JF Linux Kernel 2.6 Documentation: /usr/src/linux/Documentation/powerpc/zImage_layout.txt

powerpc/zImage_layout.txt

Linux/PPC カーネルイメージに関する情報 [プレインテキスト版]


              Linux/PPC カーネルイメージに関する情報
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質問/コメント/修正事項などがありましたら、私 (Cort Dougan,
cort@fsmlabs.com) 宛にメールをくださるよう、よろしくお願い
致します。

この文書は、PReP システムのブート方法、および、そのブートメカニズムと
Linux/PPC の連携方法に関する幾つかの質問に答えようとするものです。他の
(訳注:PowerPC ベースの) アーキテクチャのブート方法に関する情報も、同じ
ようにこの文書に含めることができれば良いと考えています。何か御提供いた
だける情報などがありましたら、私までお知らせください。


1. PReP ブートファイル

  このファイルは、PReP システムをフロッピーもしくはハードドライブから
  ブートする場合に必要となります。ファームウェアは PReP パーティション
  テーブルのエントリを読み込み、その内容にしたがってイメージをロード
  します。

  zImage をブートさせるには、zImage を 'dd if=zImage of=/dev/fd0h1440' で
  フロッピーに書き込むか、もしくは 'dd if=zImage of=/dev/sda4' で PReP
  ハードドライブパーティションに書き込んでおく必要があります (ハード
  ドライブに書き込む場合は、fdisk コマンドにより /dev/sda4 が PReP
  パーティション (番号 0x41) としてフォ−マットされていることが前提と
  なります) 。

  イメージフォ−マットのレイアウトは次のとおりです。

  0x0     +------------+
          |            | PReP パーティションテーブルエントリ
          |            |
  0x400   +------------+
          |            | ブートストラッププログラムのコードとデータ
          |            |
          |            |
          +------------+
          |            | 圧縮カーネル、ELF ヘッダ無し
          +------------+
          |            | initrd (ロードされる場合)
          +------------+
          |            | ブートストラッププログラム用の ELF セクションテーブル
          +------------+


2. MBX ブートファイル

  MBX ボードは、ELF イメージをロードし、適切なメモリ位置に再配置する
  ことができます。イメージは、リンクされた位置にコピーされます。



翻訳団体: JF プロジェクト < http://www.linux.or.jp/JF/ >
  翻訳者: 川崎 貴彦 < takahiko@hakubi.co.jp >
  校正者: 野本 浩一 < hng@ps.ksky.ne.jp >

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