 Linux Kernel 2.4 Documentation:
/usr/src/linux/Documentation/cpqarray.txt
 Linux Kernel 2.4 Documentation:
/usr/src/linux/Documentation/cpqarray.txt
cpqarray.txt
Compaq の SMART2 インテリジェントディスクアレイコントローラの使用に関する情報
[プレインテキスト版]
  - 原著作者: unknown  
- 翻訳者: 野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>  
- バージョン: 2.4.0
- 翻訳日時: 2001/11/21
このドライバは Compaq の SMART2 インテリジェントディスクアレイコントロー
ラ向けです。
サポートされるカード -
----------------------
このドライバは次のカードで動作実績があります -
        * SMART (EISA)
        * SMART-2/E (EISA)
        * SMART-2/P
        * SMART-2DH
        * SMART-2SL
        * SMART-221
        * SMART-3100ES
        * SMART-3200
        * Integrated Smart Array Controller
        * SA 4200
        * SA 4250ES
        * SA 431
        * RAID LC2 Controller
さらに、実に古いディスクアレイアダプタでも動作するはずですが、私はこれ
らのカードを試験できません -
        * IDA
        * IDA-2
        * IAES
インストール -
--------------
このデバイスを利用するために、ローダブルモジュールを使う場合でも、新し
いカーネルを構築する必要があります。
2.2.x カーネルにパッチを当てます -
# cd linux
# patch -p1 <smart2.patch
次に Compaq SMART2 Disk Array support を有効にし、新しいカーネルを構築
します。
ディスクアレイデバイス用のデバイスノードを作成します -
# mkdev.ida [ctlrs]
ここで ctlrs はあなたが持っているコントローラの数です (指定されない場
合、1 がデフォルトになります)。
EISA コントローラ -
-------------------
EISA コントローラを使いたい場合、insmod や lilo にパラメータを与えなけ
ればならないでしょう。ドライバをカーネル内に組込むなら、ブート時にコン
トローラの IO ポートアドレスを与えなければなりません (IRQ の指定は必要
なくなりました)。二枚の SMART-2/E コントローラが EISA スロットの 1 と
2 にあるとすれば、次のようなブートの引き数を与えなければなりません -
        smart2=0x1000,0x2000
ドライバをモジュールとしてロードするなら、次のようなロードの引き数を与
えなければなりません -
        insmod cpqarray.o eisa=0x1000,0x2000
同時に EISA と PCI のアダプタを使用できます。
ブートする -
------------
ディスクアレイからブートしたければ、修正された lilo の使用が必要になり
ます。その lilo のバージョンでは、Compaq のディスクアレイデバイスを知
る方法が判るように、コードが単に追加されました。
デバイスの名前付け -
--------------------
/dev の中に ida デバイス用のエントリがいくつか必要です。mkdev.ida スク
リプトはデバイスノードを自動的に作ることができます。現状デバイスの設定
は以下の通りです -
メージャー番号 -
        72      ida0
        73      ida1
        74      ida2
        など...
マイナー番号 -
        b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1 b0
        |----+----| |----+----|
             |           |
             |  パーティション ID (0=デバイス全体, 1-15 パーティション)
             |
             +- 論理ボリューム番号
推奨されるデバイスの名前付けのスキームは -
/dev/cciss/c0d0           コントローラ 0, ディスク 0, デバイス全体
/dev/cciss/c0d0p1         コントローラ 0, ディスク 0, パーティション 1
/dev/cciss/c0d0p2         コントローラ 0, ディスク 0, パーティション 2
/dev/cciss/c0d0p3         コントローラ 0, ディスク 0, パーティション 3
/dev/cciss/c1d1           コントローラ 1, ディスク 1, デバイス全体
/dev/cciss/c1d1p1         コントローラ 1, ディスク 1, パーティション 1
/dev/cciss/c1d1p2         コントローラ 1, ディスク 1, パーティション 2
/dev/cciss/c1d1p3         コントローラ 1, ディスク 1, パーティション 3
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日本語訳:野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>
    校正:境真太郎さん <s_sakai@mxn.mesh.ne.jp>
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