Linux Kernel 2.6 Documentation:
/usr/src/linux/Documentation/filesystems/adfs.txt
filesystems/adfs.txt
Acorn Advanced Disc Filing System に関する情報とマウントオプション
[プレインテキスト版]
- 原著作者: unknown
- 翻訳者: 野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>
- バージョン: 2.6.0
- 翻訳日時: 2001/07/06
ADFS のマウントオプション
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uid=nnn パーティション内のすべてのファイルをユーザ id nnn に所
有させます。既定値 0 (root)。
gid=nnn パーティション内のすべてのファイルをグループ nnn にし
ます。既定値 0 (root)。
ownmask=nnn ADFS の 'owner' パーミッション用のパーミッションマスク
を nnn にします。既定値 0700。
othmask=nnn ADFS の 'other' パーミッション用のパーミッションマスク
を nnn にします。既定値 0077。
ADFS パーミッションの Linux パーミッションへのマッピング
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ADFS のパーミッションには次から成り立ちます。
Owner read
Owner write
Other read
Other write
(古いバージョンでは、'execute' パーミッションがありましたが、これは
Linux の 'execute' パーミッションと同じ意味を保持したものではなく、
現在では廃れています)。
次のとおりマッピングされます。
Owner read -> -r--r--r--
Owner write -> --w--w---w
Owner read と filetype UnixExec -> ---x--x--x
そしてこれらが ownmask でマスクされ、例えば 700 -> -rwx------
とすれば可能な owner モードパーミッションは -> -rwx------
Other read -> -r--r--r--
Other write -> --w--w--w-
Other read と filetype UnixExec -> ---x--x--x
そしてこれらが othmask でマスクされ、例えば 077 -> ----rwxrwx
とすれば可能な other モードパーミッションは -> ----rwxrwx
従って、既定値のマスクで、ファイルが owner read/write を持ち
UnixExec filetype を持たない場合は、パーミッションは次のとおりです。
-rw-------
しかし、マスクが ownmask=0770,othmask=0007 だった場合、これは次のと
おり修正されます。
-rw-rw----
これらのマスクでできることに制限されることはありません。すべてのファ
イルのリードビットを与えリードアクセスは可能とするが、既定の書込み保
護を保持する場合 (ownmask=0755,othmask=0577) は次のとおりです。
-rw-r--r--
その結果、Linux 下でどのようなパーミッションを望んでも、パーミッショ
ン変換が可能となります。
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日本語訳:野本浩一 <hng@ps.ksky.ne.jp>
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