解決策を示しま す。 * 題名:"Kernel API changes from 2.0 to 2.2" 著者:Richard Gooch URL: http://www.atnf.csiro.au/~rgooch/linux/docs/porting-to-2.2.html キーワード:2.2, changes. 概要:2.0.x から 2.2.x で変更されたカーネルの関数/構造体/変数。 * 題名:"Kernel API changes from 2.2 to 2.3" 著者:Richard Gooch URL: http://www.atnf.csiro.au/~rgooch/linux/docs/porting-to-2.3.html [訳注:リンク切れ] キーワード:2.3, changes. 概要:2.2.x から 2.3.x で変更されたカーネルの関数/構造体/変数。 * 題名:"Linux Kernel Module Programming Guide" 著者:Ori Pomerantz URL: http://www.linuxdoc.org/LDP/lkmpg/mpg.html キーワード:modules, GPL book, /proc, ioctls, system calls, interrupt handlers . 概要:モジュールプログラミングを題材に扱ったすばらしい 92 ペー ジの GPL 本です。多くの例が載っています。 * 題名:"Device File System (devfs) Overview" 著者:Richard Gooch URL: http://www.atnf.csiro.au/~rgooch/linux/docs/devfs.txt [訳注:リンク切れ] キーワード:filesystem, /dev, devfs, dynamic devices, major/minor allocation, device management. 概要:Richard Gooch のとかく話題となる devfs を説明する文書です。 devfs は dynamic device を考慮したものです。/dev 内に今存在する デバイスだけを示し、メジャー/マイナー番号の割当て問題を解消し、 何百もの同一デバイスを許します (いくつかの USB システムではすぐ に devfs が必要かもしれません)。 * 題名:"I/O Event Handling Under Linux" 著者:Richard Gooch URL: http://www.atnf.csiro.au/~rgooch/linux/docs/io-events.html キーワード:IO, I/O, select(2), poll(2), FDs, aio_read(2), readiness event queues. 概要:イントロダクションより - 「I/O イベントハンドリングとは、 アプリケーションで多くのオープンファイル (UNIX/POSIX でのファイ ル記述子、つまり FD) の管理をオペレーティングシステム (OS) がい かに行うかについてです。FD がアクティブになった (読出しもしくは 書込みの準備ができた) 時、あなたは OS から通知されることを望む でしょう。理想的には拡張可能な仕組みを望むでしょう。これはイン アクティブな FD のメモリおよび CPU 時間の管理コストをとても小 さくすることを意味します。」 * 題名:"The Kernel Hacking HOWTO" 著者:才能ある方々、Rusty 編 URL: http://www.samba.org/~netfilter/kernel-hacking-HOWTO.html [訳注:リンク切れ] キーワード:HOWTO, kernel contexts, deadlock, locking, modules, symbols, return conventions. 概要:イントロダクションより - 「私には全く適任ではないので、こ の文書を書きたくなかったことをご理解ください。しかし、以前から これを読みたかったので、そのためには書くしかありませんでした。 一番いい方法を簡単に説明し、カーネルソースを読むための入り口を 示します。詳しい実装の説明は避けています - 何のためのコードか示 し、有用なルーチン全体の追跡はしません。この文書は C を熟知し、 カーネルとは何か、どのように使われるか理解している方を対象にし ています。元々 2.3 カーネル向けに書きましたが、ほぼすべて 2.2 にも当てはまります - しかし、2.0 とはわずかに異なります。」 * 題名:"ALSA 0.5.0 Developer documentation" 著者:Stephan 'Jumpy' Bartels URL: http://www.math.TU-Berlin.de/~sbartels/alsa/ キーワード:ALSA, sound, soundcard, driver, lowlevel, hardware. 概要:Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) の開発者向け文書 で、カーネルとユーザレベル側の両方を扱います。作成途中です。 ALSA は Linux の次世代サウンドアーキテクチャになると思われます。 * 題名:"Programming Guide for Linux USB Device Drivers" 著者:Detlef Fliegl URL: http://usb.in.tum.de/usbdoc/ キーワード:USB, universal serial bus. 概要:読むべきです。序文より - 「この文書で USB サブシステムお よび USB デバイスドライバ用 API の現状に関する詳細な情報を得ら れるはずです。最初のセクションは USB デバイスの基本を扱います。 異なる種別のデバイスおよびその特性について学びます。詳細に入る 前に、USB デバイスのバス上の通信方法を理解します。二番目のセク ションは、Linux USB subsystem [2] およびデバイスドライバのフレー ムワークの概要です。その後、API およびデータ構造体を段階的に説 明します。この文書の最後のセクションは、API コールすべてのリファ レンスとその返り値を記載します。」 注記:注意:メインページより - 「著者の明示的な許可なくして、こ の文書を出版、印刷あるいは抜粋の使用を認めません。」幸運にも、 読むことはできます... * 題名:"Tour Of the Linux Kernel Source" 著者:Vijo Cherian URL: http://www.geocities.com/vijoc/tolks/tolks.html キーワード:. 