上で例に挙げた autoexec.bat の内容を説明します。
@ECHO OFF prompt $p$g
この 2 つは autoexec.bat で行なうバッチ処理の内容表示 をしないという指定と、 使用する DOS Prompt の設定です。
if "%config%" == "Linux" goto linux
ここで、config.sys で設定した %config% 変数の値を見て、 Linux の起動の場合は :linux のラベルまで飛ばします。
loadhigh c:\dos\smartdrv.exe /x a b- c+ d- e- f- g- h- 1024 /B:4096 > nul loadhigh c:\dos\mouse.com > nul c:\dos\nlsfunc.exe c:\dos\country.sys c:\dos\chev.com jp path c:\dos;c:\tools\bin set path=%PATH%;c:\Win31J
DOS 用のディスクキャッシュドライバとマウスドライバの起動/設定、 それから日本語表示用の設定、パスの指定です。
if "%config%"=="Interlink" goto interlink goto start :interlink loadhigh c:\dos\share.exe goto start
ここで、 InterLink を使う場合にのみ、share.exe を ロードするよう設定しています。
:linux c:\loadlin\b_linux
ここで、LOADLIN を実行するよう指定しています。 私の環境では、 c:\\loadlin\\b_linux.bat に LOADLIN の コマンドを書いて、バッチファイルで LOADLIN を実行する ようにしてあります。LOADLIN についての詳細は、LOADLIN の パッケージを展開してできる Readme を参照してください。 ここから先はもう Linux が起動してしまいますので、 以後の記述は Linux 起動時には関係ありません。
あと、重要な注意として、ディスプレイが日本語表示モードだと LOADLIN の起動後、Linux の起動メッセージが画面に表示されません。
これを防ぐために、LOADLIN の起動用バッチファイルの先頭、 サンプルにある
smartdrv /Cの後に、
chev usという行を追加しておくと良いでしょう。
これで、日本語表示モードからでも、バッチファイルの実行で Linux を起動できます。
お試しください。
:start c: c:\dos\doskey > nul
ここは DOS 用の共通設定を指定しています。 ちなみに上はドライブの指定と doskey のロードを実行しています。