「Debian 流」に openMosix をインストールするのは下記の通り簡単です。
まずパッケージをインターネットからダウンロードします。このドキュメントを書いて いる時点では 2.4.20 用が利用できなかったため、2.4.19 用のパッチを使わなければ いけませんでした。必要になる Debian の設定は下記の通りです。 http://packages.debian.org/unstable/net/openmosix.html, http://packages.debian.org/unstable/net/kernel-patch-openmosix.html, http://packages.debian.org/unstable/misc/kernel-package.html, http://packages.debian.org/unstable/devel/kernel-source-2.4.19.html. apt-get でもインストールできます ;)
次は、openMosix が利用可能なカーネルの作成方法です。
通常は下記の手順を踏みます。
cd /usr/src apt-get install kernel-source-2.4.19 kernel-package \ openmosix kernel-patch-openmosix tar vxjf kernel-source-2.4.19.tar.bz2 ln -s /usr/src/kernel-source-2.4.19 /usr/src/linux cd /usr/src/linux ../kernel-patches/i386/apply/openmosix make menuconfig make-kpkg kernel_image modules_image cd .. dpkg -i kernel-image-*-openmosix-*.deb |
openMosix 用のカーネルと設定済みの /etc/openmosix.map でリブートすれば、 マシンが互いにやり取りし、プロセスをマイグレートする openMosix クラスタが 手に入るはずです。
下記のちょっとしたスクリプトを動かしてテストもできます。
awk 'BEGIN {for(i=0;i<10000;i++)for(j=0;j<10000;j++);}' |
Debian マシンでも openMosixView を設定できます。
apt-get install openmosixview |
openMosixView のインタフェースは快適で、様々なマシンの負荷を表示し、手動 でプロセスをマイグレートする機能を備えています。
openMosixView についての詳しい話は、このドキュメントの別のところに書いて あります。