ADFS のマウントオプション ------------------------- uid=nnn パーティション内のすべてのファイルをユーザ id nnn に所 有させます。既定値 0 (root)。 gid=nnn パーティション内のすべてのファイルをグループ nnn にし ます。既定値 0 (root)。 ownmask=nnn ADFS の 'owner' パーミッション用のパーミッションマスク を nnn にします。既定値 0700。 othmask=nnn ADFS の 'other' パーミッション用のパーミッションマスク を nnn にします。既定値 0077。 ADFS パーミッションの Linux パーミッションへのマッピング -------------------------------------------------------- ADFS のパーミッションには次から成り立ちます。 Owner read Owner write Other read Other write (古いバージョンでは、'execute' パーミッションがありましたが、これは Linux の 'execute' パーミッションと同じ意味を保持したものではなく、 現在では廃れています)。 次のとおりマッピングされます。 Owner read -> -r--r--r-- Owner write -> --w--w---w Owner read と filetype UnixExec -> ---x--x--x そしてこれらが ownmask でマスクされ、例えば 700 -> -rwx------ とすれば可能な owner モードパーミッションは -> -rwx------ Other read -> -r--r--r-- Other write -> --w--w--w- Other read と filetype UnixExec -> ---x--x--x そしてこれらが othmask でマスクされ、例えば 077 -> ----rwxrwx とすれば可能な other モードパーミッションは -> ----rwxrwx 従って、既定値のマスクで、ファイルが owner read/write を持ち UnixExec filetype を持たない場合は、パーミッションは次のとおりです。 -rw------- しかし、マスクが ownmask=0770,othmask=0007 だった場合、これは次のと おり修正されます。 -rw-rw---- これらのマスクでできることに制限されることはありません。すべてのファ イルのリードビットを与えリードアクセスは可能とするが、既定の書込み保 護を保持する場合 (ownmask=0755,othmask=0577) は次のとおりです。 -rw-r--r-- その結果、Linux 下でどのようなパーミッションを望んでも、パーミッショ ン変換が可能となります。 ====================================================================== 日本語訳:野本浩一