JF Linux Kernel 2.6 Documentation: /usr/src/linux/Documentation/arm/SA1100/GraphicsMaster

arm/SA1100/GraphicsMaster

ADS GraphicsMaster シングルボードコンピュータ [プレインテキスト版]


ADS GraphicsMaster シングルボードコンピュータ

詳細については、Applied Data Systems に連絡をとるか、または、
http://www.applieddata.net/products.html を参照してください
(訳注:現在は http://www.applieddata.net/products.asp) 。

Nicolas Pitre <nico@cam.org> がはじめにこの製品の Linux サポートを
おこない、Woojung Huh <whuh@applieddata.net> が開発を引き継ぎました。

'make config' の類を実行する前に、'make graphicsmaster_config' を
実行してください。これにより、各設定項目のデフォルト値が GraphicsMaster
サポート用にセットされます。

カーネル zImage は、0xC0400000 にロードされ、そこから実行される
ようにリンクされます。

新しい版のボードに付属する ADS ブートローダで、Linux を使用する
ことができます。Linux をロードする方法については、ドキュメントを
参照してください。

サポートされているペリフェラル:
- SA1100 LCD フレームバッファ (8/16bpp ... など)
- SA1111 USB マスタ
- オンボード SMC 92C96 イーサネット NIC
- SA1100 シリアルポート
- フラッシュメモリアクセス (MTD/JFFS)
- PCMCIA, コンパクトフラッシュ
- タッチスクリーン (ucb1200)
- PS/2 キーボード
- LCD スクリーン上のコンソール
- シリアルポート (ttyS[0-2])
  - ttyS0 がデフォルトのシリアルコンソールです。
- Smart I/O (ADC, キーパッド、デジタル入力、など)
  入出力制御関連文書およびユーザ空間プログラムのコード例については、
  http://www.applieddata.com/developers/linux/ を参照してください
  (訳注:正しいリンク先は http://www.applieddata.net/developers/linux/) 。
  このドライバを経由し、PS/2 キーボードの信号が多重送信されます。

これからやろうと思っていること:
- その他全部! :-)

注意:

- ボード上のフラッシュは、3 つのパーティションに分かれています。
  zImage は mtd0 に置かれます。ブートローダを破壊してしまうことが
  ないよう、この領域は読込み専用になっています。mtd1 は ramdisk.gz
  用です。mtd2 はユーザ用フラッシュ空間で、JFFS として利用するか、
  もしくは、気狂いじみたことをしたいならば、その上で ext2 ファイル
  システムを動かすこともできます。ADS ブートローダを使用していない
  場合は、mtd1 パーティションを破壊してしまわないように自分で注意
  してください。

- 16bpp モードでは、ボードに付属するケーブルをそのまま使うことは
  できません。ADS に連絡をとるか、もしくは、マニュアルを読んで
  ケーブルを自作してください。現在のところ、16 ビットモードの
  サポート付きでコンパイルし、色深度の低いモードへ切替えをおこ
  なった場合、タイミングがオフになり、イメージが乱れてしまいます。
  このバグは近いうちに修正されるでしょう。

ご協力していただけるなら、なんでも大歓迎です! nico@cam.org 宛まで
よろしくお願いします。

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