概要:このページは古典です!しばらく見当たりませんでしたが復帰 しました。ありがとう Vijo! TOLK とはこの名前がすべてをいいえて ます。ソースを周遊し、ディレクトリ、ファイル、変数、データ構造 体などを説明しています。一般的な事柄、デバイスドライバ、ファイ ルシステム、IPC, ネットワークのコードを扱っています。 * 題名:"Linux Kernel Mailing List Glossary" 著者:John Levon URL: http://www.movement.uklinux.net/glossary.html [訳注:リンク切れ] キーワード:glossary, terms, linux-kernel. 概要:イントロダクションより - 「この用語集は、Linux カーネルの 議論で耳にする略語や用語を簡潔に説明しています。」 * 題名:"Linux Kernel Locking HOWTO" 著者:才能ある人々、Rusty 編 URL: http://netfilter.kernelnotes.org/unreliable-guides/kernel-locking-HOWTO.html [訳注:リンク切れ] キーワード:locks, locking, spinlock, semaphore, atomic, race condition, bottom halves, tasklets, softirqs. 概要:題名がすべてをいいえてます - 文書は UP か SMP のいずれの システムにおけるロックシステムを説明しています。 注記:「元々 2.3 (2.3.47) 以降のカーネル向けに書かれましたが、 そのほとんどは 2.2 カーネルでも当てはまります - しかし 2.0 では わずかに異なります。」GNU General Public License の条件下で自由 に再配布できます。 書籍 - (オンラインではありません) * 題名:"Linux Device Drivers" 著者:Alessandro Rubini 出版社:O'Reilly & Associates 発行:1998 年 ISBN: 1-56592-292-1 * 題名:"Linux Kernel Internals" 著者:Michael Beck 出版社:Addison-Wesley 発行:1997 年 ISBN: 0-201-33143-8 (第二版) * 題名:"The Design of the UNIX Operating System" 著者:Maurice J. Bach. 出版社:Prentice Hall 発行:1986 年 ページ数:471 ISBN: 0-13-201757-1 * 題名:"The Design and Implementation of the 4.3 BSD UNIX Operating System" 著者:Samuel J. Leffler, Marshall Kirk McKusick, Michael J. Karels, John S. Quarterman 出版社:Addison-Wesley. 発行:1989 年初版、1990 年 10 月改訂版 ISBN: 0-201-06196-1 * 題名:"The Design and Implementation of the 4.4 BSD UNIX Operating System" 著者:Marshall Kirk McKusick, Keith Bostic, Michael J. Karels, John S. Quarterman 出版社:Addison-Wesley 発行:1996 年 ISBN: 0-201-54979-4 * 題名:"Programmation Linux 2.0 API systeme et fonctionnement du noyau" 著者:Remy Card, Eric Dumas, Franck Mevel 出版社:Eyrolles 発行:1997 年 ページ数:520 ISBN: 2-212-08932-5 注記:仏語 * 題名:"The Linux Kernel Book" 著者:Remy Card, Eric Dumas, Franck Mevel 出版社:John Wiley & Sons 発行:1998 年 ISBN: 0-471-98141-9 注記: 仏英翻訳 * 題名:"Linux 2.0" 著者:Remy Card, Eric Dumas, Franck Mevel 出版社:Gesti 2000 発行:1997 年 ページ数:501 ISBN: 8-480-88208-5 注記:仏西翻訳 * 題名:"Unix internals -- the new frontiers" 著者:Uresh Vahalia 出版社:Prentice Hall 発行:1996 年 ページ数:600 ISBN: 0-13-101908-2 * 題名:"Linux Core Kernel Commentary. Guide to Insider's Knowledge on the Core Kernel od the Linux Code" 著者:Scott Maxwell 出版社:Coriolis 発行:1999 年 ページ数:592 ISBN: 1-57610-469-9 注記:CD-ROM 添付。カーネルコードを行ごとに説明。 * 題名:"Linux IP Stacks Commentary" 著者:Stephen Satchell, HBJ Clifford 出版社:Coriolis 発行:2000 年 ページ数:??? ISBN: 1-57610-470-2 注記:ソースコードを行ごとに説明。 * 題名:"Programming for the real world - POSIX.4" 著者:Bill O. Gallmeister 出版社:O'Reilly & Associates, Inc. 発行:1995 年 ページ数:??? ISBN: I-56592-074-0 注記:直接 Linux に関するものではありませんが、Linux は POSIX であることを目指しています。良い参考書です。 その他 - * 名称:"Linux Source Driver" URL: http://lsd.linux.cz [訳注:リンク切れ] キーワード:Browsing source code. 概要:「Linux Source Driver (LSD) は、想像以上に簡単に Linux カー ネルのソースコードを閲覧できるアプリケーションです。カーネルの 様々なバージョン形式を選択できます (例えば 0.01, 1.0.0, 2.0.33, 2.0.34pre13, 2.0.0, 2.1.101 などです)。