JF Linux Kernel 2.4 Documentation: /usr/src/linux/Documentation/arm/SA1100/CERF

arm/SA1100/CERF

CerfBoard - Intrinsyc 社製 SA1110 ベースコンピュータ [プレインテキスト版]


Intrinsyc CerfBoard は、約 2 インチ四方 (訳注:正確には 2.24" x 2.73",
57mm x 69mm) のボードに載る StrongARM 1110 ベースのコンピュータです。
Ethernet コントローラ、RS232 互換シリアルポート、USB ファンクション
ポートが搭載され、背面には CompactFlash+ 用のスロットも付いています。
画像イメージは、Intrinsyc 社のサイト http://www.intrinsyc.com/ に
あります。

この文書では、Linux カーネルに 2.4.0-test4-np1 から追加された Intrinsyc
CerfBoard サポートについて記述します。

現在のバージョンでサポートされているもの:
   - CompactFlash+ スロット (全般設定で、PCMCIA と、必要とされるで
     あろうオプションを選択してください)
   - ボードに搭載されている Crystal CS8900 Ethernet コントローラ
     (ネットワークデバイス設定項目欄に Cerf CS8900A サポートオプ
     ションがあります)
   - シリアルコンソールが動作するシリアルポート (38400 ビット/秒、
     データビット 8, パリティ無し、ストップビット 1, でハードコー
     ディングされています)
     

現在のバージョンで (まだ) サポートされていないもの:
   - LCD ドライバ/タッチスクリーンインターフェース
   - UDC (現在ドライバが一つ存在しますが、不安定で動作も遅く、しかも
     Linux USB がないと機能しません)

カーネルを Cerf に載せるためには、BOOTP と TFTP の両方を実行するサーバが
必要です。詳細な手順については、評価キットに付属するドキュメント内の、
ブートローダの使い方を説明している箇所を参照してください。

        make cerf_config
        make xconfig
        make dep
        make zImage
        cp arch/arm/boot/zImage <TFTP ディレクトリ>

デフォルトの設定では、0xC0500000 にある 4MB の RAM ディスクをルート
ファイルシステムとして使用します。NFS パーティションにあるルート
ファイルシステムをマウントするようにボードを設定することもできます。


I-Gene Leong, Intrinsyc Software Inc.
ileong@intrinsyc.com

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