Linux Kernel 2.4 Documentation:
/usr/src/linux/Documentation/arm/SA1100/CERF
arm/SA1100/CERF
CerfBoard - Intrinsyc 社製 SA1110 ベースコンピュータ
[プレインテキスト版]
- 原著作者: I-Gene Leong <ileong@intrinsyc.com>
- 翻訳者: 川崎 貴彦 <takahiko@hakubi.co.jp>
- バージョン: 2.4.0
- 翻訳日時: 2002/03/08
Intrinsyc CerfBoard は、約 2 インチ四方 (訳注:正確には 2.24" x 2.73",
57mm x 69mm) のボードに載る StrongARM 1110 ベースのコンピュータです。
Ethernet コントローラ、RS232 互換シリアルポート、USB ファンクション
ポートが搭載され、背面には CompactFlash+ 用のスロットも付いています。
画像イメージは、Intrinsyc 社のサイト http://www.intrinsyc.com/ に
あります。
この文書では、Linux カーネルに 2.4.0-test4-np1 から追加された Intrinsyc
CerfBoard サポートについて記述します。
現在のバージョンでサポートされているもの:
- CompactFlash+ スロット (全般設定で、PCMCIA と、必要とされるで
あろうオプションを選択してください)
- ボードに搭載されている Crystal CS8900 Ethernet コントローラ
(ネットワークデバイス設定項目欄に Cerf CS8900A サポートオプ
ションがあります)
- シリアルコンソールが動作するシリアルポート (38400 ビット/秒、
データビット 8, パリティ無し、ストップビット 1, でハードコー
ディングされています)
現在のバージョンで (まだ) サポートされていないもの:
- LCD ドライバ/タッチスクリーンインターフェース
- UDC (現在ドライバが一つ存在しますが、不安定で動作も遅く、しかも
Linux USB がないと機能しません)
カーネルを Cerf に載せるためには、BOOTP と TFTP の両方を実行するサーバが
必要です。詳細な手順については、評価キットに付属するドキュメント内の、
ブートローダの使い方を説明している箇所を参照してください。
make cerf_config
make xconfig
make dep
make zImage
cp arch/arm/boot/zImage <TFTP ディレクトリ>
デフォルトの設定では、0xC0500000 にある 4MB の RAM ディスクをルート
ファイルシステムとして使用します。NFS パーティションにあるルート
ファイルシステムをマウントするようにボードを設定することもできます。
I-Gene Leong, Intrinsyc Software Inc.
ileong@intrinsyc.com
Linux カーネル 2.4 付属文書一覧へ戻る