LSD で Linux カーネルを (テキスト全体、マクロ、タイプ、関数、変数を対象に) 検索でき、さ らに LSD は、忙しいあなたのために、(ファイル、ディレクトリ、カー ネルを対象に) パッチの生成ができるようになっています。 * 名称:"Cross-Referencing Linux" URL: http://lxr.linux.no/source/ キーワード:Browsing source code. 概要:上記とは別のウェブベースの Linux カーネルソースコードブラ ウザです。変数と関数のクロスリファレンスがたくさんあります。そ れらがどこで定義され使用されているか参照できます。 * 名称:"Linux Weekly News" URL: http://lwn.net キーワード:latest kernel news. 概要:題名はすべてをいいえてます。fixed kernel セクションにはそ の週に行われた開発作業、バグ修正、新機能、バージョンの要約があ ります。毎週木曜日に更新されます。 * 名称:"Kernel Traffic" URL: http://kt.zork.net キーワード:linux-kernel mailing list, weekly kernel news. 概要:linux-kernel メーリングリストでの最も適切な議論を集めた週 間ニュースレターです。 * 名称:"CuTTiNG.eDGe.LiNuX" URL: http://edge.kernelnotes.org [訳注:リンク切れ] キーワード:changelist. 概要:カーネルリリース毎の changelist を提供するサイトです。新 しくなったこと、良くなったこと、変更されたことが記載されます。 Myrdraal がパッチを読み、説明しています。パッチへのポインタもあ ります。 * 名称:"New linux-kernel Mailing List FAQ" URL: オリジナルサイト - http://www.altern.org/andrebalsa/doc/lkml-faq.html [訳注:リンク切れ] URL: 米国ミラーサイト - http://www.ececs.uc.edu/~rreilova/linux/lkml-faq.html [訳注:リンク切れ] キーワード:linux-kernel mailing list FAQ. 概要:linux-kernel は開発者が話し合うためのメーリングリストです。 この FAQ は、Frohwalt Egerer が管理していた (彼はもう管理してい ません) 昔の linux-kernel メーリングリストの FAQ を基にしていま す。そのメーリングリストへの参加方法はこれを読んでください。メー リングリスト、Linux, 開発者 (は誰?)、用語 (は何?) に関する面 白い質問がたくさんあり、それらの回答もここにあります。読んでみ てください。 * 名称:"Linux Virtual File System" 著者:Peter J. Braam URL: http://www.coda.cs.cmu.edu/doc/talks/linuxvfs キーワード:slides, VFS, inode, superblock, dentry, dcache. 概要:たぶんプレゼンテーション用の、Linux VFS 層のスライドセッ トです。dentry および dcache とともにバージョン 2.1.x を扱って います。 * 名称:"Gary's Enciclopedia - The Linux Kernel" 著者:Gary (だと思う) URL: http://members.aa.net/~swear/pedia/kernel.html [訳注:リンク切れ] キーワード:links, not found here?. 概要:Gary's Encyclopedia は GNU/Linux ユーザが文書および他の興 味深い情報を素早く検索するためにあります。150 の主要項目に分け られた 4000 もの外部ページへのリンクがあります。このリンクはカー ネルに固有なリンク、文書、サイトなどに向かっています。探したい ものを見つけられなかったら、ここを見てください。 * 名称:"The home page of Linux-MM" 著者:The Linux-MM team. URL: http://www.linux.eu.org/Linux-MM/ キーワード:memory management, Linux-MM, mm patches, TODO, docs, mailing list. 概要:Linux Memory Mangement の開発に熱心なサイトです。メモリに 関するパッチ、HOWTO、リンク、mm 開発者の情報があります。memory management の開発に興味があれば、ここを見てください! * 名称:"Kernel Newbies IRC Channel" URL: http://www.surriel.com/kernelnewbies.shtml キーワード:IRC, newbies, channel, asking doubts. 概要:irc.openprojects.net の #kernelnewbies です。ウェブページ より - 「#kernelnewbies は newbie (新米) カーネルハッカーにささ げられたIRC ネットワークです。参加者の大部分は、カーネルについ て学習している人、カーネルプロジェクトで作業している人、経験の 少ないカーネル好きな人々を支援したい熟練したカーネルハッカーな どから成ります。#kernelnewbies はオープンプロジェクト IRC ネッ トワーク上にあります。irc.openprojects.net もしくは irc..openprojects.net をサーバとし、#kernelnewbies に 参加してみてください。」 * 名称:"linux-kernel mailing list archives and search engines" URL: http://www.uwsg.indiana.edu/hypermail/linux/kernel/index.html URL: http://www.kernelnotes.org/lnxlists/linux-kernel/ [訳注:リンク切れ] キーワード:linux-kernel, archives, search. 概要:linux-kernel メーリングリストをアーカイブしているサイトで す。別の良いサイトをご存知なら、お知らせください。 _________________________________________________________________ この文書は "Mon Apr 17 18:07:07 CEST 2000" に最終更新されました。