3.2. ハードウェア設定ガイドライン

大規模なクラスタを設定するには、検討が必要です。どこにマシンを 置くのか。どこかテーブルの下では駄目なのか、それとも私が望んでいる オフィスの真ん中なのか。ちょっとしたテストだけがしたいなら十分です。 しかし N ノードのクラスタを設置する予定なら、マシンが十分に稼動できる 環境にしなければいけません。

これから説明するのは、1 つ以上の 19 インチラックにマシンを設置し、 直接単独で接続するか、それともすべてのノード間を 1 対 1 でクロス 接続するかというネットワーク・トポロジーを適切に設定する話です。また マシンをまかなうのに十分な電力と負荷に耐えられる空調装置もあわせて確認する 必要があります。また停電に備えて、UPS がきちんとシステムを shutdown する のかも確認してください。マシンのコンソールに簡単にアクセスするために、KVM (キーボード、ビデオ、マウス)スイッチにお金を使う必要があるかもしれません。

ところでそのような投資に見合った規模のノードがない場合でも、個々 のノードに簡単にアクセスできるようにしてください。マシンの CPU ファンが 故障したり、ハードディスクが故障したりした時に困らないように。つまり トラブルが発生してクラスタをシャットダウンして、一番下のマシンに手を届かせる のに多量のマシンをどかさなければならないようでは駄目だ、ということです。