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tipar.txt

テキサス・インスツルメンツ社ハンドヘルド用パラレルリンクケーブル [プレインテキスト版]



   テキサス・インスツルメンツ社ハンドヘルド用パラレルリンクケーブル
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著者: Romain Lievin
ホームページ: http://lpg.ticalc.org/prj_tidev


はじめに
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これは、非常に一般的であるホームメイドのパラレルリンクケーブル --TI8x/9x
グラフ計算機 (ハンドヘルド) とコンピュータまたはワークステーション (Alpha,
Sparc) を接続するように設計されたケーブル-- 用のドライバです。ドライバを
parport --パラレルポート抽象化レイヤ-- でビルドすると、このドライバは
プラットフォームに依存しなくなります。

これは、同じポートに接続された他のデバイス (ZIP ドライブなど) と一緒に
使うこともできます。私は 100MB の ZIP を持っていますが、どちらもちゃんと
動いています!

より多くの情報が必要な場合は、上記 URL の 'TI ドライバ' ホームページを
訪ねてみてください。


必要なもの
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当然ながら TI 計算機と、計算機と通信できるプログラム。TiLP は確実に動き
ます (私が開発者ですから!)。yal92 は、tipar 用に tidev を変更すれば、
使うことができるでしょう (ハッキングが必要になるかもしれません...)。


使い方
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最初に parport サポート (CONFIG_PARPORT_DEV) をコンパイルしておく必要が
あります。カーネルに組み込むか、モジュールにするかしてください。この
ドライバは、新しいデバイス階層 (devfs) をサポートします。

次に、(root になって) 適切なモジュールディレクトリ (lib/modules/2.5.XX)
から、次のようにしてください。

        modprobe parport
        insmod tipar.o

まだ存在しないのなら (普通はそうですが)、デバイスを作成してください。

        mknod /dev/tipar0 c 115 0
        mknod /dev/tipar1 c 115 1
        mknod /dev/tipar2 c 115 2

読み書きできるように、デバイスのパーミッションを設定する必要があるで
しょう。

        chmod 666 /dev/tipar?

これで、TiLP などのリンクプログラムを実行する準備が整いました。適切に
設定をおこなってください (RTFM [訳注:Read The Fucking Manual])。


モジュールパラメータ
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パラメータは、次のように設定できます: insmod tipar 名前=値
現在のところ、ケーブルごとにパラメータを設定する方法はありません。

          名前: timeout
            型: 整数
  デフォルト値: 15
          説明: 1/10 秒単位のタイムアウト値。この時間が過ぎたときに
                 データが得られなければ、ドライバはタイムアウトエラーを
                 返します。

          名前: delay
            型: 整数
  デフォルト値: 10
          説明: マイクロ秒単位のビット間遅延。値を低くすると、データ
                 レートが高くなりますが、伝送の信頼性は下がります。

これらのパラメータは、./include/linux/ticable.h にリストされている
ioctl(2) コールで、どのプログラムからでも実行時に変更できます。ioctl()
などについて 50 ページも記述したりするよりも、それらの使い方やドライバ
の機能を示している ticables ライブラリ (dev_link.c) を見ていただくほうが、
おそらく有益でしょう。このドライバを使うアプリケーションを作成することに
興味がある人にとっては、たぶん、もっとずっと役に立つことでしょう。


奇妙な動作/バグ
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無し。


連絡方法
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roms@lpg.ticalc.org 宛で私にメールが届きます。あなたのメッセージに私が
気が付くように、題名の頭に "TIPAR: " と付けてください。jb@jblache.org の
JB にメールを出してもよいです。彼は、ドライバを Debian 用にパッケージング
しました。


謝辞
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コードは tidev.c と parport.c をベースにしています。ドライバは、テキサス・
インスツルメンツ社からは独立して開発されました。

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翻訳団体: JF プロジェクト < http://www.linux.or.jp/JF/ >
翻訳日:   2004/04/15
翻訳者:   川崎 貴彦 <takahiko(a)hakubi.co.jp>

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