Linux Kernel 2.6 Documentation:
/usr/src/linux/Documentation/powerpc/zImage_layout.txt
powerpc/zImage_layout.txt
Linux/PPC カーネルイメージに関する情報
[プレインテキスト版]
- 原著作者: Cort Dougan <cort@fsmlabs.com>
- 翻訳者: 川崎 貴彦 <takahiko@hakubi.co.jp>
- バージョン: 2.6.0
- 翻訳日時: 2002/03/19
Linux/PPC カーネルイメージに関する情報
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質問/コメント/修正事項などがありましたら、私 (Cort Dougan,
cort@fsmlabs.com) 宛にメールをくださるよう、よろしくお願い
致します。
この文書は、PReP システムのブート方法、および、そのブートメカニズムと
Linux/PPC の連携方法に関する幾つかの質問に答えようとするものです。他の
(訳注:PowerPC ベースの) アーキテクチャのブート方法に関する情報も、同じ
ようにこの文書に含めることができれば良いと考えています。何か御提供いた
だける情報などがありましたら、私までお知らせください。
1. PReP ブートファイル
このファイルは、PReP システムをフロッピーもしくはハードドライブから
ブートする場合に必要となります。ファームウェアは PReP パーティション
テーブルのエントリを読み込み、その内容にしたがってイメージをロード
します。
zImage をブートさせるには、zImage を 'dd if=zImage of=/dev/fd0h1440' で
フロッピーに書き込むか、もしくは 'dd if=zImage of=/dev/sda4' で PReP
ハードドライブパーティションに書き込んでおく必要があります (ハード
ドライブに書き込む場合は、fdisk コマンドにより /dev/sda4 が PReP
パーティション (番号 0x41) としてフォ−マットされていることが前提と
なります) 。
イメージフォ−マットのレイアウトは次のとおりです。
0x0 +------------+
| | PReP パーティションテーブルエントリ
| |
0x400 +------------+
| | ブートストラッププログラムのコードとデータ
| |
| |
+------------+
| | 圧縮カーネル、ELF ヘッダ無し
+------------+
| | initrd (ロードされる場合)
+------------+
| | ブートストラッププログラム用の ELF セクションテーブル
+------------+
2. MBX ブートファイル
MBX ボードは、ELF イメージをロードし、適切なメモリ位置に再配置する
ことができます。イメージは、リンクされた位置にコピーされます。
翻訳団体: JF プロジェクト < http://www.linux.or.jp/JF/ >
翻訳者: 川崎 貴彦 < takahiko@hakubi.co.jp >
校正者: 野本 浩一 < hng@ps.ksky.ne.jp >
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